脳の中を晒すということ

ブログの更新、久しぶり!
脳置き場のブログの更新がない、つまり、上田には、やっぱり置くような脳が無いのではないか、という突っ込みを頂き続けている今日この頃。

さて、昔、尊敬する人に薦められて、アドラー心理学の本を読んだ。アドラー心理学、非常に勉強になる。

もともと、偉そうにしてはならないとは思っていた。そういうスタイルが良い形だと。創業メンバーの山根麻貴元副社長がすごく良かった。それ以降もうちの幹部陣はみんな腰が低い。
そういうのを見習わないといけないと思っていた。

 

アドラー心理学、人を伸ばすならば、怒るな褒めるな、という考え方。
「怒るな」は、まぁ分かるけど、「褒めるな」というのが、あまり普通は、聞かない考え方だと思う。
がしかし、たしかに、「褒めるな」は、すごく重要。
褒めることで、あきらかに褒めている側が褒められている側に比べて、上に位置する。例えばの話しであるが、目上の人が成果を上げた時に、目下の人が目上の人に対して「よくやった。」というセリフを言うのか、という話しである。そういう時には、「すごい!」「嬉しい!」だと。まぁたしかにそういう感想になるだろうね。
ついては、「よくやった。」は、かなり失礼な言い回しだと明確に分かる。
だからこそ、仮に立場上、目下の人が成果を上げた時にでも、同様に「よくやった。」は厳禁なのである。
(そういえば、当時、20代で部長をされていた佐原さん(現、EDGE株式会社の社長)から、全体会議でこういう話しをするようにとご指示いただき、がんばってそういう話しをしたら、その日の夜に、「よくやった。」と褒めていただいた。)
(そういえば、その佐原さんに、アドラー心理学の本を、お薦めいただいた。あれ?)

佐原が紹介されているブログ by 杉之原
http://www.gaiax.co.jp/gaiax_blog/people/suginohara_04/

あと褒めることで、人をコントロールできてしまう。
褒められると、褒められることを期待して、動いてしまう。つまりコントロールされてしまうのである。
で、コントロールされちゃっている人が、果たしてパワフルなのか、ということである。

上司だろうが部下だろうが、目上の人にだろうが目下の人にだろうが、相手に対して、謙虚であるべきで、怒ることもなく、褒めることもなく、が、より良い姿なんだと思う。

 

巡り巡って、
結局、
僕が謙虚であるべきと思うのは、
僕が謙虚である時間帯が存在するのは、(謙虚じゃないタイミングも多いんだけど!ごめんなさい。)
僕が、「生まれたままに謙虚」だから謙虚なのではなく、
僕の大切にする、「費用対効果」「投資リターンの考え」において、謙虚なのだろうと思った。
謙虚であることで、周りの方がより伸び伸びと成長され、結果、そのおかげで、利益やリターンも関連してやってきてくれるんだろうと。

やっぱり利益を上げないとね。
やっぱり効率が高くないとね。

謙虚であることは、儲かること。なのだ。

おそらく子供に対しても、そうなのだろうと思う。
子供には、かなり成長して欲しいし、大物になってもらいたい。できれば、孫さんとか稲盛さんとかがいいな。ふと気がつけば、子供が、孫さんとか稲盛さんクラスになってたりしてないかな。
それ(=子供が大物になること)が、僕の人生を安泰にさせる。

子供が僕のことを過剰に尊敬し、僕の言うことを守ることは、実は、僕の人生を安泰にさせることにつながらない。言うことを守るのではなく、ちゃんと、僕のことなど、眼中にないような人間になってもらわないと。

 
 

社員さんとの関係もそうなんだろうなと思う。
いきいきと我が物顔で新人さんも含めて全メンバーがオフィスを歩いて、構造化されていない環境でいきいきと伸び伸びとお仕事をされる環境づくりを志向するのは、、だいぶ間を省略するが、、僕やガイアックスというものが儲かるからである。

 

あと、結局のところ、偉そうにしたいと思っても、偉そうにすることなんてできない。もっと言えば、教えることがたくさんあったとして、また、教えた所で、尊敬もされない。
尊敬されることが儲かることなら、尊敬されるようにがんばろう。
しかし、そうしたいと思っても尊敬されない。もはや、ネット時代だから。

僕は、脳と脳をつなげたい。
脳と脳がつながることが、この時代に生きる僕達の使命だと思っている。

結局、教えることなんてできない。
僕の脳の中身を、アクセス可能な領域に置くだけの話、検索されやすいようにして、APIを用意するだけの話し、なんだ。
本を書いて、著者ということだけで、「偉い人になれる」時代ではない。
参考になるサイト、たとえば、「Wikipedia」というサイトがあったとして、みんなアクセスしてる。みんなその情報をゲットしている。
でも、そのサイトやサイトの運営者に対して、誰が尊敬しているのだろうか。
尊敬をしていないのだ。
でも、だから、なんなのだ。
それでいいのだ。

 

知識がある、経営能力がある、皆に対して指導をする、情報を提供する、

それがどうすれば尊敬につながるのであろうか。
いや、きっと、つながらない。

そして、尊敬につながる必要はなく、そして仮に尊敬につながったとしても儲からない。

大切なのは、脳の中身を開放すること。SEO対策をして検索されやすいようにすること、APIを充実させること。
ただ、ただ、それなのだ。

ただ、誤解の無いように。「脳の中身を開放して脳と脳をつなげること」これは、手段ではなく、もはや僕の中では目的なのだ。
それが「儲かる」と思ってはいるのだが、、、だとしても、それが、僕の人生のメインではない。
世の中の脳と脳をつなげて、世の中の全ての人が成長しやすくなる、それが目的なのだ。

 

その割には、脳置き場ブログの更新がない。僕って、脳が無いのかな。もしかして。

 

2017年もっとコミュニティじみたモノに

ガイアックスは、創業以来「Empowering the people to connect.」、つまり「脳と脳をつなげる」「人と人をつなげる」を掲げている。インターネットの登場により、テクノロジーの可能性と、僕がやりたかったこと・人生でやるべきことがリンクして生まれたミッションだ。

以来、このミッションに基づき、ソーシャルメディアとシェアリングエコノミー関連の事業を中心に拡大させてきた。

創業当初は、この事業分野の説明として「脳と脳をつなげる」「人と人をつなげる」事業なのです!とだけ言っても誰にも伝わらず、「ソーシャルメディア」や「シェアリングエコノミー」などの便利な単語も、もちろん存在しなかった。
そのため事業を説明するときは、まず、インターネットに2つの機能があることを伝えていた。

ひとつは、インターネットはコミュニケーションツールであるということ。電話や手紙やFAXなどと同じく、1人と1人が個別のメッセージを送り合うことが可能になる。
もうひとつは、メディアであるということ。新聞や雑誌、テレビやラジオなどのように、広く多くの方にメッセージを伝えることができる。

これら2つの機能(コミュニケーションとメディア)が重なり合うのがインターネットのスゴイところです、インターネットを通じて人と人を、脳と脳をつなげていきます、という話をしていた。ガイアックスのやっている事業分野の説明は、本当に難しかった!

当時、無理やり使っていたのは、まだ世に出てきていない「ソーシャルメディア」でも「シェアリングエコノミー」でもなく、「オンラインコミュニティ」という単語であった。人が集まるしなぁ、だから、コミュニティ?みたいな感じで使っていた。

「コミュニティ」というと、ちょっとした田舎でご年配の方々がリアルに集まるというイメージを持たれ、誤解を招きがちだったが、とはいえ、代替案はなかった。

ともかく、創業時からガイアックスはその分野に取り組んでいたのだ。

 

みなさまのご支援のおかげで、現在のガイアックスは、売上50億円を超え、関わってくださるスタッフの方は、1000人規模の会社に育ってきている。
社内SNSや、学校裏サイト対策、企業のSNS活用やコンサルティング、最近ではシェアリングエコノミーなど、ミッションに沿った事業を拡大中である。

そして、事業を拡大していくにつれ改めて思うのが「私たちは、コミュニティ作りをしているのだ」ということである。

昨晩も、「私たちの取り組んでいるシェアリングエコノミーは、マーケットプレイスなのか?コミュニティなのか?」をテーマに深夜まで議論をしていた。

まぁ外からみたら、明らかにマーケットプレイス、つまりサービスの販売なのだが、理念としては「コミュニティ」の方が当てはまる。「サービスの販売」がゴールではなく、ホストもゲストも含めた大きな人間関係を作るのがゴールなのである。長時間に及んだ議論も、「やはりコミュニティだろう」という結論に落ち着き、改めて皆でそのことを確認したのだった。

 

2017年、ガイアックスはオフィスを移転し、働く環境・組織の環境を新しく作り直すというプロジェクトに取り組んでいく。
パソコンや周辺機器などのファシリティ、空調や日差し、空間の広さや座り心地、たしかにこういうのも重要だろう。
しかし、働く環境についてとことん考えていくと、必ずと言っていいほど湧いてくる疑問が「そもそも、なぜ出社しなければならないのか」である。下手をすると、自宅の方が、作業をするには良い環境だったりする。
それでも出社する理由、それは「人は人を求めているから」だと僕は考える。

社内はもちろん、一緒に仕事をするパートナーなども含めた関係者、もっと言えば、これから関係者になるかもしれない潜在的な関係者(つまり、今日の時点でまったく会社や事業に関係のない人)と出会い、いかに交流を深めていくか、が、組織の環境作りとしても重要なテーマだ。

赤の他人も含めた、より多くの人たちと繋がっていくことで、強烈な方向性を共有したゆるやかなグループがうまれ、議論や作業に深みが増していく。そんな「コミュニティ作り」こそが、組織の環境作りなのだと、僕は確信するようになった。

 

2017年、僕は、ガイアックスは、事業としても組織の環境としても、よりコミュニティじみたモノを目指していく。

シェア経済サミットで、みなさまの並々ならぬ勢いを感じれた

先日、11月25日、代表理事を務めるシェアリングエコノミー協会主催で、シェア経済サミットを開催した。

・4ヶ月前の状態
「サミットやりたい!」「そうだね、やりたいね!」という感じ。
まぁ、あの頃は、本当にできるとは思わなかった、というか、素で、「やりたーい!」って感じ。

・2ヶ月前の状態
一言で言うと、ほぼほぼ白紙。プログラムは何?海外からゲスト来るの?来場者集まる?普通だったら、この頃には、サイトがアップされているのでは?
2ヶ月前にして、大丈夫なのかな?感が、満載。というか、引き続き、本当にやるの?感。

・そして開催日
で、結局、素晴らしいイベントに。数ヶ月前からは、想像できないぐらい。正直、びっくりした。
シェアリングエコノミーの大御所が集まってくださって。
というか、IT政策担当の鶴保大臣まで最初のオープニング・セレモニーに来てスピーチいただいて。

大臣!!
シェアエコ協会の代表理事が言うのもなんだけど、なんだこれ、感、満載。

なんて愛されているんだ!!
完全に、業界のみなさまや、政府・自治体関係者の方、そして、スタッフのみなさんの暖かい支援のおかげ。
っていうか社会のみんなに愛されている感満載。
この愛情、、感謝してもしきれない。

登壇くださったみなさま、ご来場いただいたみなさま、スポンサーのみなさま、そして、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました!

 

サミットで気になったトピック

・政府関係者のすごくパワフルな方が時間を割いて講演に来てくださった。

鶴保大臣のスピーチは、普通のお堅いご挨拶、ではなく、ご自分の体験や感想を元に、シェアエコに対する思いを語ってくださった。
最初から、えっ。おもしろ!っていう感じ。
その後のセッションにおいても、自民党のIT戦略特命委員長の平井卓也先生、内閣官房IT室の犬童参事官、経産省の前田審議官、総務省の今川課長、のみなさまをはじめとする、一言でいうと、パワフルな方が目白押し。そこまで言っちゃっていいのか!な感じの話までお話ししてくださって。

民間の一業界団体のクセして、こんな素敵な方々に応援してもらって。これで、しっかりと立ち上げれないって、バカだと思う。

・地方自治体の方々の支援もすごい。

地方自治体の方による、シェアリングシティに向けて宣言頂いたのもパワフルだった。
シェアリングシティ宣言、つまり簡単に言うと、民間のシェアリングエコノミーのサービスを自治体の運営に活かしていきます!という宣言のことで、千葉市、浜松市、佐賀県多久市、秋田県湯沢市、長崎県島原市の5つの市から、なんと、市長さん・副市長さんに来ていただいて。

ここまで地方自治体に注目いただける理由、きっとシェアリングエコノミーというのは、元来、「助け合い」の精神のものであり、行政と同じ根っこを持っているのだと思う。そして、そういう背景を考えると、僕たちは、ビジネスだけの視点ではなく、公共サービスの視点を持って、より良い姿・より良いサービスを探さなければならないんだと思う。

自治体において、シェアエコの活用が、どんどん増えていくことは明白なので、シェアエコ協会が、どんどんつないでいかなければならない。
可能な限り、たくさんの地方自治体のニーズや窓口を開拓・整理していって、そして、地方での展開を希望するシェアエコ事業者をたくさん集めていって、的確につなげていく、という役割を満たさなければならない。

ただ、地方自治体って、、あまりに過去20年間の社会人人生で縁が遠すぎる。。
みなさん、仲良くしてください!!

・シェアエコの企業のプレゼンが面白い。

僕がファシリテーターをしたマーケに関するセッション、けっこう面白かった。普通に。っていうか、普通に僕が、話を聞きたい人を集めてしまった。
まず、Uberのプレゼンすごかった。高橋社長もかっこいいが、UberEatsのビデオも、かっこよすぎ。あれは、卑怯だ!あれを見たら、僕もUberEatsを頼みたくなる。僕もUberで働きたくなる。僕もお寿司を運ぶのに自転車を走らせたくなる。そんじょそこらのCMなんかじゃ太刀打ちできない。
UberEatsこれまで、ガイアックスのオフィスが、宅配の範囲から300mぐらい外れていたんだけど、やっとこの前、ガイアックスオフィスまでたどり着いた。で、頼んでみたけど、やっぱり完璧な体験だった。僕のスマホの地図の上を、僕のパスタが近づいてくる!

スペースマーケット重松社長、キッズライン経沢社長のプレゼンも、隙きがないし、流暢だし、パワフルだし。そして、その裏付けとなる伸びっぷりがすごい。話を聞けば聞くほど、順調な感じ。さすがだな。

その他、たくさんあるセッションで、多くの企業さんにプレゼンをいただいた。プレゼンの場でもみなさんから、順調という感じの話を聞いたが、コーヒーブレイクな時間に交流を通じて聞いた話などでも、各社の攻め込み度合いのすごい話が聞けた。まぁ順調って言っても、立ち上がってくる産業のあるあるではあるが、トラブルだらけで、課題だらけで、ボロボロだったりすることもあって、そして、でも、よくよく聞くと、数字はしっかりと力強く伸びている、みたいな。
僕たちも本当に負けてられない。同じシェアエコと言っても、カテゴリが違うので戦うわけではないのだが。つい、その勢いで、その日のサミットお疲れさま会の後、オフィスでTABICAの幹部メンバーで朝まで議論をしてしまった。

スポンサーさんのプレゼンも、時間帯とかの関係もあったが、そちらはそちらで面白いコンテンツも多く、僕以外にも普通に参加者が溢れてたりもして、すごいなぁ・面白いなぁって感じ。

あー、面白すぎて、毎日、こういうコンテンツを聞いていたい感じ。

 

 

今回のサミットでは、佐別当&桜井をはじめ、ガイアックスのメンバーもかなり動いたし活躍もしたが、今回は、それ以上に、何より、スペースマーケットさんの動きは、本当にすごかったし素晴らしかった。企画から始まり、会場手配、スポンサーさんへのプレゼンなど。当日もスペースマーケットさんの多くの方にお手伝いしていただいた。いる人いる人、みんなスペースマーケットさん、みたいな。さすが、重松社長率いるスペースマーケット、根性入ってるなーって感じ。改めて、業界の内外に、スペースマーケットここにあり!と名を知らしめた感じがする。数ヶ月前には、姿形もない、もっと言えば、本当に開催されるのかなぁって、代表理事の僕自らが思ってた、あんな状態から、ここまで高いレベルのイベントに引き上げて実現させてくださって。小池さん、ホントすごい!積田さん、石原さんもすごい!メンバーとして、そして、チームとして、こういう根性があれば、どんな戦いでも勝っていけるのだろうと思う。

 

そんなこんなで、サミットの運営メンバーやスタッフのみなさんは、明らかに大変そうで、サミットが終わった瞬間も、お疲れさま会にもいけないぐらい、お疲れさまな状態で、ぶっ倒れてたみたい。僕は、そんな空気も読めず、次回、1年後の開催とかでなく、数ヶ月後がいい!またやって!何度でもやって!って言ったら、はぁっ?!て言われてしまった。本当に良いイベントなのに!本当に!

2015年11月のシェアエコ関連の経営者が集まった交流会や、2016年1月のシェアエコ協会が設立も、最初の第一歩だと思ったが、今回のサミットは、社会を巻き込むための、まさに大きな第一歩に位置されると思う。
社会からの応援や期待があって、協会としての活動や、シェアエコ事業については、短期間に急速に伸びてきているが、もっともっと伸ばさなければならない。

シェアエコを社会の隅っこにあるのではなく、社会のど真ん中にしなくては!
みなさまの並々ならぬ勢いを感じれたことで、再確認した。

シェアリングエコノミー検討会、政府の会議なのに単純に最高に面白い

金曜日のこのシェアリングエコノミー検討会という会議、かなり面白かった!

佐別当さんのFacebook投稿から

第1回シェアリングエコノミー検討会、想像以上に有意義な会でした。日本のルールメイキングをされてきている知見のある方々、シェアエコ推進に向けてその見識を提供頂き、とても心強い。NHK、テレビ朝日、毎日新聞などメディアや傍聴も多く、注目度の高さを感じました。議事録はまた公開されると思いますが、新しい社会作りに向けて動き出した感のある場でした。

本日の資料は以下に公開されています。特にEUのシェアリングエコノミーに関するガイダンスの紹介もされ、プラットフォーマー・ホスト・ゲストについて分けて議論する重要性、ホストがゲストに、ゲストがホストになるCtoCの特徴について理解された上で議論されていたのはほんとに最先端な場だと感じました。

その上で、既存の業法やBtoCの企業中心のサービス提供と違い、顧客のコントリビューションによって効率が高まり、安全性を高めるという合意形成の重要性という話は目から鱗でした。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/senmon_bunka/shiearingu1/dai1/gijisidai.html

 

ニュースもいっぱい取り上げてもらっている。これは、テレ朝さん。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000078700.html

民泊やライドシェアなどシェアリングエコノミーと呼ばれる新しいビジネスについて、提供者と利用者のトラブルを防ぐためのルール作りを進める検討会議が始まりました。

 

 

なぜ、こんなにおもしろいのだろうかね。
政府の会議がこんなにおもしろいものだなんて、知らなかった。

あまりに、「今の社会」に対して、「完全に次の社会」の議論だから、本当にいろいろな想定や、解釈があって。

その想定をめぐり、各界の第一人者がこれまでの多くの経験を元に、ぐいっと切り込んでくる。しかも、それに対して、一瞬で、他の人から、レベルの高いレスポンスが返ってくるという。

ある食材があって、それに対して、和洋中の一流の料理人が、入れ代わり立ち代わり、その素材に手を加えて次の人につなげていくんだけど、その手の加え方一つ一つが、想像してなかった感じで切り込む感じ。
共創とか、発散とか、バランスとか、そういうのが、絶妙な感じ。

うーん、この楽しさを説明できない。
当たり前だけど、みんな、ちゃんと社会のこと考えてて。それが伝わってきて。

生きててよかったー。

 

僕が、特等席でゲームに参加して、ここまで満喫できているのは、本当に、支えてくださっている協会の会員さんやメンバーや、そして、ガイアックスのメンバーやステークホルダーの皆さんのおかげ。

ホントに幸せ。

でも、シェアリングエコノミーが社会に真に浸透したら、当たり前だけど、こんなものじゃないぐらい、段違いに幸せなんだろうな。毎日、涙が止まらないぐらいの。

がんばろう。

 

震災対応としてシェアリングエコノミーで出来ること

ガイアックスグループでは、アディッシュ仙台株式会社が、仙台に拠点を持っており、数百人のメンバーが働いている。
東北大震災の際に、当然に被災をしたわけだが、仙台はアディッシュの重要拠点であり、その拠点で行っていた多くの責任ある業務を止めるわけにもいかず、とはいえ、通勤ができない人や、働いてくださっている一人ひとりが生活のための物資の入手も困難で、すごく大変だった。

その際に、本当に、多くの方に助けていただいた。

 

たとえばだけど、(書いちゃっていいのかダメなのか分からないけど、でも、時効だと信じて無断で書いちゃうけど。)
西濃運輸さんに頼み込んだところ、偶然、調整できるトラックとドライバーさんが手配でき、震災直後で道も仙台まで届くかどうかわからないようなところ、トラック丸々一台分の救援物資を現地に運びこむ挑戦をしてもらって、無事になんとか、超特急で運び込んでくださった。

良くないよね、こういうの。西濃運輸さんとは、特別、何かそこまで太い取引をしてたわけじゃないのに。普通の事務所オフィスとしての取引だけだったのに。そこまでしてもらって。返す言葉がない。

百歩譲って、運んでもらったことがいいとしても、許せないのは、イレギュラー対応だったからって言って、料金を受け取られない。こっちだって、ちゃんとした会社なんだから、払えるっつうに。本当に良くないよね。

せめて、せめて、お礼に参らせていただこうと思って、がんばって配送センターの所長さんにアポを入れようとしたら、下記の返事が。

 拝啓、平素は格別なるご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度の東北地方太平洋沖地震の被害に受けられた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。

お気持ち有難うございます。

弊社と致しましても、社会の大動脈である物流事業という使命を果たすべく、この度の震災に対し出来る限りの力を果たさなければならないと所員一丸となって、当たり前の事を当たり前にしているだけでございます。
輸送ルートも完全な復旧にはなっておりませんが、全力を挙げて取り組みたいと思います。
物流に携わる者として、当たり前の事をやっていると思っておりますので、わざわざ、お伺いいただくのは大変でございます。

弊社をご利用頂きまして感謝させていただくのはこちらの方でございます。お気持ちだけ有難く頂かせて貰います。少しでもお役に立てて幸いです。誠に有難うございます。

意味が分からない。
お礼を言われる筋合いは、どこから見ても、明らかに、無いな。
ほんと良くないよね。こういうの。

 

 

今、ガイアックスでは、シェアリングエコノミーの事業を複数、展開している。
僕は、シェアリングエコノミーで、震災の困りごとに役に立てることが、必ずあるはずだと思っている。

ニュースでも流れていたが、Airbnb社とAirbnbのホストが、被災された方が無償で泊まれるように宿泊場所を提供された。
Airbnb社は、震災後、数時間後に、意思決定して、告知を開始したらしい。そもそも、熊本で、登録されていた物件の数が多いわけじゃないし、Airbnb関係の方ですら、こんな物件が少ないと・・っていう感じだったものの、実際は、マスコミに取り上げられることで、「無償で泊まっていいよ」という多くの方から、急激に物件が登録され、物件登録数がかなり増えたらしい。まぁたしかにそうだろう。

シェアリングエコノミーのマルチサイドプラットフォームの特性はすごい。
ホストとゲストと、両建てで伸ばさないといけないサービス構造であるが、逆に言うと、ポジティブスパイラルが利いてくるビジネスであるわけで。
このAirbnbの取り組みを見て、何もないからと言って、何もしないのは、間違っているんだと強く感じた。何もなくても、動くべきなのである。ポジティブスパイラルが発生するところまで、辿り着くべきなのである。

そして、何より、この経営判断の早さはすごい。Airbnbという数兆円の時価総額の会社がこのスピードで意思決定してきているわけなのだ。ガイアックスみたいな小さなベンチャー企業の判断のスピードが、まったく敵わない、、というのは、本当に恥ずかしい。
数時間って。

対比すると、本当に恥ずかしい。
すみません、としか言えない。

 

僕たちは、もっとシェアリングエコノミーで、役に立つべく動いていかなければならない。

そもそもシェアリングエコノミーの理念は、
「資本主義社会の結果、そこら中に、だぶついた余裕があって、それを脳と脳をつなげるだけ(=効率化するだけ)で、その余裕が、適切に必要としている人にシェアされて、結果、お困りごとが瞬殺で解決されていく。」
ということで、まさに、いまこそ、このシステムが必要とされているはずなのである。

いろいろ不足しているっていうことだし、たしかに不足しているのだとは思うが、これまでの資本主義社会の「物を所有しろ!」というプロパガンダのおかげで、僕達は、今、たくさんのものを所有しているわけで。
その所有で余っているものや貸せるもの、使っていない・余裕な時間やスキルなどの余地などを、有効活用するだけで、いろいろなお困りごとが、どんどん、その場で解決していくのは、間違いないだろう。

人によっては、「でも、シェアリングエコノミーで、多くの人が助かった、なんて、そんな前例は日本にはないよ」と言うだろう。もちろん、前例はない。だからこそ、その前例こそを私達が作らないといけないのだ。

僕達の仕事は、「広める」ことなのではなく、「事例を作って、広める」ことが仕事なのだ。「仕組みを作って、広める」ことが必要なのだ。
ガイアックスは、シェアリングエコノミー協会の代表理事会社でもあるわけで、僕達こそ、率先が必要である。

 

たとえば、投資先のnotteco社では、「相乗り」のサービスを提供している。

nottecoの事務局にもいくつかの相談が届いている。たとえば、熊本にいるおばあちゃんが交通手段がなく、もっと安全な場所に移動するのに、送迎をしてくれる人を探している、という相談とか。こういうニーズはたしかに多くあるだろう。

また、もうすぐ、一般のボランティアの方が現地に入れるようになるが、移動手段がなく、ボランティアに行けない人も多いだろう。そういう方に移動手段を提供しなければならない。その一方で、車で現地入りする人も多く居て、現場で、車が溢れるようになることが明白である。
だからこそ、熊本に現地入りするボランティアの方同士が、「相乗り」で現地入りすることができるようにするべきなのだ。現在、急ピッチで準備をしている。

http://cp.notteco.jp/news20160415-825.html

 

きっと、こんなことはいくらでもあるはずなのだ。

ガイアックスグループでは、複数のシェアリングエコノミー事業をやっているわけで。10を超えるシェアリングエコノミーの会社に投資をしているわけで。
それぞれが、しっかりと現地のニーズに沿った形でサービスを組み立てさえすれば、ものすごく助かる、ものすごく意味のあることが、いくらでもあるはずなのだ。

昨日まで機能していた、資本主義社会をベースに組み立てられたいろいろなサービス、企業が提供する商取引ベースのサービスが、震災で混乱をして、機能停止していることも多いのだろう。シェアリングエコノミーには、それをカバーできることが、いろいろあるはずだ。

 

気持ちが、すごく焦る。

数時間で意思決定してくる大手企業がいるのに。
過去に事例が無いからって、まったく言い訳にならないし。
今の世の中で、もっとも重要であるシェアリングエコノミーという産業の協会の代表理事という立場に居て、実際に複数のシェアリングエコノミー事業をやっていて。そんな立場なのに。

でも、多くのトライを動かしてはいるが、でも現地のニーズにフィットした形でサービスを組み立てなければ、まったく意味ないし。逆に現地の方にご迷惑を掛けることもあるだろうし。読み切れないから行動するのが本当に怖い。

焦る。
すごく焦る。

何より、一番焦る理由は、東北大震災の際に、多くの方に無償の手助けを頂いておきながら、今、こんな立場に居て、社会に役に立たない会社であってはならないということ。

 

弊社と致しましても、社会の大動脈である物流事業という使命を果たすべく、この度の震災に対し出来る限りの力を果たさなければならないと所員一丸となって、当たり前の事を当たり前にしているだけでございます。
輸送ルートも完全な復旧にはなっておりませんが、全力を挙げて取り組みたいと思います。
物流に携わる者として、当たり前の事をやっていると思っておりますので、わざわざ、お伺いいただくのは大変でございます。

弊社をご利用頂きまして感謝させていただくのはこちらの方でございます。お気持ちだけ有難く頂かせて貰います。少しでもお役に立てて幸いです。誠に有難うございます。

 

「当たり前」だってさ。
本当、勘弁してよ。

あー。こんな時期に、当時のこんな返事を、読み直さなければ良かった。