アフリカ出張を予定している

3年ほど前に、TABICAチームで働いてくれていたカーン星さん、発展途上のアフリカとかインドのNGOや企業で働くので、ガイアックスのお仕事はもう辞めます、と言ってきた。

とはいえ、ガイアックスを辞めてからも、年に一度ぐらい、近況をお伺いしていたのが、彼女の話はなかなかおもしろい。なにより、彼女自身、日本人とバングラデシュのハーフで、日本で生まれ育ったものの、実際、あまり、日本というものを意識していない感じ。
正直言って、人のことなので、よくわからないが、僕は僕のことを日本人だと思っているが、彼女は、自分のことを地球人なんだ、みたいな感じで思っているのだろうか。
彼女から、アフリカでのBoP(Bottom of the Pyramid)のビジネスなどの話を教えてもらったりして、で、話を聞けば聞くほど、面白い。で、アフリカを一度は見ておかないとと思っていた。
彼女は、ガイアックスのお仕事を辞めちゃったわけだけど、表現が難しいが、ガイアックスにとっても、それはそれで良いのだと思う。

ガイアックス社内で開催している「ガイアックスの未来を考える会議」でも、やはり、アフリカのことは、議題に挙がった。
アフリカのビジネスの可能性について、ウダウダと話した挙げ句、結局、話をしていても無駄だよね、実際、見てみなきゃわかんないよね、で、僕も含めた本部長4名中3名、と、海外事業担当の石川潤さんとで、日程や訪問する国などはバラバラながら、ともかくアフリカに行くことにした。
つまり、その会議では、「アフリカと呼ばれるものは、まずは見に行くに値するのではないか」という点は、まとまったのである。

これまで、アフリカといえば、モロッコに行ったぐらい。モロッコといっても、ほとんどヨーロッパから立ち寄っただけ。
モロッコもなかなか独特ではあったものの。でも、アフリカな感じというよりヨーロッパからちょっと足を伸ばしただけの感じ。
サハラ砂漠の中でテント泊したけど。でも、サハラ砂漠の中でテント泊しただけな感じ。
夜空の星は綺麗だった。いつか、サハラ砂漠のマラソンに出て、四六時中、思いっきり走ってみたい。気持ちいいだろうなぁ。

 

さて、出張の予定の話。

まずは、南アフリカ、ヨハネスブルグ。
石川潤さんの紹介で、ヨハネスブルグ大学の教授さんにお話をお伺いする。
あと、アパルトヘイト博物館にも行きたいと思ってる。怒られそうだが、当時の空気をリアルに感じたい。
夜には、Airbnbの体験で、屋台ツアー!楽しみ!ヨハネスブルグが危険だ危険だと言われる中、夜の、そして、屋台の、そして、Airbnbでの手配で、現地集合のツアー、ということで、いろいろ怖さも満点なのだが!
あと、ヨハネスブルグでは、アフリカでのリテールビジネスの未来についてのカンファレンスもあるので、それにも参加してみるつもり。

その後、エチオピア。
僕の中でアフリカといえば、一番エチオピアが、「っぽい」なぁって思っている。
なぜなのだろうか。
現地で、エコビジネスとか、ローカルコミュニティとか、ハンディキャップがある方の支援の団体とかに詳しい方に、そういう拠点をいろいろ回って、ガイドしてもらう予定。

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・実際の農場から食卓までの経路を学ぶ。
・慈善団体、学校、孤児院、病院などの協力を仰ぎながら、恵まれない人々を助け、教育に取り組んでいるプロジェクトを訪問。
・環境に優しい形で、手作りのジュエリー、中古タイヤから地元で作られた靴、古紙製品、竹などの手織りの綿製品などを、生産するグループを訪問。
・エチオピアのオーガニックコーヒー作りなどの体験。
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おぉ。超楽しみ!

その後、ルワンダ。
ルワンダでは、3日間開催のAfrica Tech Summitというカンファレンスがあり、それを見てくる予定。もしかしたら、ルワンダの大使館やJICAさんにも寄らしてもらうかも。

あー、いろいろ楽しみ。
「現地事情でこれ知っておくといいよ!」みたいな情報をお持ちの方は、今すぐ、ぜひ教えて下さい!

先進国、たとえば、アメリカのポートランドやシリコンバレーとか、もしくは、中国とか、エストニアとかなど、そういうところに行くのも勉強になるが、まだまだ発展途中のこれからの国に行って、現地の事情を知るっていうのは、それはそれで刺激になる。

 

そういえば、昔、大学時代、バックパッカーな海外旅行をしたが、あの経験は本当に良かった。
旅程としては、大阪から、船で、上海入り。その後、数日に渡る列車でシルクロードへ。バスでチベット。ランドクルーザーでネパール。バスや列車で、最後は、インドへ。
大学4年生で、学生ながら、いろいろプロジェクトを回していてなかなか多忙で、特に夏休みとか冬休みは、予定がありすぎてとても旅行にいけない。最終的には、時間を捻出しやすい秋の時期に、大学をサボって2ヶ月の日程を確保し、なんとか出発したのだ。

ちなみに、仕事大好き人間だから、、、やはりというか、残念なことに、旅程途中のネパールぐらいで、「お仕事禁断症状」が身体中に出てきちゃって、早く、仕事がしたくなってしたくなって、すぐにでも帰ろうと思った。結局、予定を切り上げて、1.5ヶ月で帰ってきっちゃったのだ。
最後、アガスティアの葉の寺院に行くつもりだったのだが、それもいけずしまい。

当時は、こういう感じで旅行に飽きちゃったし、そこまで価値を感じていなかったのだが、逆に、その後のビジネス人生や、人生を考えるにあたって、いろいろフラッシュバックのようにあの時の経験が活きてくる。
知識として活きるというより、感情として、活きる。

20歳の頃にバックパックで、あの地域を回ったのは、自分にとって本当によかったと思う。
中国の都市部の盛り上がりと、地方のあの寒さと冷たさ。
インドのあの人々から溢れてくる騒がしさと熱気。

でも、何度も何度も思い返すのは、何より、あの頃のチベットの素朴な雰囲気。

チベット盆地全体が、チベット仏教に囲まれていて、完全に別の世界。
住民全員がマニ車というチベット仏教の道具をクルクル回していて。
住民と同じぐらいの数のお坊さんが居て。
みんながみんな、五体投地と呼ばれる、地面に這いつくばる何かの儀式をエンドレスにやり続けている。
妙に目につくカラフルなチベットのお寺の色。
今となっては、当時のことは、夢を見てたみたいな感じ。
本当に忘れられない。

 

僕の旅行のあと、年を経るごとに、どんどん激しくなっていった中国の同化政策。

同化政策。

あなたが、僕と同じ日本人だったとして、もしもの話だが、「日本人は存在させない。少なくともアイデンティティとして日本人であることは絶対に許さないし、日本の文化は根絶させる。反するなら思想教育所に収容する。」となったら、あなたは、どう感じるだろうか。

チベットの同化政策。

中国政府としては、別の文化があると、独立されたり、内乱につながってしまう。だから、抑え込みたい。
制圧することが大切である。また、現地にどんどん漢民族の方々を送り込んで、比率を高めることも重要ではある。
が、チベット民族というものをなくしてしまうのに、もっとクリティカルで簡単なのは、多くの漢民族の方々が、現地のチベット民族と結婚しちゃって、あらゆる意味で血を薄めて、同化させちゃうことなのだ。

もちろん、中国政府からの迫害を受けて、チベットの人たちも抵抗をしていた。が、戦ってしまったら、中国政府側に暴動と言われ、鎮圧をする言い訳を渡してしまうことになるのだ。
だから、チベットの人たちは、集まりを開いては、自分たちが持っているあらゆる武器になりそうなものを出し合って、そしてその武器などを燃やしてしまうという活動をしていた。マジでナゾである。

しかも、彼らは、焼身自殺をしている。
抵抗を表すのに、焼身自殺をする。
ありえない。
自分たちの体に自ら火をつけて焼身自殺をするのだ。

彼らチベットの人たちが、そんなことをしてしまうのは、当時、あの雰囲気に接していたらわかる。そんなバカなことは辞めろ、と言いたい。でも、しょうがないのだろう。チベットの人たちが、そういう選択肢を取らざるを得ない状況に至ってしまっていたことが、多くのチベットの人たちと接しただけに、本当に悲しい。そして、本当にやるせない。

まるで中国政府が悪いことをしているように書いているが、中国政府は、一切悪いことはしていない。
一切、人権を無視した活動はしていない。
おそらく法律や憲法に違反することも犯していないだろう。

地球上には、実務的に言えば、世界というものは存在しない。
地球上には、実務的に言えば、世界というものは存在せず、国家だけが存在する。
守護神や呪縛霊が実際に存在を証明できないのと同様に、世界、もっと言えば、国連や国際社会と呼ばれる物体も、存在しているのではなく、雰囲気っているだけである。

その結果、「人権」というものは、地球や世界や国連や国際社会には存在しない。
あくまで、国家の元に人権があるのである。
当たり前のことであるが、人権が上にあって、その下に国家があるのではない。
実務的には、各国家が、人権というものをそれぞれ定義しているのであり、ついては、国家の下に人権がある、のである。あとは、その各国家が、自ら設定したその人権を守っているか守っていないかなのである。

一人の人として、もしくは、地球人や人類として、「人権はどうあるべきか」についての議論は、これも当たり前であるが、タワゴトであり、冗談の言い合いみたいなものである。

中国政府が自国民と定義した人たちをどう扱おうが、他の国家が口出しをするイワレはないし、中国としても、中国として定義した人権をしっかり守っている。もちろん、中国政府として定義した中国の法を犯していない。繰り返しになるが、人権の下に国家や法があるのではなく、国家や法の下に人権があるのだから。

僕は日本人であるが、残念ながら、この日本でも、1人の地球人として、本当に許せないような法律や行政としての執行状況がある、と感じる。
この法律やこの案件は、マジで人権を無視してるんじゃねーか、とハラワタが煮えくり返ることも多い。一人の日本人として、中国もヒドイなと思うが、そして、韓国もヒドイなと思うが、正直、日本も何も変わらない。
他国を指差していろいろ言ったりするが、私たちも何も変わらない。

そして、まさに、この僕の意見こそタワゴトだ。

 

ところで、昨年末、ガイアックスグループに新卒入社で、数年間、働いてくださっていた仕事のできるある女性が、退職し、次の職場として、NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチさんに転職した。
皆さんは、ヒューマン・ライツ・ウォッチを知っているだろうか?

ヒューマン・ライツ・ウォッチ、素晴らしい活動理念に基づく素晴らしい団体さんである。日本の代表さんも素晴らしい方だ。(僕が言うのも、とてもおこがましいが。)

そのメンバーから、「私、会社辞めて、転職するんです!」という話を聞いて、自分の立場を顧みず、つい喜んでしまった!

手に持った時に心がときめくかどうか

ガイアックスは、フリーフラットオープンにいろいろな働き方を作っていっている。

未来経営会議、という会議を定期的に開催していて、ガイアックスのキーパーソンが集まって、責任感もなくディスカッションをする。
先日の会議の一部抜粋が下記。参加メンバーは、野澤さん、岡田さん、管さん、佐々木さん。サポートに流さん、中津さん。

「責任感なく」が、大切である、という会議ならではの雰囲気である。
こういう会議や、ガイアックスのメンバーの存在のおかげで、刺激の与え合いや、閃きのぶつけ合いが発生し、そして、ガイアックスならではの働き方が作られていく。

 

この月の会議で、僕が気になったポイントは、この2つ!
・手に持った時に心がときめくかどうか。
・有料制のオンラインサロン。

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2019年3月 未来経営会議議事録

■目的
ガイアックスを正しく未来につれていく

■重要な要素
非連続な未来
会議のアウトプットに責任を負わない
※判断を伴う議題については、他の会議などに引き渡す。

■議題:ガイアックスからのタレント輩出について

(野澤)ガイアックスはアントレプレナーシップを重視して起業家輩出を目指している。起業家だけではなく、タレントをもっと輩出して行ってもいいのではないかと思う。古くはマックス村井さん。最近でいうと佐別当さんや石山アンジュさん。そのような社会にインパクトを与えられるタレントが世の中に出ていくことで、ガイアックスのブランドを高められるのかもしれない。例えばナターシャさんのような人。野澤もそうかもしれないが、ある特定の領域でインパクトのある人。起業家に限らずそのような人たちが出てくることでガイアックスの存在感は増すと思う。

(岡田)マックス村井さんは、それで稼ごうとしていたので特殊だが、全事業部長インフルエンサー化計画とした時に、何がゴールなのかとは思った。それで収益化したいわけではないと思うが。

(上田)引き抜かれやすくはなる。ガイアックスの立場としては、そこは諸刃の剣ではある。とはいえ、個人個人のレベルでは、タレントになることは、絶対にリターンは強い。

(岡田)そういう人たちが社内にいることで採用力も上がると思う。

(野澤)イメージしたのは、幻冬社の箕輪さんや元ZOZOの田端さんのようなスターが、ガイアックスにたくさんいる状態。社員個人にとってもメリットがあると思う。例えば野澤を例にとると、自分自身がベンチャー広報の社長や広報PRの専門家として本を出すことで、ベンチャー広報の売り上げに繋がる。また自分たちのようなコンサルにとっては、単価が大事。野澤は広報の専門家として1時間で30万円のコンサルフィーを取っている。その辺のコンサルだと1時間1~2万円だと思う。これがブランディングの効果。そういう形では事業のメリットにもなると思う。
自分の場合はガイアックスという上場企業の役員なのであまり複業できないが、社員はそうではない。
例えば、ナターシャさんが有名になるサポートをして、ナターシャさんがどんどん外からデザインの案件がくるようになれば、彼女のブランドと能力次第では、普通に副業で月100~200万円が入るようになる。そうなるとガイアックスの給与が重要ではなくなり、お金に関係なく好きなことをやってもらえる状態を作れる。一方、他社からの引き抜きなどで退職リスクは高まるので、ガイアックスに継続的に所属するメリットは考えなければならないが。
ガイアックスは今、どんどん社員の平均年齢が上がってきている。それに伴い、平均賃金も当然上がっていく。報酬・賃金と年齢を紐づけないという考え方(年齢に関係なく能力や成果に応じて報酬を支払う)もあるかもしれないが、それもどうなんだという想いもある。ガイアックスに創業の頃から10年以上働いてきてくれていて、それなりの年齢になっていて、仮にその人の能力が高くなかったとして、だからあなたの年収は300万円ね、というのは違うと思う。その時の一つの選択肢として、副業や複業で稼げるようにしていくという考え方はある。ガイアックスの中で活躍できるスキルをつけてもらうのではなく、マーケットで活躍できる力をつけられるように支援していく、というのはひとつのやり方ではないか。つまり、社員がガイアックスの中でしか通用しないスキルではなく、マーケットで通用する力をつけてもらうという方向。

(上田)それはたしかにそうだ。同じような話がシェアリングエコノミー協会でも議論した。シェアリングエコノミー協会でホスト候補者を集めようとしている。協会として、これからホストになりたい人を集めるポジションを取りに行くべき、という話をしている。
それの一環で、企業に紹介を求めるのもいいのではないかと思う。例えば、知り合いの
飲食業の大手企業が、過去、採用を頑張っていて優秀な人を採用している。でも20年経って40代の人が増えてきた。その人たちにずっと店舗の仕事をして貰うのか、という問題がある。かと言って、本社がそんなに大きいわけではない。そこで退職・転職しませんかというのは厳しすぎる。でも副業で個人としての収入の多角化していくのはヘルシーだよね。という話をしている。例えば、一定の資産を持つようになってきたと見なすことができる40代以上という制限をつけてもらってもいいので、企業に副業の紹介をしませんか、という営業をかけていくのもいいのではないかと考えている。少し離れた話をしてしまったが根本的には近いかもしれない。この施策は、当たりそうな気もするが、協会に営業リソースがそこまであるわけでもないので考えているところ。

企業の責任の話だが、働いている人本人にとって重要なのは、昔は雇用を継続できることだった。その後、雇用の継続よりもスキルアップが重要になった。今、重要なのはスキルアップよりも、はるかにブランドがついているかの方が重要になっていると思う。会社の従業員への責任というのは、給与支払いでもなく、雇用継続でもなく、スキルアップできる環境でもなく、ブランディングすることではないかと思う。
その上で、会社側のビジネスモデルについて考えないといけない。

ガイアックスグループの場合、資本というものの活用をしまくっているし、資本についての柔軟性ができてきているので、各関係している事業グループに好き勝手してもらっても、事業を法人化さえすれば、そこに株が入っていることで、成功さえすれば、投資を回収するスキームがきているが、人というものをブランディングするとなると話が違う。ブランディングが進んだ個人は、個人のままで、法人にならないケースも出てくると思う。その場合、株が入っているわけではないので、リターンを確保するスキームもないし、結果的にガイアックスにリターンがなく、見方によっては、誰が投資をしたのか?という話になってくるのかもしれない。ついては、これは、一案だが、「新卒向けの研修は以上です。ここからはエクストラの、本来は、有料の研修やサポートを行う。でも、無料でいいので、いわゆるプロダクション契約をしたい。社員の間は無料だけど、独立したら一部、フィーくださいね。」みたいな方向性はあるのかもしれない。雇用契約とはまた別で。もしもそういう枠組みがあれば、退職することを踏まえても、最後の1日まで、しっかりサポートできる。

(野澤)社員のブランディングがつくと、ガイアックスの力で有名になったとしても辞める人は辞める。それはしょうがないし、それでもいいと思う。そういう人がガイアックスからたくさん出ていくことで、ガイアックスに関わりたいと思ってくれる人は増えてくると思う。

(上田)まぁ、そして、そういうブランドが重要な故に、会社としては、辞めていく人に失礼な対応はできなくなる。

(管)ソーシャル事業部でも、ガンガン起業していく人たち以外にもアピールできるようになってきている。コンサルなので単価にも影響してくる。すごくブランディングは大事だと思う。

(佐々木)ガイアックスメンバーのタレント化と、タレントを外から引っ張ってくるの2パターンがあると思う。自分は社内から育てるのがいいと思う。自分自身もTwitterのフォロワーを増やしていかなければならないなと思っているが、なかなかそれに対する時間を作るのも難しくて悩んでいる。

(管)当然、理想は、育てること。効率がいいのは、発信力のある方を外部から招き入れて、メンバーのことを拡散して貰うこと。例えば今回でいうと、プロフェッショナルのメンバーが1名、ガイアックスに来てくれたことによって、ソーシャル事業部のメンバーのフォロワーは増えた。

(野澤)個人ブランディングの方法として、基本はブログとTwitterだと思う。ガイアックスはソーシャルメディアの会社なのでそこに注力するのは当然で、これまでサボりすぎたのかもしれない。

(上田)昔は、長く働いたら給与が上がるのが当然だった。今でいうとフォロワー手当があってもおかしくないかもしれない。フォロワー人数分、給料上乗せのような。

(野澤)ブログやtwitterでどうやって認知を広げるかも大事だが、大前提として本人が尖った仕事をしていること、仕事で成果を出していることがもっと重要。箕輪さんも田端さんも、単にSNSでの発信が上手というわけではなく、もともと仕事ですごい実績を出しているという点がポイント。

(上田)中小企業のマーケティングの歴史と同じかもしれない。インターネットができる前はみんな普通に事業をやっていた。隣の会社と同じビジネスをやっていた。インターネットが出来て、SEOで勝てないといけなくなった。その結果どんなワードでもいいから一位になることが重要になってきた。つまり、なんでもいいので、小さいマーケットでもいいので、一番にならなければならないことを、そのタイミングでみんな知るようになった。一番になることを追求していくと、自分の好きなことでしか勝てない。今回の個人のブランディングのケースで言うと、ともすると自分の趣味でフォロワーを増やしていく方向性になるかもしれない。

(野澤)自分の好きなこと夢中になれることを見つけるのは重要。マックス村井さんも一番儲かるから始めたわけではないと思う。面白いと思ったから始めたのではないかと思う。
佐別当さんのADDressも昨日今日始めたわけではない。ここ数年、自分で自宅をシェアハウスにし、Nagatacho GRiDを作り、シェアリングエコノミー協会を作った。そしてシェアリングエコノミーの分野で影響力を高めてきた。そのような段階を経てADDressにたどり着いた。佐別当さんはこのような段階を戦略的にやったかどうかはわからないが、少なくとも好きだからやったのは間違いないと思う。

(上田)今、話しているような話は、ほぼほぼ真理だと思う。これが真理であるということに掛けるかというと全力でそちらに掛ける。ただ全メンバーに理解してもらえるかというとわからない。日頃からそのような発信をしていかないといけない。

(野澤)ガイアックスは今でもそれなりにめちゃくちゃな会社(=自由闊達・フリーフラットオープンな会社)だが、さらにそうなる。みんな好きなことを仕事にしている状態。

(上田)たしかにそうしたい。「こんまり流片づけ」があるが、あれは、お片づけする時に一つ一つの荷物を手に取って、これは、心がときめくかどうか、spark joyするかどうか、で残すか、捨てるかを、意思決定するという考え方。私たちも目指す姿は、目の前にある仕事を手に取って、本人の心がときめくかどうか。

(野澤)ときめかなければ、その仕事はしなくていい。そういう仕事しか用意できていない時点で、会社や上司側が問題なのである。

(上田)新人からの「この仕事、ときめかないので、やらないでおきます。」ってセリフが舞うオフィスになっていくわけだ。そもそも振り返ると、創業時から、ガイアックスとして、メンバー1人1人のライフプランを大事にしているが、それが最初のきっかけなんだと思う。

(野澤)組織のあり方ももっと進んでもいいと思う。未来経営会議なので極端な話をするが、ガイアックスは株式会社ではなくオンラインサロンになるのもアリだと思う。ガイアックスグループで仕事したい人は、会社から給料をもらうのではなく、本人が会社にお金を払って参加してくるような。

(岡田)近いところでいうと、あるベンチャー企業では会費を払って手伝ってくれている部隊がいるらしい。

(野澤)ブランディングが最強に効いている状態は、そのような状態だと思う。

(上田)TABICAもボランティアの活用はかなりしていると思うが、マネジメントが難しい。お金を払ってもらうメンバーを集めるのもいいが、まず次のステップはボランティアの活用なのかもしれない。

(野澤)元ライブドアの堀江さんにしろ、キングコング西野さんにしろ、元ZOZO田端さんにしろ、彼らがやっているオンラインサロンはそのようモデルではないか?

(岡田)そこでお金を払ってでも集まる人は優秀なのか、という問題はある。

(上田)優秀な人もボランティアやプロボノをしているケースは多い。どちらかというとお金の支払いが重要なのではなく、「依頼をする」の問題だと思う。よくコミュニティサイトで何をしたらいいかわからなくて、質問掲示板だけは盛り上がるみたいなことがある。「質問をする」と人は返答するものである。優秀な人でも、依頼すれば対応してくれると思う。

(野澤)先ほどの岡田の話に絡めていうと、その人材が優秀なのかどうかも重要だが、それ以上にその人がなぜ働くのも重要だと思う。広報PRの世界でいうと、スタートップが広報を内製するか外注するかという議論がある。内製派の言い分は「広報はその会社のことが大好きじゃないとできない」というもの。自分からすると、どんなに会社やサービスが好きでも広報のスキルがないと仕事では役に立たないし、成果も出せないと思う。岡田のいう通りwhyも大事だとは思う。ただ問題なのは、whyが明確でもスキルがない人ばかりいるのは問題。その人たちに会社がお金を払うなら厳しいが、彼らからお金もらえるなら仕事を手伝ってもらうのもあり。
その際に極めて重要なのは、外の人が面白がって自分がお金を払ってでも参加したいと思うプロジェクトを、ガイアックスが用意できるかどうかだろう。

(上田)たしかに、そういう外部の人が集まらない事業はやらないほうがいいと思う。お金がなくて回っていない事業もあるが。ガイアックスでB Corporationの取得をやるかどうかという議論はあった。B Corporation取得プロジェクトのメンバーを外部に募れば集まりそうではある。

(野澤)20周年パーティも社内のメンバーでやったが、外から運営希望者を公募してもよかったかもしれない。

(上田)ナターシャさんがいろんなイベントもやっているが、Peatixで、参加チケット以外に、ボランティア兼参加チケットを格安で発行していて、外部の人に受付とかをボランティアをやってもらっている。

(野澤)自虐的にいうと、ガイアックスはもともと面白いものを打ち立てて、周囲を巻き込むのは得意。例えばガイアックスは、昔からインターンの活用が上手な会社だが、これは口の悪い人に言わせれば、低報酬でインターンを長時間働かせるのは「やりがい詐欺」。さらに言えば、堀江さんのオンラインサロンだって情報弱者を都合よく働かせる「信者ビジネス」だ、と揶揄されていることだってある。でもビジネスってそのような側面もあるのではないかとも思う。そういう意味でガイアックスのオンラインサロン化というプロジェクトはありえるのかもしれない。

(上田)オンラインサロンといっても、オンラインだけではないということか。メンバーシップ制度という感じで、オフラインや実際の集まる建物があるのかどうかはさておきということか。

(野澤)そういうこと。そして優秀な人にはもちろんお金を払う。両パターンあってもいいと思う。

(上田)基本的なスタンスとしてはオンラインサロンを運営するくらいの世界観ということか。ガイアックスもオンラインサロン化するけど、個々人もブランディングしていこうという形か。

(佐々木)まずは個人のブランド力を上げていったほうが早そう。

(上田)方向感は問題なさそうだが、複数施策を走らせないといけないと思う。

(野澤)今、オフィシャルサイトをブログっぽくやっているがあれは正しいと思う。ただし、まだまだ社員を十分巻き込めていないという点で、今は「仏作って魂入れず」になっていると思うが。

(上田)個人としては、どうしても外部のブログサイトとかに書いてしまったりする。それをガイアックスのオフィシャルサイトに並べるべきなのかどうかを悩むだろうと思う。

(佐々木)それを載せて行く方向でいいと思う。

(上田)社内の世界観はもっとブログで発信していったほうがいいと思う。やりがい詐欺の件とか、ADDressの経営を、外部のプロフェッショナルが手伝ってくれている件とか。この世界観を全社員に知って貰うためには、この世界観を日本全国に発信して行くような活動をするのがいい。

(岡田)多分、税制改革で、社員じゃなくてもストックオプションを発行できるようになって行くと思う。それにいち早く取り組んだ方がいいと思う。

(上田)ガイアックスコミュニティで、そのプロジェクトを手伝ってくれる人の募集を出しても面白いと思う。

(岡田)そのプロジェクト自体のメンバーを募集してしまうということか?

(上田)例えば、ガイアックスからも社員が出るから一緒にやりましょうと。

(佐々木)たしかに、これは本部長会議に上程したい。

(野澤)今の話は、やったほうがいいと思う。

(上田)声かけとか質問が重要だと思う。ガイアックスコミュニティに半ば強引に入ってもらっている中で、今の読むだけのメルマガだけでは面白くないと思う。このような手伝って欲しいというようなお願いが、ガイアックスコミュニティでたくさん流れて行くと面白いと思う。

(野澤)「ガイアックスは株式会社ではなくコミュニティである」という方向に向かわせるのはいいと思う。これは壮大な社会実験。

(上田)あとはこういう環境に全社員が晒されることで、社内から上がってくる事業プランが時流に乗る可能性が高い。佐別当さんのADDressも、佐別当さんが多種多様な人の交差点や最前線に身を置いて受け取っている日頃の刺激ありきだと思う。
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こんまりさん、、手に持った時に心がときめくかどうか。
堀江さん、、有料制のオンラインサロン。

やっぱり、 先達者に学ぶことは多い!

税制適格ストックオプションの、ある一つのルールを変更すべきだ!

僕は、ストックオプションが大好きだ!
僕個人として、いっぱいストックオプションが欲しい、という意味ではなく、ストックオプションという仕組みが大好きだ。

もちろん、上田個人としても、いっぱいストックオプションが欲しい!
みんなちょうだい!!!!

嘘です。
個人として、いろいろ社外取締役とかもやっているし、投資もしているし、アドバイザーとかもしているけど、でも、ガイアックスが僕の魂だから、ガイアックス以外では、一切、ストックオプションをもらっていない。

もしもストックオプションをくれるなら、そのストックオプションをガイアックスに割り当てて、で、そのガイアックスのストックオプションを僕はもらいたい。
ガイアックスの儲けで、やっぱり、僕もすごく儲けたい!(つい本音が、、、。)

 

ウォーレン・バフェットが、ストックオプションの仕組みが嫌いだっていうのは、知っている。

でも、世界中のベンチャー企業で使われている。
ストックオプションじゃなくても、経営陣に対する普通株に対して、投資家に対しては、高値の優先株を割り当てている時点で、経営陣にストックオプションを付与しているのと同様の効果がある。

ストックオプションというのは、要は、「もしもファインプレーを出したらハイリターンがあるよ。」という枠組みである。

ストックオプションがフィットするのは、ウォーレン・バフェットが大好きな、マーケットシェアを占有済みの企業やそういう産業ではなく、これから経営陣やメンバーの活躍如何で、何倍にも企業価値が増えうる会社に対してなのだ。そういう会社には、本当にフィットしている。

ストックオプションや、もしくは、ほぼストックオプションのようなものである優先株に対する低廉な価格で取得できる普通株については、ガイアックスの周りで配りまくっているし、各企業の経営陣からの相談があれば、かなり承認しまくっている。(繰り返すが上田個人以外に。)

えてして、ガイアックスが株主の立場なので、確かに株式が増えて、希薄化し、そして、ガイアックスの儲けが減るのは、本来で言えば、すごく残念なことである。
でも、まぁ、経営陣とそのメンバーの活躍の貢献度合いを考えたら、まぁ妥当といえば、妥当だろうなぁって思う。
活躍してもらって、企業価値が10倍になれば、ガイアックスの持ち分が10%減ったところで何がある、というのだろうか、だ。

 

このストックオプションを思いついた人間は、まさに天才である。
そして、日本においても、このストックオプションでの税制適格という形で過度な税金負担を求めない仕組みを整備した人間は、まさに日本の功労者である。

が、しかし、1つ言いたい!
今日時点の、税制適格ストックオプションは、1つ、仕組みとして、間違いがある。
おそらく、制度を作った人間が、ちょっとした勘違いをしていたのだろう。
というか、税制適格ストックオプションの使われ方のうち、ガイアックスのようなパターンをイメージしきれていなかったのだろう。

何が間違っているかというと、税制適格ストックオプションの条件の1つで、1年間に行使できるストックオプションの行使額が、上限として1200万円に設定されているのだ。
ここが違う。制限すべきは、行使額ではない。
1年間に行使できるストックオプションの、発行時の時価の合計額が、上限として1200万円に設定されるべきだったのだ。

まぁ何を言っているのか、分かんないよね。
何を言いたいのかも、分かんないよね。

 

ここで、簡単にストックオプションの仕組みを紐解いておく。

例えばであるが、下記のようなストックオプションがある。

今、この会社は、上場している企業。
株式の時価1,000円。
ストックオプションの行使価格には、時価以上の行使価格を設定する必要があるのだが、通常、時価を採用するケースが多い。
ついては、行使価格1,000円。
ストックオプションの対象となる株数24,000株。
行使可能な期間を3年目と4年目の2年間に絞る。
各年度において、12,000株ずつ、1200万円ずつ行使できる。

こういう形で、3年後4年後という将来に1,000円で株式を購入できる権利を役職員に対して、権利自体は、無償で発行するわけだ。

これだと、仮に、3年目時点で、株価が2,000円になり、4年目時点で株価が10,000円になったとすると、
その役職員は、3年目に1,000円で12,000株を行使し、1200万円を払い込み、その直後に株式を売却し、2400万円を取得する。ついては、1200万円の利益なのだ。
4年目にまた、1,000円で12,000株を行使し、1200万円を払い込み、その直後に株式を売却し、1億2000万円を取得する。ついては、1億800万円の利益、約1億円の利益なのだ。

 

ストックオプションを配りまくりたいと言っておいてなんだが、株主の立場だとしたら、こんな緩いストックオプションを配りたくはない。

1株あたり1,000円が2,000円に、つまり会社の価値が2倍になっただけで、1200万円も儲かってしまうなんて!許せない!
例えばだが、半分ぐらいの発行量にしておこうよ、というかもしれない。
そうすると、3年目と4年目の利益は、600万円の利益と5300万円の利益になるのだ。

ただ、本来のあるべき解決策はそうではない。
発行量は変えずに、行使価格を当時の時価の1,000円ではなく2,000円にしようよ、という提案の方がスマートなのである。
つまり、企業価値を倍にしたぐらいでは、利益は取らせない、というわけだ。量を減らす必要はない。
そうすると、3年目と4年目の利益は、0円の利益と9600万円の利益になるのだ。
株価を10倍にしたら、やっぱり1億円ぐらいの儲けがその個人にもたらされるのである。

 

ベンチャーフェーズにおいて、投資家が経営陣に望むのは、2倍とかではない。最低でも5倍10倍なのである。
一方で、経営陣サイドも、ストックオプションの量とか減らされるぐらいなら、行使価格のハードルを上げて、逆にストックオプションの量を増やしてもらいたいぐらいなのである。(もちろん行使価格が安い方がいいが、仮に、行使価格が高ければ高いほど、もっとたくさんストックオプションを割り当てしてもらえるとしたら、高くていいので、めいいっぱい大量の株数分を割り当ててくれ、という感情なのだ。)

つまり、投資家も経営陣も、両方のニーズとして、時価ではなく、時価の上を行く行使価格を設定したいわけなのである。
で、話が戻るが、このニーズに対して、現行の税制適格ストックオプションのルールが全くフィットしていない。
先ほどの例えのケースにおいて、元の案だと、税制適格ストックオプションの範囲内ではあるが、行使価格を倍に設定する案に変更すると、税制適格から外れてしまうのだ。

税制適格ストックオプションの制度というのは、
「あまりにも多く儲けるなよ。あまりにも多く儲けるとしたら、税制の優遇を適用しないぞ!」
であるべきだし、本来、そのつもりで作っているはずなのだ。
だから、儲けが減るような設計を否定するべきではない。

単純に行使価格を上昇させた場合、その役職員の儲けが減るに決まっている。
先程の例えでは、具体的には、行使価格を1,000円から2,000円にすることで、1200万円の利益と1億800万円の利益が、0円の利益と9600万円の利益になるわけである。

つまり、税制適格ストックオプションの正しい制度としては、
——
時価が1,000円の時点で、
1年あたり年間12,000株の行使までは、税制適格と見做す。
なお、行使価格については、時価以上であること。
——
であるべきなのだ。

別の言い方をすると、
——
1年間に行使できるストックオプションの、発行時の時価の合計額が、上限として1200万円である。
——
なのである。

読者のほとんどは、どうでもいいと思っているだろうし、僕自身もこんな法律を改正するためのアクションをするほど、暇ではないのだが、本当にこの制度設計は許せない。
そのせいで、行使価格を引き上げることができない。企業価値をちょっと上げるだけで、無意味に役職員に利益が出ちゃうし、そう思うと、発行量を減らなきゃって思っちゃう。

 

きっと読者の皆様には、あまり伝わってないよね。
細かすぎて伝わらないモノマネと一緒の部類かなって思われてそう。ほんと、ハラ立つよ!

分かりやすい例えにすると、
——
スーパーマーケットで、すごく美味しいと評判の定価150円の卵1パックを、今回、特別に割引して大特価50円!で販売。
でも、安すぎるので、お客様1人あたりの購入上限(たとえば3パックまで)を設定したい。
ついては、「卵は1人あたり150円までの購入でお願いします。」という看板を上げた。
——
というようなものである。

ある方が卵を買いに来て、割引要らないから、4つ欲しいので、定価の150円で4つ買うね。って言った時に、
「はい、定価ならいくつでも買ってください。」というパターンはさておいて、
「いやいや、定価だろうが、1人あたり3パックまでです。」って言うべきなのを、
何を勘違いしたのか、
「いやいや、1人あたり150円までの購入なので、定価でのご購入なら1パックまでになります。」というルールにしちゃっているのだ。
まじ、ありえない。

正しい設計は、せめて、「1人あたり3パックまでです。」なのである。
まぁ田舎町のスーパーマーケットの新人アルバイトなら、これぐらいの間違いもご愛嬌、なのだが。

 

たしかに、行使価格を上振れて設定している会社は少ないし、ちょっとしたことなんだけど、これ自体がきっと新しい概念なので、やっぱりイメージしきれないんだろうなぁ。やっぱり普及活動、布教活動をしなくちゃならないのかな。法律改正のためのアクションをしないといけないのかな。

批判よりも行動を!

いやぁ、、でも、パスだな。この案件は。

ADDressの魅力、地域との交流

みなさんにおける、旅行の一番の楽しさっていうのは何だろうか。

ガイアックスでは、地域の人とも交流ができる体験のポータルサイト、TABICAというサービスを運営している。また、「定額全国住み放題」のADDressにも出資をしている。ADDressでは、地域交流を大切にしていて、また、家守という、地域と訪れた人とを繋げる役割の方もいらっしゃるようにしている。

そういう立場の僕だから言うわけじゃないが、やはり、旅行の楽しさっていうのは、ズバリ、その地域との交流だろう。これしかない。
9月にADDressを1ヶ月間使ってみている最中にも、地域の交流が一番楽しかった。

うそ。
アウトドアに並ぶぐらいかな。本当は。

行く先々で、山あいの神社の澄んだ空気、見渡す限りの海の綺麗さ、温泉の湯けむりに囲まれている街並み。すごく素敵だった。

もちろん、長野では、やはり、山の中で朝一に、気持ちよく、ランニングもした。
南伊豆では、近くのヒリゾ浜で、シュノーケルもした。本当に澄んだ水で、魚がたくさん泳いでいる。なんで関東でこんなに魚がいるんだ!
宮崎では、憧れの宮崎らしい最高の波で、サーフィンもした。激アツ!

10月に東京のオフィスに出てきた時は、焼けたねーって言われた。
9月には、ADDress以外にも、新潟でトライアスロンのレースも出たから、もはや、どれで焼けたのかわからない。
ともかく、太陽の下、アウトドアで遊ぶって最高!

っていうのは、さておき、交流の楽しさについていろいろ話したい。

 

ADDressの1ヶ月間で、いくつも楽しい時間を過ごすことができた。

小布施では、英治出版の原田社長に紹介してもらった方にお会いした。その方は、小布施市の市役所にコンサルティングのような形で働いていらっしゃって、なんと、市役所のオフィスで、いろいろお話をお伺いすることができた。さすが、小布施の良し悪し、過去の観光対策としての施策やその結果など、「ほーっ。なるほど!」という話ばっかりだった。まさか群馬の富岡製糸場が世界遺産に登録されてしまったせいで、長野の善光寺へのバスのコースとして、小布施への停車が激減しているなんて!
小布施の地元のコワーキング施設で出会った方は、実家が小布施で、世界中を旅するウェブディレクターさんだった。同業界だけにいろいろと興味を持ってしまう。その方に勧められたトンカツ屋さんも、これまでにないぐらいの美味しさ。

鎌倉では、同じADDressのメンバーで、鎌倉に住み込んでる詳しい人から、これは普通の旅行者だと知らないだろう、っていうようなカフェを教えてもらった。完全なる古民家で、客もガラガラ。古民家カフェといえば、聞こえがいいが、どちらかというと、寂れた誰かの家だ。ランチメニューは1つぐらいしかなく、戦略的に絞り込んでいるというか、きっとまぁ普通に1種類ぐらいしか作れない感じなんだろうと思うメニュー構成だ。普通に田舎に来た感じですごく寛げる。いい店に来れた。まさに地元民の知識だ。

宮崎日南では、どこか美味しい食事処は無いかなぁってウロチョロとお店を覗いていたら、日南地域や、まさにADDressなどを視察に来ていた一団の案内をしていた地元の方に、目を止められて、日南に来たらこれを食べないと!って感じで、お勧めのお店を紹介される。そして、そのままそのお勧めのお店にいってきた。
後で聞いたら、大臣さんのご視察の一団だったそうで。大臣さんにも、ご挨拶させてもらったら良かった!

南伊豆では、家守の方が店長さんをやっているカフェにランチに行く。偶然、その場にそのカフェのオーナーさんが。店長さんもオーナーさんもお二人ともサーファーさんで、サーフィンをやりたく、メッカである下田近くのこの店を切り盛りされているとのこと。
翌日には、偶然、オーナーさんも主催者の一員として開催されているサーフィン大会があるとのこと。小規模な大会だそうだが、間近で、プロのサーフィンの大会を観たことがなく、観に行くことにした。実際に観に行くと、みなさん、さすがのテクニックで、見てて飽きない。大音量の音楽といい、フルーツとアイスなドリンクといい、まさに夏を満喫させてもらった。
夜には、下田のNanZ VILLAGEというオープンエアなサーファー御用達のお店で、その関係でプロサーファーさんと知り合いになって、で、ツーショットの写真まで撮っちゃている。僕は、ミーハーか!

こういった交流っていうのは、すごく思い出に残る。全部、偶然の産物ではあるものの、こういう偶然が発生するかどうか、が、結論、満足度として、重要なのだ。
そして、ADDressというサービスを使う人は、なんとなく、きっとこういった地域との交流の楽しさを知っていて、そして、期待しているように思う。

でも、そんなものは、偶然なんだから、提供できるかどうかわからない。
この期待値と提供物のミスマッチの問題はどうしたら良いのだろうか。

 

この解決方法、完全なる上田の未検証なアイデアではあるが、1つ思いついたのだ!
メンバーシップカードだ!

つまり、住み放題のメンバー向けに、ADDressが、各地域で交渉して、地域の商店の利用時に割引を受けることができるカードを発行することではないかと思う。
通常のメンバーシップカードのように、たくさんのお店の割引ができる、、というのが売りではない。極端にいえば、割引なんてものは、あっても無くてもいい。

地域の楽しいお店とADDressのメンバーとをつなぐためのサービスなのだ。

 

ちょっとした田舎の、地域住民が、日頃、何をしているのか。
こういうことをブログで声を大にして書いていいのか分からないが、見ている限り、一言でいうと、生産性が低い。

カフェでは、マスターさんが、隣の役所に勤めている常連のお客さんと、ツマラナイ話を永遠にしている。
お魚屋さんでは、販売されている女性の方が、魚の切り身を買いに来た近所の奥さんがいらっしゃる度に、仕事の手を止めてペチャクチャしゃべっている。
居酒屋では、なじみのお客さん同士だけでなく、働いているはずの店長さんも一緒になって、ダラダラと野球の話を話している。

生産性が低いって言っちゃダメだな。きっとお客さんの側もそういった気心知れた人がいるお店でサービスを受けたいんだと思う。だからこその毎日のおしゃべりなんだろう。
改めて考えると、東京のモノクロでデジタルな感じこそが、逆に、人が住む環境として、異常なんだろう。

そういった、おしゃべりが大好きなお店の方も、さすがに来ているお客さん全員と仲良くなることはないだろう。また、日帰りや1泊2日で通りがかった見知らぬ人とダラダラ話すこともないだろう。
ADDressのメンバーは、1週間や1ヶ月、その地域で過ごす。それに、一度使うだけでなく、その土地を気に入れば、きっと数ヶ月後にまた何日も住み込むのかもしれない。
だからこそ、その地域のことが知りたいし、そして、ある程度、時間の余裕もある。下手したら、3泊でも5泊でもどっちでもいいかな、って思って日程を決めている。数日ぐらい、ダラダラと過ごしたところで、何も変なことはない。どうせ東京での毎日の生活でもダラダラ過ごしているだけだから。

上記のような、地域で長年、商売をされていて、「おしゃべり」という人として大切なスキルを持っている方がいるお店をしっかりピックアップして、ADDressメンバーに紹介することがポイントなのだ。
そして、ADDressメンバー側も、メンバーシップカードを見せることで、「私は、この土地に興味があって、長期間、遊びにきたヒマ人なんだ!」と宣言することができ、ご飯を食べに行って、逆に、まんまとそのお店の方に餌食にされる、ということが実現するのだ。
もちろん、旅行中に、この店はどういう店かわからなくたって、何も遠慮なく、手当たり次第に、自ら積極的に話しかけれる人ならいいだろう。
でも、僕は、シャイなので、入った店で、声高らかに、「今日、僕は、ヒマを持て余す神々の遊び、として、この店に来たんだぞ!」と叫ぶことはできない。
きっと、こそっとお店に入って、「このお店のオススメってなんですかねぇ。」って小声で聞くぐらいが関の山である。

 

メンバーシップカードで提供されるベネフィットは、本当になんでもいい。もはや100円引きでもいい。居酒屋とかならドリンク一杯サービスでもいいし、カフェとかならミニデザートのサービスでもいい。八百屋さんやお肉屋さんとかなら、「何かオマケをつける。」でいいのだ。
まさに、例の、商店街で鳴り響く、「奥さん、今日はちょっと特別にサービスしておくからね!」だ。

 

ADDressっていうのは、ホテルではない。住居だ。だから、サービスが欠けまくっている。フロントの人も居なければコンシェルジュも居ない。家守と会えるタイミングがあれば大丈夫なのだが、そうでないと、この地域のどこに何があるのかを聞く相手も居ないのだ。
一方、ホテルは、普通、泊まりにきた顧客を囲い込もうとする。そしてサービスを多角化しようとする。旅行客のお財布消費の占有度を高めようとする。ホテルの中に、レストランというものがあったりする。大浴場も当たり前のようにある。なんと、併設のカラオケバーやマッサージサービスがあったりもするのだ。

ADDressではそんなものはない。食事一つ取っても、お店を探して食べるか、自分で商店街の八百屋さんとお魚屋さんに行って材料を買ってきて作らなければならないのだ。まぁ住んでいるから普通といえば普通なのだが。

だからこそ、必然的に地域との交流が増えてくる。
だからこそ、ホテルより、ある意味、ADDressの方が、パーフェクトなサービスなのだ。
そして、メンバーシップカードは、地域との交流を量産できる。
「地域ならではの人との、特別な、思い出に残る、偶発的な」交流の、再現性が高いのだ。

ぜひ、このアイデアを採用してください!

●定額 全国住み放題「ADDress」

 

ADDressへの投資、セルフサービスが心地よい

今回、ADDress社のシリーズAのラウンドがあった。このラウンドでもガイアックスとしてリードで入らせてもらった。嬉しい。
で、実は、投資の前、9月に、僕自身が、1ヶ月間、みっちりとADDressを使ってみた。その感想をシェアしたいと思う。

この1ヶ月、ADDressを使い倒してみての最大の感想は、「セルフサービスが心地よい」だ。

約1年前にADDressの設立時に出資させてもらった時から、今回、実際にADDressのサービスを使ってみるまで、この「セルフサービス」ということが、一利用者の立場としての僕にとって、大きな魅力であることを全く気付けてなかった。

最近も、何度か、この良さについて、周りに説明しようとトライしているのだが、なかなか上手に説明できない。がんばって、いくつか例に出して伝えたい。

 

僕の兄上は、温泉に詳しい。年間100箇所以上の温泉を体験している、そして、最近では、専門雑誌にも寄稿までするようになった。
そんな兄上曰く、
温泉旅館で最近起こっている、最大のクレームは、
「夜、くつろいでいるところに、部屋にスタッフが入ってきて、布団を敷くこと。そして、朝食会場に行ってご飯を食べてる隙に、勝手に部屋に入り、布団をあげちゃうこと。」
とのことである。

旅館経営者の立場からすると、コストを使って、満足度を上げようとして、なぜ叩かれなければならないのだろうか、と思うだろう。残念極まりないことである。

そして、逆に最近明らかになっている、コスパが良い、つまり、コストの割に宿泊客の満足度を上げる重要な一手は、
「大浴場に、取り放題のタオルを設置すること。」
である。
たしかに、なぜ、数万円払って温泉旅館に泊まって、部屋からタオルをわざわざ持っていかなければならないのか。そして、今さっき、大浴場で使ったタオルをわざわざ部屋に持ち帰って、明日の朝、気持ち良く使うためにタオルを干さねばならないのか。
僕は、いつも、きっちり乾いて欲しいので、タオルを掛けたハンガーを壁とかふすまの上の方に引っ掛けて寝ることにしている。部屋の壁にちゃんとした取っ掛かりもなかったりして、引っ掛けるのに苦労したりもする。その苦労している様子なんてものは、落ち着いて考えると謎すぎる図である。

この温泉旅館に関わる2つの話のポイントが何かわかるだろうか。
「僕が僕のやりたいようにやるから、資材だけ積んどけ。」ということではないかと思う。

 

別の話になるが、
みなさんは、タイムズカーシェアとレンタカーと、両方のサービスが並んでいた場合、どちらを使うだろうか。
僕は、両方があるのであれば、絶対にタイムズカーシェアを使う。
カーシェアは、なんといっても、手続きが早すぎる。スマホアプリの操作や、カードをかざすだけで、車のロックを外し、乗り込んですぐに出発することができる。
一方、レンタカーだと、店頭で、カウンター越しにスタッフさんとやり取りをするのが面倒すぎる。スタッフさんが車を事務所の前まで持ってきてくれてもいいのだが、それで待たされるのが嫌だ。
出発のタイミングでもお見送りがあったりする。お見送りのために店員さんが、外に待ってくださっていると、泣く泣く出発せざるを得ない。こっちとしては、出発前にゆっくりスマホのBluetooth連携やカーナビの設定などをしたいのだ。

全体的に人が動いていることに対して無駄を感じるし、そして、その無駄に付き合わされている感じがする。ストレスだ。つまり、お見送りされるのは、ストレスだ!
もちろん、僕のために動いてくれているのだが。

カーシェアなら、土曜日の朝9時に予約しておいて、でも、自宅のベッドから抜け出すことができず、昼過ぎの13時に取りに行くことも多々ある。
レンタカーだと、9時に予約したら、体に鞭打って、遅くても9時30分までに取りに行くか、もしくは、9時30分ぐらいに、「すみません、、遅れてて、、。10時ごろになると思います。」って電話をするだろう。

もちろん、カーシェアだと、自分で掃除をしないといけない。でも、実際、毎回、掃除機を入れてもらう必要性は感じない。地域の30人ぐらいが、良心に従って、適当に、適切な綺麗さをキープしていれば、それで十分だ。

つまり、カーシェアのポイントは、「僕が僕のやりたいようにやるから、車だけ置いとけ。」ということではないかと思う。

 

セルフという訳でもないのだが、ヘアカット専門店のQBハウスにも通じるところがあると思う。最近は、ガイアックスのブランド責任者のナターシャにQBハウスに行くことを禁止されているので、あまり行ってないのだが。

あの何のサービスもなく、することだけして、スピーディに終わる、あのサッパリした感じ。もちろん、散髪で頭がサッパリするが、サービスがそれ以上にサッパリしている。
個人的には、10分という短期間で完了してくださることを評価して、普通のヘアサロンよりも、より高い値段を払ってもいいぐらいだ。

普通のヘアサロンだと、マッサージをしてくれたり、お茶を出してくれたり、雑誌を選んで置いてくれたり。至れり尽くせりだ。正直、これらを全て省略してくれているQBハウスは、天才だと思う。
普通のヘアサロンで、特に困るのは、ワックスを付けたりスプレーしたりして、髪型を整えてくれることだ。僕は、シャンプーをしない派(湯シャン派)なので、そもそもお店でシャンプーもしてもらうのが嫌なのだが、ワックスをつけられると、家でシャンプーで洗わなければならない。
撮影とかの予定があって、その前にワックスで固めてくれるのは、もちろんいいのだが、日常生活であれば、そういうことは、はっきり言って不要だ。

つまり、QBハウスのポイントは、「僕が僕のやりたいようにやるから、最低限なことだけやっとけ。」ということではないかと思う。

 

みなさんは、ホテルと別荘とどちらが好きだろうか?
ホテルはホテルの良さがあるのだが、別荘は別荘の良さがある。もちろん、僕は別荘を持っていないのだが。
沖縄旅行の際に、知り合いが持っている別荘、普通の最高級なタワーマンションの一部屋なのであるが、を使わせてもらったことがある。
最初に部屋に入るまでは、ちょっと全体像を掴めなく、「うーん、借りたお部屋、どういう感じなんだろう?」という気はするが、一旦、中に入って、冷蔵庫やら、ガスコンロやら、洗濯機やら、テレビやら、ベッドやら、全部見てみたら、完全に把握できるし、把握してしまったら、もはや、東京の我が家と何も変わらない。店員も誰もいないし、非常に落ち着く。
近くのスーパーへ買い出しに行ったり、自由に洗濯したり。

みなさんは、ホテルや旅館で、実際に洗濯やクリーニングをしたことがあるだろうか?仕事用のカッターシャツぐらいであれば、クリーニングへ出すのはいいのだが、たとえば、このパンツはクリーニングへ出すのだろうか、と、悩んだり。結果、自分で洗面所でパンツを洗って干したりして。一体、僕は、パンツの洗濯という「日常の当たり前」を誰に遠慮しているのだろうか。
ビジネスホテルによく設置されているコインラインドリーも悪くはないのだが、1時間ごとに計3回も出向かなければならない。コインランドリーでは、クレジットカードやPayPayは使えない。しかも、コインランドリーのある2階に両替機が置いてなかったりして。しかも、洗濯洗剤を置いてないケースもある。フロントにわざわざ行くのは面倒すぎる。

話は戻るが、別荘は、洗濯をはじめ、全てを自宅な感覚で使えるのがいいとは思う。これが別荘の良さだ。人はいない。サービスはない。ものはある。これが、落ち着く理由である。

別荘のポイントは、「僕が僕のやりたいようにやるから、使っていいという権限だけ渡しとけ。」ということではないかと思う。

 

別荘は、いい。

だからと言って、僕は、軽井沢という固定された場所に、多額の初期費用を払って別荘を買おうとは思わない。流動ではなく、固定の匂いがプンプンする!そんなのイマドキじゃない。

だからこその月額サービス・多拠点のADDressなのだ。
ADDressというサービスは、「僕、住所不定っす。」っていう感じのコアなアドレスホッパー向けのサービスという側面だけではなく、むしろ、東京に拠点がある一定程度の余裕のある人向けのイマドキの別荘でもあるのだ。

つまり、「別荘 as a Service」、略すと、「べっース」、なのである。

セルフサービスだから、説明書きがいっぱいある。家や家の設備の使い方は、そういう説明書きを全部読めば全部分かる。自分の部屋の布団の上げ下げも、自分の部屋の掃除もハンディ掃除機でセルフサービスだ。全貌がまるっとわかって、安心だし、落ち着く。

だから、逆にいうと、運営コストが掛からない。

タイムズカーシェアって、急成長したよな。まぁそれはそうだよな。だって、セルフで顧客満足が落ちなくて、運営コストが下がるんだし。
QBハウスって、急成長したよな。まぁそれはそうだよな。
スーパーマーケットや、ファストフードとかも、急成長した。

宿泊を提供するホテル業界では、アパホテルやドーミーインなどの最低限のサービスで低価格で泊まれるホテルが、順調に成長してきている。

でも、よくよく考えると、宿泊のサービスは、あともう一回り、コストダウンできる。

実際、ADDressは、4万円で30泊できてしまう。
1泊1300円だ!

よくもまぁ、こういうサービスを思いついて、そして、実際やろうとするよな。

ADDress創業者の佐別当さんと桜井さん、天才である。

 

●定額 全国住み放題「ADDress」