スターフライヤーかなりいい

最近、スターフライヤーに乗る機会が多い。これまで北九州へ行く機会はそれほどなかったので乗る機会がなかったが、先日、羽田-福岡便が、開始されたからだ。

そもそも、個人的に、LCCが大好きで、15年前ぐらいにもスカイマークエアラインズが営業を開始した際にも、うれしくて、数日以内に搭乗した覚えがある。その最初に搭乗した際に、座席の冊子に、飛行機を飛ばそうと考えてから実際に営業開始に至るまでのストーリーを掲載されていて、そのストーリーを読みながら、最初の思いを大切にして、きっといろいろな苦労やハードルを乗り越えてこられたことを想像して、感動した覚えがある。というか泣いた。「日本の空を安くする」ために、人が集まり、時間を投下し、リスクを背負い、そして、実現された。

ベンチャーとは、世の中を変えようと思って実際にがんばっているところこそが、もっとも重要、つまりもっとも「重く」て、もっとも「カナメ」なのだろうと思う。ベンチャーを構成するチーム全体に、まだ社会に無いことをやり遂げるぞという、エネルギーが満ち溢れる状態で。そのエネルギーは無限に発生していて、そのエネルギー次第で事を成すのだろうと思う。女子高生以上にキュゥべえに食べられるべき対象かと。

で、スターフライヤーのいいところ。

・サービスが良い

最近、ANAなども取りやめているドリンクが標準でついている。ちなみにコーヒーはタリーズコーヒーでチョコ付き。夜便では、最近流行りのノンアルコールシャンパンも。しかも朝一便にはサンドイッチ付き。「ドリンク、サンドイッチのお代わり要りませんか?」というアナウンスまであった。

・席が充実している

一定程度、広い。(というか、国内便だと、スカイマークが狭いだけだが。)どの機体に乗っても、コンセントがあり、電源の充電ができ、時々、USBまである。全機、ディスプレイがついていて、オーディオプログラムやビデオプログラムまで用意されている。

・株主優待券がある

スターフライヤーは、株主優待券が流通している。(先日、上場したが、優待券は上場前から流通している。)

ちょっと前までANA便やJAL便の株主優待券はフル活用していた。理由としては、安い、ということに加えて、決済が当日だったので、事実上、無料でのキャンセルや変更が可能だったからだ。最近は、普通の予約と同様に、予約後3日以内の決済となった。ついては、キャンセルをすると、手数料、と言っても数百円だが、が掛かってしまう。且つ、ANAの株主優待券は、1万円前後の流通価格。羽田<>沖縄の往復でも半額になるのでまぁ妥当な価格だが。

それに対して、スターフライヤーの株主優待券の流通価格は、4,000円程度。且つ、決済期限が、出発の当日まで。つまり事実上、無料でキャンセルや変更が可能。株主優待券で定価の32,000円の半額の16,000円に、優待券代4,000円を足しこんでも20,000円。スカイマークの当日の定価が20,000円程度なので、ほぼ変わらない。スカイマークが満席になるリスクを想定すると、会社で株主優待券を多めに在庫して、キャンセラブルなチケットを事前に予約するのは悪く無いと思う。(といっても、いつ、キャンセル手数料が発生するシステムに変更するか分からないが。)

・往復の場合、帰り分を、2ヶ月前より前に、同時に買える

スカイマークだと、2ヶ月前にしかチケットを購入できないので、往路は買えても、復路が買えなかったりするが、スターフライヤーだと、2ヶ月前に往路が買えるタイミングで、復路も購入可能。プライベートだとけっこう大切。

・全体的に落ち着く

登場直後の「安全のアナウンス」のビデオが、フライヤーニンジャ。こんなにクオリティの高いのは見たこと無い。

また、もっとも感動したのが、「スターフライヤーと提携した機内でしか見れないプログラム」。

ちなみに、オーディオプログラムの方が、FPMのニューアルバムの紹介。さらに、ビデオプログラムの方が、サカナクションのインタビュー付きのPV特集の番組。サカナクションの「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」のPVが、機内で流れるとは。機内で集中して仕事をしようと思ったが、ビデオを見るのに集中して仕事が全くできなかった。こんな機体数の少ないLCCで、なぜにわざわざ独自プログラムを作って、且つ、こんなにクオリティが高いのか。個人的には大満足ながら、さすがに過剰投資では?ぱっと機内を見た感じ、サカナクションを見ている人は見当たらなかったし。

乗り降り&上昇降下中の際の音楽もかなり来ている。先日は、DAISHI DANCEだった。普通、このタイミングが、iPhoneの自分の音楽も聴けないし、音楽プログラムも動いていないし、一番、ストレスを感じるタイミングだが、おかげで大満足。

ちなみに、スターフライヤーが出しているコンピレーションアルバムも悪くない。選曲もいいが、ジャケットもいい。引き続き、なぜCDを出しているのかが謎だが。どこに金を掛けているのかと思う。

 

そんな感じで素晴らしく良いエアラインなので、ぜひどうぞ。

 

ところで、この前、スターフライヤーで、前の席の人が自分のリクライニングシートを後ろに完全に倒してきて、狭い思いをした悲しいお話を。

乗機した際に、すでに前の席の人が座っていて、且つ、自分のシートを完全に後ろに倒していた。出発直前に戻し、上昇が終わると、即座にまた完全に倒してきた。なかなかの強者である。ちなみに40歳過ぎの帽子をかぶったおじさんだが。倒されたからと言って、僕も、と、自分の席を後ろに倒すほど度胸がない。結局、PCを開くスペースもなく、本を読みながら過ごしていたが、ともかく、すごく腹立たしい。

何が腹立たしいって、このリクライニングの機能について。

飛行機に載っている人、おそらく全員が、リクライニングをしたいと思っているに違いない。しかし、「遠慮」という空気に流されて、誰も倒していない。特に国内線は。時々、その空気を破れる強者だけが、広い思いをしている。一人だけリクライニングすると迷惑だが、自分も前も後ろの人もリクライニングすれば誰も困らない。そのハッピーな解を実現化できない、この非効率さに、ただただ腹立たしい。個人的には、非効率なものを見ると、許せない気持ちになる。非効率が、世の中で一番、腹立たしい。

本来は、全員が、たとえば、ちょうど半分ぐらいをリクライニングさせるべきではないか。僕は強烈に、当日の飛行機に載っているお客さん全員と脳がつながって、そうしようと伝えたかった。テレパシーを送りたかった。くぅーっ、と思ったが、さすがに送れなかった。本来は、そういうものだという常識を作りたい。ちなみに我社では、社内の研修にバスを貸しきって移動する際に、「全員、少しずつ倒しましょう!」と言って、全員で倒したことがある。なぜ他人同士だとこれが出来ないのであろうか。こういう事象はいくらでもある。つながっていないからこその不自由さ!!他人にコミュニケーションを自由にできないのが、本当に腹立たしい。

 

ちなみに、ちょっとしたTIPSであるが、当日、飛行機に乗る際に、満席だったらどうしようもないが、そこまでではない場合、わざとギリギリの時間に、機械を使った自動チェックインで、座席の変更を行い、自分の前や後ろが空いている席を選択する。そうすることで、上記のような悲しい思いにもならないし、もしくは、後ろを気にせずリクライニングすることができる。もちろん、国内線、国際線問わず、空いている席に移動するのは、普通、自由なので、事前にそこまでしなくてもいいんだが。

食べログの不正業者対策は、個人認証の強化だろう

食べログの不正業者が飲食店から金銭をもらって、ランキングを上げている件について

「食べログ」ランキング不正操作のステルスマーケティング業者は法的措置も  カカクコムが39社把握

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120105_502732.html

 グルメサイト「食べログ」において、好意的な口コミを投稿してランキングを上げる代わりに、飲食店から金銭を受け取る不正な業者が存在すると報じられた件で、同サイト運営元の株式会社カカクコムは5日、こうした行為を停止しない業者に対しては法的措置も視野に入れて対応していく考えを明らかにした。

食べログは、飲食店に訪問したユーザーが5点満点で評価や口コミを投稿できるサイト。カカクコムによれば、飲食店より「不正業者から食べログへの口コミ代行等の営業を受けた」との通報が2011年1月ごろに寄せられ、その際に業者が示した営業資料などに基づき独自で調査を実施。同年12月までに延べ39社の不正業者を把握したという。

食べログでは、恣意的なランキングの操作を排除すべく、飲食店の評価にあたる「点数」の算出方法を継続的に変更しているという。同社は「美味しいお店が見つかるグルメサイト」の価値を維持し発展させるため、今後もさらなる機能改善・運営体制の強化を行っていくとしている。

この問題は非常に難しい。

もちろん、当社でもCGM監視を専門的に行なっているので、こういう不正を目視ででも監視し、どうすれば、もっと健全なCGMな社会になるのかは、日々、追求している。こういう問題には比較的専門的には対処できる。が、しかし、当社もがんばるが、不正業者とのイタチごっこの様相もあり、なかなか難しい面もある。

監視の強化や「業者の投稿を探しだそう」以外に、この問題をクリアする方法はいくつかある。
位置情報を活用して、チェックインをさせておいたり重要視するのも手だろう。実際、今時、スマホで利用し、スマホで投稿しているのだから。(不正業者も、不正をするのが大変だ。)

また、今回のエントリーの主題であるが、そもそも個人認証を強化することも大切だ。
具体的には、カード認証でも何でも良いので、個人認証を強化することで、不正がしにくくなる。不正がバレたら、その個人アカウントでは永久に口コミができなくなるからだ。また、口コミのレビューの重み付けも、エッジランク的に、友達、もしくは、友達関係が強い人を重くすることで、少々紛れ込んできても、その影響を極小化できる。

 

ところで、Rettyをはじめとした、Facebook便乗派、Facebook信奉派の攻勢には、CGMサービスを今日時点で運営するにあたって、非常に意識をしなければならないと思う。実際、Facebookと完全連動することにより、個人認証の部分をかなり省略することができる。チェックインの機能も充実してるし。結果、今回のような問題はかなり発生しにくい。エンドユーザの立場としても、ぶっちゃけ、最近出てきたサービスで、Facebookアカウントで、Log in or Sign up できないと、「なんだかなぁ」と思う自分もいる。(ちなみに、Rettyは、Twitter認証のみでも大丈夫なので、本件には厳密にマッチしない。)

やるなら、Facebookに対応するという気持ちではなく、心の底から、Facebookに惚れ込んで、そこに心中するぐらいの覚悟でやらないといけない。

業界としては、もはやFacebookは、サービスではなく、インフラである。

任天堂DSで戦うのもいいが、ベンチャーだけでなく、大手企業ですら、Facebook上でZyngaみたいになるものいいと思うし、iTunes、App Storeやゲームセンターに乗っかりに行くのも現実として良いと思う。まぁ、任天堂はiPhone向けにゲームをリリースする気にはならないでしょうけど。

というか、5年後を予測しろ、と言われたら、CGMのサービス分野は、「Facebook信奉派」のサービスが、けっこうなジャンルで勝っている方に賭ける。

現CGMサービスをFacebookに少しずつ対応していくのもいいと思うが、現サービスのリニューアルだと、どうしても機動力に欠けがちだと思うので、個人的には、自社競合覚悟で、別に立ち上げるべきではないかと思う。もっと言えば別資本で。云わば、ANAにおけるPeachやエアアジアジャパンみたいな感じで。ちなみに、もしもそのパートナーに入らせてもらえるものであれば、喜んで入りたいので、ぜひお声がけいただけると嬉しい。

 

最後に改めて総論だが、こういう問題が発生したところで、CGMが社会の中でコアになる世の中の変化は止まらない。

今日時点の食べログのように、サイトに登録して自分の一部を投稿するようなサービスではなく、つまり「自分の脳の一部をクラウドの向こう側に置く」のが問題になったところで、では置かないようにしよう、という着地には至らず、こういう問題が発生するからこそ、(たとえば、Facebookのように)日常生活も、友達関係も、決済も、自分のアイデンティティや脳まるごと全部こそを、クラウドの向こう側に置こうぜ、という解になる。

どうせ、そのうち、Googleの検索履歴、カードの決済履歴、自分の位置情報履歴、も含めて、公開しにいく時代になる。

ブログを始める

世の中に数々のソーシャルメディアがあるが、上田個人としては、ブログはあまり好きではない。

本来、我々人類として、最終型のソーシャルメディアなサービスとして、もっと別の形があると思っている。まだブログより、Facebookのほうが、より良いサービスだと思っている。ただ、それでも物足りない。

僕の中で、ソーシャルメディアのよりあるべき姿を表す単語は、「ライフログ」だ。
具体的な説明は面倒なのでここではしないが、ブログみたいに、こんな自由な記述方法って、使い勝手が悪い。もっと形式化してくれないと、「書き手」も「読み手」も「探す人」も使い勝手が悪い。

映画の記事を書きつつ、経営の記事も書く。
映画の記事も読みつつ、経営の記事も読む。

こんなもの、どうやって整理して、どうやって見るというのだろう。

日々ブログもけっこう読んでいるが、それ以上に、Y!映画のレビューや、食べログの口コミや、Amazonや楽天のレビューを読んでいる。もっといえば、ブログにちゃんとしたことを書いているのを見たり、感動するようなエントリーに出会うたびに、「こんな雑多なところにおいちゃって。。なんて勿体無い。。」と感じる。Googleが、「検索キーワード」で、がんばって集約してくれているが、その頑張りがなければ、本当に使い勝手が悪い。

もっと言えば、そもそもレストランのオフィシャルサイトって見づらい。全部、オフィシャルサイトを閉鎖して、食べログやRettyやぐるなびになっていいと思う。同様に、そもそも企業のオフィシャルサイトって見づらい。全部、Alibabaになってもいいと思う。というかAlibabaはすごいよな。

ブログが存続している理由は、たぶん、「自分の記事なのだ、という気持ち」や、「自分のアイデンティティ」が大切なのだろうと思う。だから、内容軸で整理されたCGMではなく、自分という個人軸でまとまったブログが愛されているのだと思う。それって、すごく自分目線で、社会目線ではない。社会側としては、有意義な情報が有意義な形でまとまっているのが好ましく、いろいろなところに拡散して欲しくない。

ただ、じきに、自分と回りの人がどんどん溶けて行って、「自分って誰?」って状態になり、アウトプットだけが存在する社会になる。その頃には変わるだろうな。アントレプレナーセンター福島さん風に言うと、「通りすがりの者ですが」と、謙虚だからこそ言うのではなく、自分と他人を区別するのが面倒だから言う世の中になると思う。

とはいえ、まだ「自我」がある現世では、マーケティング施策上、参加者モチベーションのために、「個人軸」も大切にしてブログやFacebookみたいなサービスをしていかないといけない。(どうして、「僕の頭と僕の右手との関係」は、「僕の頭と隣に座っているサラリーマン風の人の右手との関係」が違うのだろう、と思う。)

という、自分の好みに反して、そんな僕もブログを書くことにした。実際、多くのブログに日々、お世話になっているし。新聞やテレビニュースや雑誌の数十倍以上、ブログにお世話になっている。

日頃から、多くのブログを読んでいるが、それらのブログを紹介しようと思う。

 

切込隊長BLOG

面白い理由は、鋭く、まさに切り込んだコメントが多いから。この切り込み度合いは、読んでいて、ドキドキしちゃう。さすが「切込隊長」と銘打っているだけある。こんな面白さは、よほど切った張ったをするつもりじゃないとできない。僕にはこんなことをする度胸がないな。

ライオンの隠れ家

特に、ポール・グレアム、Y Combinatorの記事が翻訳されていて読みやすい。この前の「精神異常者判定クイズ」も面白かったが。Y Combinatorは、シリコンバレーの状況が伝わるし、勉強になるブログ。感覚が伝わってくる。というか、IT業界にいる人は、全員読むべき。ポール・グレアムのエントリーはレベルが高いな。これを書くにはかなりのレベルがないと難しいな。アントレプレナーシップ、テクノロジー、経営、財務、マーケティング、全般の能力とかが必要なのだろうな。

AppbankのTumblr

単純に面白い。お笑い系。これを読まないと一日が始まらない。ところでTumblrは熱いなぁ。

僕のブログもどこで開設するか悩んだものの、やっぱTumblrでしょう、と社内会議で言ったら、却下された。で、WPで独自サイト。

・ニュース系

ニュース系には、大きく、いち早くニュースが載っているのと、そこまで早くはないがそれをまとめてくれている系の2種類があると思う。つまり、いち早く載っている日経新聞と、前後関係をまとめてくれている日経ビジネス、みたいな感じ。個人的には、早さより、まとめてくれているサイトの方が好きだ。ちなみに、日経新聞より日経ビジネスの方が好きだ。

まとめてくれているというのは、
(1)小さいけれど尖ったニュースをピックアップしている。
(2)背景を整理している。
(3)普通に聞きたい点を突っ込んで調査して網羅して記事にしている。
(4)プロならそのニュースで気になるところ、問題にするところをピックアップしてくれている。
具体的には、「Looops斎藤社長のブログ」とか、われらが「ソーシャルメディアラボ」とか、「週刊0510」とか、「ちぎっては投げ」とか。

きっこのブログ

新しいわけではなく、どちらかというと、知らない情報を教えてくれる。最近だと、原発の話とかかなり勉強になる。ちなみに、原発については、敬愛するジェームズ・ラブロックの本、「ガイアの復讐」もすごく勉強になる。

eli official website

これは経営は関係ないブログ。
元ラヴ・タンバリンズのボーカルのeliさんのブログ。大好き。このエントリーとか、かなりぶっちゃけて書いてらっしゃる。

DeNAの南場社長のブログ
これは天才ですね。さすが。これは常人には真似できない。最近の1つエントリーされたが、過去ログをまだ読んでいないのであれば漁ってみても楽しいかと思う。「尖り」具合と「面白い」具合が絶妙にミックスされている。

昔読んだこのカラスのエントリーも忘れられない。今でも、東京で朝方にうるさいカラスを見るたびに、「たしかにこいつにWifiステーションが乗ればな」と思う僕もいる。

 

これらのブログを見るかぎり、やはりブログを書く以上、尖ったことを書かないといけない。

具体的には、普通の人がある事象を見て、Aの要素を10感じて、A10だと思う。
僕もある事象を見て、Aの要素があり、それが10と思いつつ、Bという要素も1ぐらいあるなと思う。結果、ブログ上には、「僕はある事象ってBだと思う。」と書かないと読者に刺さらないし、目を引かない。

そうやって、デフォルメするので、ブログって、炎上がよく起こるのだと思う。
怖い怖い。
気をつけないと!!

炎上を防ぐにはどうしたらいいか?

もっともっと世の中全体で、炎上が起こることが大切だと思う。もっともっと、常日頃から、頭の中身をネット上に晒す社会になって、ある意味、言ってはならないことを言っちゃって、それで炎上するもののあまりに炎上が多すぎて、炎上当たり前の世の中になって、炎上してもそこまでダメージがない、という世の中になってほしい。

たとえば、頭の中がダダ漏れすぎて、あろうことか、「@yujiyuji:今日は、前を歩いている高校生のスカートの中が見れてラッキー」と、つぶやいちゃって、何、会社の社長がそんなつぶやきをしているんだ!と大問題になるところ、しかも赤字決算の際の株主総会へ行く道すがら、だったりして、でも、世の中、そんなポカだらけで、それぐらいのポカは、スルーされる世の中がありがたい。

僕はソーシャルメディアを世の中にもっと普及させる。そして、そういう社会にしてしまおう。

とはいえ、上記は、長期的施策なので、短期的には、面倒なので、やらなさげだが、ちゃんと公開ボタンの前に推敲とやらをしないといけないな。

ドリームプランプレゼンテーション

12月の中旬にドリームプランプレゼンテーション、通称、ドリプラ、に、コメンテーターとして参加させて頂いた。

http://drepla.com/

事業の価値を説明するのではなく、その事業が社会に広まった時、どんなシーンが起こるのかを体験してもらうのがドリームプラン・プレゼンテーションです。
プレゼンターは10分間という限られた時間の中で、事業の価値、あきらめない理由を伝え、見ている人たちに大きな感動と共感を与えます。その結果、真の支援者を集めることができるようになるのです。

前日の予選も含めて、今年も素晴らしいプレゼンテーションだった。

夢に向かってがんばっている方々の姿を見て、感動しながら、勇気づけられ、また、もっと自分自身が頑張らなくては感じれる。

どうすれば、10分間のプレゼンテーションで、ここまでたくさんの人を感動の涙で溢れさせることができるのだろうか。このプレゼンテーションの素晴らしさは不思議でしょうがない。本当に信じられないことであるが、このプレゼンテーションには、事業計画もない。プレゼンには文字もない。それでも毎年のことながら、泣ける。
ドリプラを超えるほどの感動するプレゼンテーションには出会ったことがない。
あるプレゼンテーションでは、「日頃から感謝を伝え合える社会にしたい。」という夢を語っている方がいた。そのプレゼンテーションでは、ボランティアでゴミ拾いに参加したこと。そのゴミ拾いのボランティアであっても皆さん笑顔で楽しくゴミ拾いをされていらっしゃること。にも関わらず、通常の日中の仕事では、楽しくはなく笑顔でもなくつまらなく過ごしているケースがあること。

ゴミ拾いでも笑顔なのに、仕事で笑顔では無いって。落ち着いて考えると、考えられないぐらいすごいことである。まぁでもありそうである。そういった世の中を変えて行きたい、職場を明るくしたい、職場のみんなが互いに感謝を言い合える場にしていきたい、だからこそ、感謝を言い合える場を作るのだ!とプレゼンされていた。彼なりに過去の人生で、いろいろな体験をしてこられており何としてでも改善したいのだと伝わってきた。一見、無謀、且つ、事業と呼ぶには収益性やら何やらが抜け落ちているように見える。ただ、事業において何よりも重要なのは、志や気持ちなのだということを、改めてこのプレゼンテーションを聞くと認識させられた。

 

実際、自分自身もこのプレゼンを聞いて、いろいろ考えこんでしまった。ガイアックスにおいても、本当に多くのメンバーが常にがんばってくれているし、人生の大切な時間を突っ込んでくれている。時にはかなりの無理もしてくれている。人によって大切なことは異なるとは思うし、ワークライフバランスなどなどもあると思うが、ほぼどのようなケースであっても、明らかに目が覚めている時間の最大値をガイアックスに投資してくれている。人によってはご家族に何かあった場合、一時的にそちらを優先することもあるかもしれないが、実際にはどなたもガイアックスがご家族と並ぶもしくはそれ以上の大きなポーションを占めている。会社というのはそこまで重いものである、という認識を、このプレゼンを聞いて、改めて痛感した。(もっとも、当たり前だが、「組織」や「組織の維持」や「組織に属していること」を目的とせず、「組織の目的」や「事業理念」こそを目的としなければならないが。)

 

そもそも事業立ち上げには、気持ちというエネルギーが必要。
これまでベンチャー業界に足を踏み入れて10年を超える。事業をいろいろ見てきて、「ビジネスアイデア」や「機を見て云々」や「仕組み」だけでは事業が立ち上がらないのは、何度も実感している。強い気持ちがないと。

ドリプラでは、HPにも記載されているが、下の2点を一番大切にしている。この気持ちを本気で伝えてくるから、本気で伝わってくるから、聞いていて感動するのだろうと思う。

<最高の価値の体験>
その事業が成功し、世の中に広がっていく中で、生まれる最高の価値を誰にでもわかるような感動の物語として伝えます。事業の価値を説明でなく、疑似体験的に伝えます。最高の価値に感動、共感していただければ、それを実現するために必要な経営資源は、後からいくらでも集めることができるようになります。

<あきらめない理由>
どんな困難や問題が起ころうとも、どんなに時間がかかろうとも、それらを乗り越えて、夢を実現することができる自分だけの理由を明確にします。自分の過去の体験や感性、人生観と、これからやろうとしている夢をリンクさせます。支援者は、あきらめない理由がある人を支援します。

もっと知り合いに、もっと社内に、参加することをオススメすべきだったとすごく後悔している。

ただ、きっと、僕がブログで書いた所で、伝わらないだろう。
今年、2名の社員が一般観覧されたが、やはり涙が止まらなかったとのこと。で、曰く、「まさかここまでのイベントだったと思いもしなかった。先に言ってくださいよ。」
どう伝えればいいのかが、分からない。

株主代表訴訟と役員報酬

最近のニュースから。

JR東役員らに57億賠償請求=超過取水で株主代表訴訟-東京地裁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011120500340

 JR東日本が新潟県内の信濃川で水力発電用の水を超過取水し、水利権を取り消された問題で、同社の株主3人が5日、会社に損害を与えたとして経営陣ら20人を相手に、計57億円の賠償を求める株主代表訴訟を東京地裁に起こした。

法律違反なのだから、ということで、その法人の役員に対して株主が代表訴訟をするのは、至極まっとうな気がする。

しかしながら、JR東日本クラスの大きな会社で、どこまで役員がこの不正に関与していたのか、というと、とてもじゃないが、そこまで関与しているとは思えない。オリンパスのケースにおいて日本の役員陣が知らなかった、、とは思えないが、この程度の不正であれば、役員会のメンバーに事前に裏でコンセンサスを取るほどのことでもないし、また、部長クラスの暴走で、担当役員クラスですら、知らなかったということもありえると思う。

もちろん、役員として、こういった不正が発生しないように、社内に対する監査体制やガバナンス体制を作ることは大切だと思うが、作ったところで、時々はこういう漏れも発生して、不正も発生することがあるだろう。そして、この責任を役員個人が背負うということも、ケースによってや裁判によっては、発生してくると思う。少なくとも、株主代表訴訟、つまり法人が役員個人を訴えている形なので、一時的には、少なくとも、法人ではなく個人としてこの裁判を受けなければならず、場合によっては弁護士費用なども発生してくる。

敗訴の場合においても、裁判で役員個人の資産状況や報酬状況を考慮して、損害額の着地をしてくれたらいいが、そういうのを考慮してもらえないだろうし、即個人破産になることもあるだろう。

個人的には、「売上規模の大きな会社の役員において、自分自身が不正を行わない場合によっても、こういう大きなリスクが乗っかってくる」という事自体は、賛成だが、それに相対する形で、役員報酬額は欧米レベルぐらいに上げていかなければならないと考える。

売上で兆を超えるクラスの役員の報酬が年間数千万円の下の方って、いうのは、あまりにグローバルスタンダードから乖離しているし、本件のような事例が増えれば増えるほど、アンバランス感が増大すると思う。

結局、大手企業における役員は、「サラリーマンの延長」という位置づけで社内コンセンサスを取れているが、訴訟されることも含めて、社会全体でコンセンサスを取れているのか、というと、そうではないのだろう。

「サラリーマンの延長」として、位置づけられ、報酬額も普通のサラリーマンの数倍程度まで、でコントロールされている社会と、欧米のようなケタ違いの報酬をもらいつつプロ経営者として業務執行する社会と、どちらの社会が幸せな社会か分からないけれど、「株主代表訴訟をしてくる普通の一般投資家」は、あくまで「兆の規模の会社の経営を責任持って業務執行している人」として接してきているので、そこにずれがあるのだろうと思うし、結論的には、そういう社会になっていくのだと思う。

ケタ違いの報酬をもらいつつ、無事、引退をしたら、その多くのお金を、税金で取られるなり寄付をするなりをして、余ったものは適切に社会にお返しするぐらいの文化が、一番良いなぁと思う。