シェアリングエコノミー検討会、政府の会議なのに単純に最高に面白い

金曜日のこのシェアリングエコノミー検討会という会議、かなり面白かった!

佐別当さんのFacebook投稿から

第1回シェアリングエコノミー検討会、想像以上に有意義な会でした。日本のルールメイキングをされてきている知見のある方々、シェアエコ推進に向けてその見識を提供頂き、とても心強い。NHK、テレビ朝日、毎日新聞などメディアや傍聴も多く、注目度の高さを感じました。議事録はまた公開されると思いますが、新しい社会作りに向けて動き出した感のある場でした。

本日の資料は以下に公開されています。特にEUのシェアリングエコノミーに関するガイダンスの紹介もされ、プラットフォーマー・ホスト・ゲストについて分けて議論する重要性、ホストがゲストに、ゲストがホストになるCtoCの特徴について理解された上で議論されていたのはほんとに最先端な場だと感じました。

その上で、既存の業法やBtoCの企業中心のサービス提供と違い、顧客のコントリビューションによって効率が高まり、安全性を高めるという合意形成の重要性という話は目から鱗でした。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/senmon_bunka/shiearingu1/dai1/gijisidai.html

 

ニュースもいっぱい取り上げてもらっている。これは、テレ朝さん。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000078700.html

民泊やライドシェアなどシェアリングエコノミーと呼ばれる新しいビジネスについて、提供者と利用者のトラブルを防ぐためのルール作りを進める検討会議が始まりました。

 

 

なぜ、こんなにおもしろいのだろうかね。
政府の会議がこんなにおもしろいものだなんて、知らなかった。

あまりに、「今の社会」に対して、「完全に次の社会」の議論だから、本当にいろいろな想定や、解釈があって。

その想定をめぐり、各界の第一人者がこれまでの多くの経験を元に、ぐいっと切り込んでくる。しかも、それに対して、一瞬で、他の人から、レベルの高いレスポンスが返ってくるという。

ある食材があって、それに対して、和洋中の一流の料理人が、入れ代わり立ち代わり、その素材に手を加えて次の人につなげていくんだけど、その手の加え方一つ一つが、想像してなかった感じで切り込む感じ。
共創とか、発散とか、バランスとか、そういうのが、絶妙な感じ。

うーん、この楽しさを説明できない。
当たり前だけど、みんな、ちゃんと社会のこと考えてて。それが伝わってきて。

生きててよかったー。

 

僕が、特等席でゲームに参加して、ここまで満喫できているのは、本当に、支えてくださっている協会の会員さんやメンバーや、そして、ガイアックスのメンバーやステークホルダーの皆さんのおかげ。

ホントに幸せ。

でも、シェアリングエコノミーが社会に真に浸透したら、当たり前だけど、こんなものじゃないぐらい、段違いに幸せなんだろうな。毎日、涙が止まらないぐらいの。

がんばろう。

 

震災対応としてシェアリングエコノミーで出来ること

ガイアックスグループでは、アディッシュ仙台株式会社が、仙台に拠点を持っており、数百人のメンバーが働いている。
東北大震災の際に、当然に被災をしたわけだが、仙台はアディッシュの重要拠点であり、その拠点で行っていた多くの責任ある業務を止めるわけにもいかず、とはいえ、通勤ができない人や、働いてくださっている一人ひとりが生活のための物資の入手も困難で、すごく大変だった。

その際に、本当に、多くの方に助けていただいた。

 

たとえばだけど、(書いちゃっていいのかダメなのか分からないけど、でも、時効だと信じて無断で書いちゃうけど。)
西濃運輸さんに頼み込んだところ、偶然、調整できるトラックとドライバーさんが手配でき、震災直後で道も仙台まで届くかどうかわからないようなところ、トラック丸々一台分の救援物資を現地に運びこむ挑戦をしてもらって、無事になんとか、超特急で運び込んでくださった。

良くないよね、こういうの。西濃運輸さんとは、特別、何かそこまで太い取引をしてたわけじゃないのに。普通の事務所オフィスとしての取引だけだったのに。そこまでしてもらって。返す言葉がない。

百歩譲って、運んでもらったことがいいとしても、許せないのは、イレギュラー対応だったからって言って、料金を受け取られない。こっちだって、ちゃんとした会社なんだから、払えるっつうに。本当に良くないよね。

せめて、せめて、お礼に参らせていただこうと思って、がんばって配送センターの所長さんにアポを入れようとしたら、下記の返事が。

 拝啓、平素は格別なるご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度の東北地方太平洋沖地震の被害に受けられた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。

お気持ち有難うございます。

弊社と致しましても、社会の大動脈である物流事業という使命を果たすべく、この度の震災に対し出来る限りの力を果たさなければならないと所員一丸となって、当たり前の事を当たり前にしているだけでございます。
輸送ルートも完全な復旧にはなっておりませんが、全力を挙げて取り組みたいと思います。
物流に携わる者として、当たり前の事をやっていると思っておりますので、わざわざ、お伺いいただくのは大変でございます。

弊社をご利用頂きまして感謝させていただくのはこちらの方でございます。お気持ちだけ有難く頂かせて貰います。少しでもお役に立てて幸いです。誠に有難うございます。

意味が分からない。
お礼を言われる筋合いは、どこから見ても、明らかに、無いな。
ほんと良くないよね。こういうの。

 

 

今、ガイアックスでは、シェアリングエコノミーの事業を複数、展開している。
僕は、シェアリングエコノミーで、震災の困りごとに役に立てることが、必ずあるはずだと思っている。

ニュースでも流れていたが、Airbnb社とAirbnbのホストが、被災された方が無償で泊まれるように宿泊場所を提供された。
Airbnb社は、震災後、数時間後に、意思決定して、告知を開始したらしい。そもそも、熊本で、登録されていた物件の数が多いわけじゃないし、Airbnb関係の方ですら、こんな物件が少ないと・・っていう感じだったものの、実際は、マスコミに取り上げられることで、「無償で泊まっていいよ」という多くの方から、急激に物件が登録され、物件登録数がかなり増えたらしい。まぁたしかにそうだろう。

シェアリングエコノミーのマルチサイドプラットフォームの特性はすごい。
ホストとゲストと、両建てで伸ばさないといけないサービス構造であるが、逆に言うと、ポジティブスパイラルが利いてくるビジネスであるわけで。
このAirbnbの取り組みを見て、何もないからと言って、何もしないのは、間違っているんだと強く感じた。何もなくても、動くべきなのである。ポジティブスパイラルが発生するところまで、辿り着くべきなのである。

そして、何より、この経営判断の早さはすごい。Airbnbという数兆円の時価総額の会社がこのスピードで意思決定してきているわけなのだ。ガイアックスみたいな小さなベンチャー企業の判断のスピードが、まったく敵わない、、というのは、本当に恥ずかしい。
数時間って。

対比すると、本当に恥ずかしい。
すみません、としか言えない。

 

僕たちは、もっとシェアリングエコノミーで、役に立つべく動いていかなければならない。

そもそもシェアリングエコノミーの理念は、
「資本主義社会の結果、そこら中に、だぶついた余裕があって、それを脳と脳をつなげるだけ(=効率化するだけ)で、その余裕が、適切に必要としている人にシェアされて、結果、お困りごとが瞬殺で解決されていく。」
ということで、まさに、いまこそ、このシステムが必要とされているはずなのである。

いろいろ不足しているっていうことだし、たしかに不足しているのだとは思うが、これまでの資本主義社会の「物を所有しろ!」というプロパガンダのおかげで、僕達は、今、たくさんのものを所有しているわけで。
その所有で余っているものや貸せるもの、使っていない・余裕な時間やスキルなどの余地などを、有効活用するだけで、いろいろなお困りごとが、どんどん、その場で解決していくのは、間違いないだろう。

人によっては、「でも、シェアリングエコノミーで、多くの人が助かった、なんて、そんな前例は日本にはないよ」と言うだろう。もちろん、前例はない。だからこそ、その前例こそを私達が作らないといけないのだ。

僕達の仕事は、「広める」ことなのではなく、「事例を作って、広める」ことが仕事なのだ。「仕組みを作って、広める」ことが必要なのだ。
ガイアックスは、シェアリングエコノミー協会の代表理事会社でもあるわけで、僕達こそ、率先が必要である。

 

たとえば、投資先のnotteco社では、「相乗り」のサービスを提供している。

nottecoの事務局にもいくつかの相談が届いている。たとえば、熊本にいるおばあちゃんが交通手段がなく、もっと安全な場所に移動するのに、送迎をしてくれる人を探している、という相談とか。こういうニーズはたしかに多くあるだろう。

また、もうすぐ、一般のボランティアの方が現地に入れるようになるが、移動手段がなく、ボランティアに行けない人も多いだろう。そういう方に移動手段を提供しなければならない。その一方で、車で現地入りする人も多く居て、現場で、車が溢れるようになることが明白である。
だからこそ、熊本に現地入りするボランティアの方同士が、「相乗り」で現地入りすることができるようにするべきなのだ。現在、急ピッチで準備をしている。

http://cp.notteco.jp/news20160415-825.html

 

きっと、こんなことはいくらでもあるはずなのだ。

ガイアックスグループでは、複数のシェアリングエコノミー事業をやっているわけで。10を超えるシェアリングエコノミーの会社に投資をしているわけで。
それぞれが、しっかりと現地のニーズに沿った形でサービスを組み立てさえすれば、ものすごく助かる、ものすごく意味のあることが、いくらでもあるはずなのだ。

昨日まで機能していた、資本主義社会をベースに組み立てられたいろいろなサービス、企業が提供する商取引ベースのサービスが、震災で混乱をして、機能停止していることも多いのだろう。シェアリングエコノミーには、それをカバーできることが、いろいろあるはずだ。

 

気持ちが、すごく焦る。

数時間で意思決定してくる大手企業がいるのに。
過去に事例が無いからって、まったく言い訳にならないし。
今の世の中で、もっとも重要であるシェアリングエコノミーという産業の協会の代表理事という立場に居て、実際に複数のシェアリングエコノミー事業をやっていて。そんな立場なのに。

でも、多くのトライを動かしてはいるが、でも現地のニーズにフィットした形でサービスを組み立てなければ、まったく意味ないし。逆に現地の方にご迷惑を掛けることもあるだろうし。読み切れないから行動するのが本当に怖い。

焦る。
すごく焦る。

何より、一番焦る理由は、東北大震災の際に、多くの方に無償の手助けを頂いておきながら、今、こんな立場に居て、社会に役に立たない会社であってはならないということ。

 

弊社と致しましても、社会の大動脈である物流事業という使命を果たすべく、この度の震災に対し出来る限りの力を果たさなければならないと所員一丸となって、当たり前の事を当たり前にしているだけでございます。
輸送ルートも完全な復旧にはなっておりませんが、全力を挙げて取り組みたいと思います。
物流に携わる者として、当たり前の事をやっていると思っておりますので、わざわざ、お伺いいただくのは大変でございます。

弊社をご利用頂きまして感謝させていただくのはこちらの方でございます。お気持ちだけ有難く頂かせて貰います。少しでもお役に立てて幸いです。誠に有難うございます。

 

「当たり前」だってさ。
本当、勘弁してよ。

あー。こんな時期に、当時のこんな返事を、読み直さなければ良かった。

小林りんさんの本、「茶色のシマウマ、世界を変える」を読んだ

あまりにも、凄い本すぎて、一気に読んでしまった。

http://www.amazon.co.jp/dp/B01DJX1R7Y

 

小林りんさんとは、2000年ぐらいの頃、りんさんが、ラクーンの取締役の時に、山根麻貴の紹介で、時々、渋谷でご飯に行ったりしてた覚えがある。

山根麻貴は、僕が最初に就職したベンチャー・リンクという会社の同期であり、1998年に、一緒に起業をしよう、と意気投合して、ガイアックスを創業した仲間である。上場後まで、副社長として、会社を支えてくれた。
この山根麻貴は、すごく綺麗で華奢な感じなくせに、極度に仕事ができる女性である。僕は、人生におけるもっとも大切なことを山根麻貴に学び、多くの影響を受けた。山根麻貴が掲げた「Empowering the people to connect.」が、ガイアックスのミッションでもあり、僕の人生のミッションでもある。

この山根麻貴が、大学時代から付き合っていて、後に、結婚されたのが、ラクーンの小方社長である。この本の中にも、ラクーンの当時の様子が出ているが、当時、ガイアックスもそうであるが、ラクーンも、同様に、本当に町の中小企業な状態だった。

ガイアックスの共同創業者の山根麻貴の彼氏さんの会社の取締役のりんさん。山根さん自身も、慶応SFC出身で、SFCでりんさんと知り合ってからの友達とのことだった。

ガイアックスも、ラクーンも、まだまだ社員がちょっとだけの小さい会社。ラクーンは、オンライン激安問屋という事業をされていた。そんな時期に、ラクーンにジョインされた、りんさんに会った時の印象は、強烈すぎて忘れられない。こんなバケモノが、世の中に存在するんだ!ということ。この人であれば、何をしても絶対に成功する!と。
りんさんは、ラクーンは数年で辞められたものの、ラクーンは、その後、順調に成長し、上場して、さらに事業を拡大されている。きっと、その成長の礎作りに、りんさんの活躍や貢献も大きくあったのだと思う。そして、ラクーンさん、先週、東証一部へ。さすが!!おめでとうございます!!

当時、ラクーンの社長の小方さんは、仕事では、りんさんを役員に迎え、プライベートでは、山根さんと付き合って。
二人もすごいが、それだけに、それ以上に、小方さんに感嘆した覚えがある。

 

ガイアックスは、創業直後で、「人と人をつなげる。」そういうミッションだけがあった状態だった。
創業してから1年後、まだボロボロのそんな会社に、億単位の投資をいちはやく意思決定され、大株主になっていただいたのが、チューダーキャピタルの谷家さん。
よくあんな状態の会社に投資をしてくださったものだ。そのお金を使って事業を拡大できた。

それから数年後、上場に向けての最終的な相談を、投資家の皆さんに順番に話しにいった際、投資家のみなさまは、投資したお金を回収できるかどうか、っていう観点もあるので、当然に、みなさん喜んでくださっていた。

そんな中、谷家さんだけが、「上場がゴールじゃないし、つまらない会社だったら上場しても意味ないし、別に無理して上場しなくていいよ。ともかく大きな会社、大きな事業をやりなさい。」と、お話いただいた。
谷家さんは、いつも相談の度に、こちらの期待するレベルとまったく違うレベルのことを話してくださる。すごい方である。

 

そんなりんさんと谷家さんのことが書かれた本が出版されていた。
なかなか読めなかったが、やっと今日、読めた。読み始めたら最後、面白すぎて、すべての手を止めて、すぐに読みきってしまった。

こんなに人間離れしたストーリーに驚愕を受けるような、且つ、こんなに感動が止まらないし何度も泣いてしまう、そういう本に出会えるとは。
ちょっと異常すぎる本なので、とてもじゃないが、本のメッセージの全部を受け止めれない。読んでる最中に、重すぎて、自分に不安を感じて、緊張してしまって、本を閉じたくなるぐらい。でも、この本のメッセージを、少しだけでも、受け止めることができたら、僕は、生まれ変わったのと同じぐらい、リーダーシップが何倍にもなって、素晴らしいリーダーになれるのだろうと思う。

 

このりんさんの本、凄すぎるので、社内向けに、大量に欲しい!
ということで、30冊も買ってしまった。アマゾンでポチッとな。

この本は、ガイアックスで働くみんなと読みたい。ガイアックスの中には、社会に大きなインパクトを起こすために、日々、全力を投下しているリーダーがたくさんいる。つまり、りんさんの事を書いたこの本に影響を受けるべき人がたくさんいる。ガイアックスのみんなと一緒に、可能な限り、この本のメッセージを受け止めていきたい。

一旦、オフィスに30冊、置いておくので、好きに取っていってね!まぁなければ普通に買ってね。今時、Kindleで読む方が遥かに楽だしね。言ってくれたら、いくらでも補充もするけどね。

あー。できれば、りんさんの爪の垢も欲しい。大量に欲しい!

 

自民党IT戦略特命委員会

本日は、自民党IT戦略特命委員会に招待いただき、シェアリングエコノミー協会より、代表理事のガイアックス 上田祐司 と 代表理事のスペースマーケット 重松大輔 よりプレゼンとQ&Aをさせて頂きました。(シェアリングエコノミー協会事務局 メンバーのFacebookより)

だとさ。

 

今週、こちらの委員会で話したこと。あと、こちらの委員会で話さなかったこと。

 

潜在マーケットの顕在化について。

今日、この瞬間、地方などで、無償でいろいろ助けあっていることや、「隣近所での付き合い」でやっていることってたくさんある。

たとえば、お酒飲んじゃった人をちょっと車で送迎してあげたり、ご近所さんにちょっと車を貸したり、
ちょっと旅行に行くご家族の飼い犬を預かったり、ちょっと自宅に泊めてあげたり、ちょっと自宅でご飯を用意してあげたり、ちょっと海外の人を案内してあげたり。

 

本当は、こういう地方の人々は、つまり、利用者側は、少額であれば対価を支払ってもいいと思っているだろう。サービスを手伝っている人も、ちょっとした金額でも、もらえて積もれば嬉しいし、もっと喜んで手伝うと思う。

というか、ちゃんとしたプラットフォームがあれば、もっとすぐに、「だれか家まで送って!」とか、「ご飯食べさせて!」とかっていう感じで、ヘルプを呼ぶだろうし、ちゃんとしたプラットフォームがあれば、そのヘルプに応じて、すぐに、手伝ったり、何かを貸し出したり、ご飯を食べに来ていいよ、ってなったり。

 

そして、そんなプラットフォームは、今の世の中、もうすでに用意ができる。
インターネット、ソーシャルメディア、スマートフォン、そして何より、シェアリングエコノミーのプラットフォームのサービス提供者がいれば、サービスとしては&テクノロジーとしては、当然に用意ができる。

 

上に挙げた、地方での「無償でちょっとやってあげる」は、現在は、無償ならいいのだが「お金を取ってやること」「業として・繰り返しやること」は、規制や業法の対象となっていて、事実上、そこらあたりにいる、田舎のおじさんやお兄さんでは、不可能な状態になっている。

これは、本当にもったいない。

 

(1)潜在的なマーケット、つまり、無償でやっていて、金銭取引が実現していないトランザクション。これって、まぁ今あるわけだ。
(2)そして、有償でのサービス提供も有りにすると、この助け合いが、もっと急激に拡大する余地。これもあるよね。
(3)そしてなにより、それをプラットフォーマーがしっかりとサービスに仕上げることで、もっと使い勝手が良く、スマホで、気軽に助け合える、シェアしてもらえる、そういう助け合いやトランザクション。これも絶対にあるよね。

この(3)のトランザクションのサイズって、今の(1)の「無償で偶然に知り合いだから成立しているトランザクション」の、数百倍や数千倍の件数が絶対に発生するはずだ。

こんなやり取りが、田舎のそこら中で成り立つような社会になれるのである。すごい。そんな世界に生きたい。

その数百倍、数千倍の件数が成り立つようになると、当然にそこで金銭が動き、当然にそこで税金も発生する。そして、これまで、暇を持て余していた、ちょっと何か仕事する余力があるなぁっていう人が、主婦が、ご年配の方が、稼げるようになる。

これまで、普通の企業が参入できなかった、限界を下回る小規模のマーケットであったとしても、この助け合いな、シェアリングエコノミーな、プラットフォームなサービスは、全く問題ない。
あるタイミングにおいて、ちょっと暇している人やちょっと余っている物と、ちょっと困っている人がいれば、オンデマンドで、プラットフォームの上で、マッチングするのである。
地方の隅々まで、便利をお届けできるようになる。

 

ちょっと余っている物。これも、驚くほどあるわけである。日常生活では、なかなか気づかないが。
今、僕達は、一人あたり、いくつのものを所有しているのであろうか。おそらく、千点とか2千点ぐらいのアイテムを所有しているのではなかろうか。
しかし、この瞬間、使っているアイテムはせいぜい10点ぐらい。99%のアイテムは、寝ているわけである。

その寝ているアイテムをシェアし合える世の中になると、いかにトランザクションが顕在化してくるか、いかにビジネスが活性化するか、いかに便利な世の中になるのか。想像するだけでドキドキする。

 

地方の話しを中心にしているが、ソーシャルメディアをはじめとして、多くの人がつながっていくことで、地方だけではなく、都会でも同様に実現していく。
「古き良き時代の田舎」であった助け合いが、今の地方都市でも、シェアリングエコノミーのプラットフォームで数百倍のパワーとなって実現するのである。そして、東京をはじめとした都会においても、数万倍のパワーとなって実現するのである。

 

 

これが、シェアリングエコノミーによる「潜在マーケットの顕在化」である。
この世界観を実現させたい。

ちょっと300円を持っていくだけで、隣の家の晩ご飯が食べれるのである。
すごい!

ちょっと300円を渡すだけで、隣でテレビを見ている妻がご飯を作ってくれるのである。
あれ?

 

 

今週の委員会では、もちろん、話していないが、僕の本音としては、とは言っても、経済の活性化、そんなことは、最優先ではない。

自分のものと人のものが融合していくこと。
助け合いの気持ちが自然に出てくる社会になること。
赤の他人も含めた世の中の人のことを考える世の中になっていくこと。
人と人がつながっていくこと。
脳と脳がつながっていくこと。
地球が一つの生命体に近づいていくこと。

こういうことにこそ、興味がある。
「興味がある」そんな生ぬるい表現ではなく、これこそが、僕のライフワークだ。

 

羽田空港のフラッシュモブの感動

クリスマスに羽田空港で、フラッシュモブの現場で第九を聞くことができた!

フラッシュモブ(英: flash mob)とは、インターネット上や口コミで呼びかけた不特定多数の人々が申し合わせて雑踏の中の歩行者として通りすがりを装って公共の場に集まり前触れなく突如としてパフォーマンス(ダンスや演奏など)を行って周囲の関心を引きその目的を達成するとすぐに解散する行為

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A2%E3%83%96

これが、そのフラッシュモブの公式動画。
第3回東北支援シークレット チャリティイベント「羽田空港フラッシュモブ2015」KnK

 

まわりの居合わせた通りすがりの人は、こぞって、みなさん、満足度が高い、というか、まさに感動のレベルだった。
最初は5人ぐらいから始まるが、徐々に参加人数が増えて、最後には、総勢200〜300人ぐらいの方が演奏や合唱に参加していくっていう感じのフラッシュモブだから、それはもう「勢い」と「圧倒感」があって。そこら中の見ている人からの、「すごい」の声も、鳴り止まなかった。
このフラッシュモブの終了した後でさえ、道行く人も含めた、その場の空間全体が、ほんわりして、暖かくなっていた。

 

最近は「エンターテイメント」として、求められることが、10年前とは、大きく変わってきている。

資本主義的な、豪華、高価、所有、消費、的なサービスの満足度が急速に低下していて、代わりに、チャリティ、ボランティア、無料、地元、人と人との交流、つながり、コミュニティ、健康、なサービス、つまり、華美ではないサービスが急速に増えているし、実際にそのほうが、私たちは感動をして、心を揺さぶられて、忘れられない出来事になっていると思う。

「モノからコトへ。」というトレンドと言われたりするが、もちろん、それも含有された感じで。
具体的には、何か高いものを所有して、それで嬉しいっていう時代でもないし、また、同じコトでも、クリスマスに高いレストランで食事体験をする、ではなく、近くの人と仮装しながらホームパーティでクリスマスの日を楽しむ、というように変わってきている。
もはや、高価なこと、豪華なことが、憧れの対象ではなくなってきているのだろうと思う。

もちろん、景気の良い時代じゃあるまいし、そんなお財布に余裕のある方が多くない、というのもあるのだろうが、そもそも、欲しいモノもないし、車も要らないし、稼ぐ必要もないし、その事自体に興味を持つ割合が下がってきているのだろう。

会社によっては、そのトレンドに負けじと、商品やサービスに興味を持たせて、憧れさせて、販売活動を加速させていく、という経営戦略もあるだろうし、それはそれでいいと思うが、もっとコミュニティな社会を目指していくのが、自然で、心地よくて、幸せな感じがする。そして、より急激に社会に広まることができると思う。

 

たとえばを上げると、こういうチャリティフラッシュモブはもちろんそうであるが、それ以外でも。

 

・マラソンやトライアスロン
毎年、レースに参加する人口が増えてきている気がする。マラソンなんて、本当に運動靴を買うだけで参加できるし、華美でもなければ、豪華でもない。どうして、走ってしんどいだけの、あのようなサービスにみんなが吸収されていくのだろうか。
僕自身、趣味はトライアスロンだし、ガイアックスでも毎年、チャリティマラソン、PARACUPに参加している。春に青空の下で、みんなで集まって走るのは、気持ちよくて、最高の気持ちになる。

 

・ハロウィンの行列やパーティや自宅訪問
今年は、そこら中で、ハロウィンな行列を見ることが増えてきた。また、渋谷のハロウィンパーティ参加人口は、毎年毎年急増化している。手作り感が溢れるのもいいことなんだと思う。来年ぐらいは、きっと当日、仮装して会社に出社して、それで終日過ごす人も増えそうな気がする。

 

・田舎、地元
ガイアックスでも、TABICAという田舎体験のサービスをしているが、単純に農家に行って、一緒に農作業をして、一緒に野菜を収穫して、炭火で焼いて食べるだけだったりするが、実は、異常にリピート率が高いサービスになっている。華美ではなく、そして、この自然さや地元の人とのコミュニティ感こそが、このサービスでユーザーに本当に刺さっている点だと感じる。

 

・神社、祭り、初詣
たとえば、正月をとってみても、いつもよく行く神社の初詣の参拝客は、毎年毎年、増えていっている。
渋谷の金王八幡宮のお祭りをプロデュースしている大和魂さんと知り合いなのだが、毎年、倍々でお祭りの参加者が伸びているらしく、実際、今年の夏にお伺いしたところ、かなりの盛況になっていた。

 

きっと僕達の本当に満足することは、憧れの向こう側にあるのではなくて、僕達の横にあるのだろう。そして、ソーシャルメディアやシェアリングエコノミーこそが、それを加速させ、そのような社会の変化に貢献できる方法だと確信している。