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ガイアックスでは、オフィシャルサイトをブログにしている。
これには、いくつかの背景がある。

 

(1)ソーシャルメディアの会社だから!

ソーシャルメディア大好き!SNS等全部好きだけど、ブログも大好き!
CMSできっちり系のオフィシャルサイトでもいいんだけど、、、やっぱりブログだよね。

 

(2)そもそも組織だっていない

CMSで、大メニューがあって、中メニューがあって、小メニューがあって、、という感じで、組織だっていない。
オーガナイズされていない。
フリー・フラット・オープンな感じだから、箱に入れづらい。
だから結果的に、タグとかを使って整理することとなる。
更新順に、トップページに出すこととなる。
分かりやすくすることや、見えやすくすることは、大賛成!
でも、実態はわかりずらし、わかりやすくできない以上、これは、致し方ない。
ガイアな自然界というのは、立方体の箱の中に生物が行儀よく座っていないものなのだ。

 

(3)思いが大切

ガイアックスの社員総会「GaiaKitchen」では、多くのプレゼンターが、事業の今や、数字や、社会のニーズにどうマッチしたサービスを提供しているのかなどを、いっぱい発表してくれる。
話を聞いていて、感情が揺さぶられて、泣きそうになるものもある。
お客さんのニーズなんて、マーケティングな日本語ではない。お客さんの気持ちであり、感情なのだ。
もちろん、数字や利益が大切じゃないというわけではない。数字の裏に誰のどのような感情があるのか、が大切なのだ。

ガイアックスグループでは、事業責任者が自由に、事業ごとに事業部ではなく、会社の箱に切り替えることができる。
そして、その会社の株式を新規で50%発行して、ほぼ備忘価格で、事業責任者を含む経営陣やメンバーのみんなで引き受けることができる。
そしてさらに、その新会社の経営陣の判断で自由に、外部の企業や投資家に投資をしてもらって構わない。
ガイアックスも投資をすることもあるし、しないこともある。それは、事業責任者の意思決定範疇外ではあるが、ガイアックスからの投資受け入れも含めて、誰からどう集めるかは、事業責任者やその新会社の経営陣の意思決定なのだ。
投資家さんに向けて、、顔を見て、自分で説得して、信じてくださいと訴えて、そして、はじめて投資をしてくれた、そのお金。

当然ながら、無駄にはできない。当然ながら、何年かは我慢してもらうが、必ず何倍にもして返そうと思っている。
その気持ちがあってこそのお金であり、数字なのだ。

ガイアックスのお金も僕自身が創業から多くの投資家さんに出してもらって、そして上場し、多くの一般投資家さんに買っていただいている。
株主総会や決算説明会などで、多くの株主さんにお会いして、叱咤激励を頂いている。
その重さやそこにある気持ちを、自らファイナンス活動に関わることで、より感じてくださっているメンバーが、ガイアックスグループ内では増殖している。

思いを語るのに、誰が書いているのかわからない記事なんて、全く役に立たない。
誰が、どんな顔をした奴が、どういう使命を感じ、どういう気持ちで、どういう決意を語っているのか。それが重要なのである。

 

(4)データやお固い文章の裏にも気持ちがある

もちろん、いろいろなデータを開示することもある。その中には、マスコミの皆様が正確な情報を短時間で把握いただけるような形式に則った、プレスリリースのようなお固い文章もある。
それらも情報として、オフィシャルサイトに掲載するべきである。
ただし、そういった情報であったとしても、情報だけだと誰も読まないし、興味も持たない。その情報をどういう思いを感じて届けているのか、を伝えないといけない。

 

だからこそであるが、ガイアックスのオフィシャルサイトの記事については、これらのルールを徹底していきたい。

 

(1)誰が書いているのかを明確にする

記事のライターの写真や名前やプロフィールをきっちり明示すること。
そしてあくまで、「私の思いは~」、「僕の意見は~」というように、気持ちや自己主張な論調で書く形とする。

一方で、できれば、断り書きとして、ガイアックスグループとして、オーソライズされた考え方ではなく、コイツ個人の考えなのだ!とリスクヘッジしておいてもらいたい。てへ。
(リスクヘッジが目的ではない!検閲しないということを守りたいのだ!もっとも、言ってもオフィシャルサイトなので、トラブれば逃げ切れないだろうけどねー。)

あと、インタビュー記事であれば、インタビューアーだけでなく、インタビュイー(インタビューを受けている人)の人の概要も欲しいし、インタビュイーのプロフィールとの相互リンクを張ってもらいたい。そのインタビュイーの人のプロフィールを見た時に、その人が書いた記事ではなく、その人のことを書かれたこのインタビュー記事が掲載されていて欲しい。

 

(2)読者の方向けに、そのライターの位置づけや、記事の位置づけを最初に記載する

みんなの言うことって、放言過ぎるので、その記事の内容がそもそも一体何なのかが、頭に入ってこない。
ガイアックスグループは、事業内容も広いし。副業している人も多いし。

つまり、記事の頭に、「ガイアックスグループにおける、どういう位置づけの人による、どの事業の何についての記事なのですよ。」と簡単な説明文を入れてもらいたい。

 

(3)ガイアックスのメンバーの個人ブログや他のメディアでの記載された内容についても、オフィシャルサイトへの転載をどんどん行う

ガイアックスグループの社員のみなさんのうち、このクソ忙しい日々の時間を縫って、どこに、ガイアックスのオフィシャルサイトに記事を書いてくださる方がいるというのだろうか。いや、いない。正直、個人ブログや個人のnoteに記事を書くことですら辛いのに。

自分自身が、仮に、正社員1年目(でも、たとえば、まだ大学生兼)で、新規事業を作っているとしたら、その想いは、きっと、自分のブログや、noteに書くだろう。でもわざわざ、ガイアックス用に作らない。ねぇ、西村環希さん。
でも、ガイアックスのメンバーのその貴重な想いが、ガイアックスグループを表す貴重な情報だとしたら、オフィシャルサイトで紹介すべきだ。リンクを貼るのではなく、読者の方が楽なように全文を転載させてもらうべきだ。もちろん、転載元のリンクも載せておくが。

個人ブログや個人のnoteに記事を書くことですら辛いわけなので、それこそ、そもそものところで、個人ブログに記事を書くということであっても、その支援をガイアックスグループとして行うべきだ。全員が息を吸って吐くように、頭の中の脳みそをインターネット上に設置していくべきなのだ!

 

(4)感情をそのまんま書く

オフィシャルサイトの目立つところに、プレスリリースのみを掲載するのは、ダメだ!
この発表内容についての責任者やリーダーが、どういう思いでこの発表に至ったのか、どういう思いでやってきたのか、やっていくのかを述べる、というのが重要であり、それこそがメインコンテンツである。想いが伝わるのであれば、別に数行だって構わない。
そのメインコンテンツの下に参考情報として、ハードな情報であるプレスリリースの文面を付けておくという形が正しいのである。順番を間違えてはならない。ガイアックスオフィシャルサイトの読者のみなさまは、XML情報を期待しているロボットさんたちやサーバーくんたちばかりではないのだ。今日時点では、まだ「人類」な生命体が大多数のはずなのだ!

だから、感情をそのまんま伝えることが大切である。上田やガイアックスグループの経営陣への不満内容でもいい。マイナスなことは感情だけでなく、ある程度、ブラックユーモアなエッセンスを入れながら突っ込まないと、個人的には読んでてつまんないけど。で、自分自身はどうしたいかも、セットで無いとつまらないけど。あと、何より、あんまりキツイことを万人の面前で書かれちゃうと泣いちゃうけど。

他の会社さんとかで、「採用」とか「人事」のページに限って、ブログ形式にしたり、記事形式にされている場合がある。
少しでもこうやってネット上に、オフィシャルサイトの中に、感情が表に出てくるのは嬉しいなと思う。
急成長され、ガイアックスでもフル活用しているWantedlyも、普通の採用媒体メディアではあるものの、事業に関わる人の気持ちみたいなソフトな情報を大切にして、「募集要項」的なハードな情報を後回しにしていることに、価値がある。
もともとガイアックスでインターンで活躍してくださってた大堀海さんが共同創業者であるPR Tableもよく利用させてもらっているが、プレスリリースの世界で、情報ではなく感情を大切にされていることが、まさに急成長されていらっしゃる要因であろう。
結局、当たり前だが、人は感情で生きているのである。

翻ってガイアックスグループについてであるが、会社の一部や人事採用面のところだけが感情で構成されているのではなく、それこそ、ガイアックスグループに関わるアクション・トランザクション・リソース・組織などのすべてが、感情で構成されているものだと、考えて、定義して、活動している。それ故に、事実に基づき、それらの感情をお伝えしていこうと考えているのである。
そのため、オフィシャルサイトのトップページからして、ブログ形式なのだ。

読者の皆様だって、「情報」だけを求めてないだろう。

僕は、オフで暇な時、気力体力が十分な時は、決算書や四季報やビジネス書を眺めることができるが、疲れている時は、つい、ビジネス小説や空飛ぶタイヤやその他のネットフリックスとかに落ちぶれていく。僕の人類としての体が、感情を追い求めるんだもの。

もしも、オフではなくオンの時間帯においても、毎日毎日、会社やカフェでパソコンを開いて、そこらのドラマに匹敵するような内容のホームページを読んでていい毎日になったら、なんて笑けてくるんだろう。全く疲れない。あー。毎日働いてしまいそうだ。

 

「コーポレートサイトは、人と思いとストーリーだけで構成されているべき」
なんのことはない、
コーポレート、、会社やプロジェクトというのものは、人と思いとストーリーだけで構成されている。だから、そんなことは、当然なのだ。

 

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