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流動化していく住空間

先日、unito社の取材を受けた
東京の魅力について語る、だった。
写真も撮りたいってことで、久しぶりに、NagatachoGRiDに行っての取材。最近は、ほとんどがZoomだから、本当に珍しい。

インタビューアーの方は、素敵な女性で、「名刺作ってもらったので名刺交換させてください!」っていう感じで、元気に挨拶されてこられる。名刺作ってもらった?ん???

unitoというのは、ガイアックスも投資させてもらっているベンチャー企業。この会社のことを、ガイアックスの社外取締役の方々にも相談したら、ご相談したお二人がお二人とも、じゃぁ投資するよ、って即決下さるぐらい。なんならもっと投資してもいいから、投資枠もっとないの?ぐらいの勢い。1回、2回会ったぐらいなのに。意思決定早いなー。結果的に、ガイアックスと社外取締役の会社を足し込むと今回のラウンドにおいては、結構な投資比率を占めるという。しかも、もっと言えば、ガイアックスのOBのエンジェルの方も別で投資されると聞いているし。

unitoの事業内容は、「ホテルで住む」というサービス。なんと、ホテルを自宅にしてしまうのだ!

都心でアクセスの良いところに、ベッドやテレビなどの家具もフル装備でついていて、月額12万円とか。しかもなんと言ってもすごいのは、週末とか、年末とか、お盆の時期とか、その自宅(ホテルなのだが)に宿泊しないのであれば、その分は、月額家賃を減らしてくれるという。ともすると、都心一等地のフルサービスの自宅が、月額家賃10万円を切ったりしてくるわけだ。
使った分だけ支払うという、いわば、カーシェアみたいなものだ。

月額4万円で全国住み放題というサービスを提供しているアドレス社との相性もすごくいい。アドレスは、今は、もう全国で100箇所にまで拠点を増やしている。どこかに別荘や二拠点目の家を手に入れるうのなら、アドレスの契約をした方がいい。月額払いでいつでも辞めれるし、1箇所だけでなく全国に別荘や拠点を持てるようなものだからだ。
そして、別荘としてアドレスを使う日には、自宅をunitoにしておけば、なんとその分、自宅の家賃が減るという。なんて素晴らしいのだ。

 

ガイアックスは、「住空間をシェアする」というカテゴリに対して、他にも数社投資をしている。自宅の空いているスペースに下宿生を受け入れるという「Homii」というビジネスや、住む家をシェアする仲間を集めるという「ShareRo」というビジネス。行き着く果ては、なんと、「お寺」をホテルや住空間に変えて提供するという「お寺ステイ」。もう、世も末かもしれない。

僕は、シェアが大好き!シェア最高!
そのシェアの魔の手が、一般市民に取って神聖であるはずの「自宅」にも忍び寄っているのである。

 

思い浮かべると、20年前は、働くっていうことは、もっと固定的だった。「働く」というのは、この20年で大きく変わったのだ。
20年前は、全員が正社員だった。

それが、派遣社員さんが増え、契約社員さんが増え、インターンという謎の制度が出てきて、業務委託さんが会社のコア業務を担うようになってきている。

クラウドソーシングやオンラインアシスタントも、今や当たり前だ。

1人の単位で見ても、副業をするのが、もはや当たり前。ガイアックスの社員も副業をするだけでなく、副業で起業をしてくる人もいるし、しかもその会社からのストックオプションをもらい、そのオプションを主たるインセンティブとして副業として手伝う人も出てきている。

短時間の仕事にも革命が起きている。
今から、2時間ぐらいで、このイベント会場の机を直したい、なんて仕事の際には、スキマ時間バイトの「Timee」に頼めば、会ったこともない数人が数時間だけ仕事をしに一瞬で集まってきてくれる。

unitoの、その素敵なインタビューアーさんに、「社員さん?」って聞いたら、「いや、業務委託!」って。「フルコミット?」って聞いたら、「3社さん、お手伝いさせてもらってます!」って。
僕から、その場でその方にフィットしたガイアックスの業務をお願いすれば、すぐにその場で受けてくれるかもしれない。「働く」が流動化してしまった今、unitoのインタビューアーとして、僕に相対している彼女は、もはや、真にunitoとは言いきれないのだ。

ちょうど、僕が個人的に家の新築を検討しているという話をしたら、unitoの社長、近藤さんが、横から、「僕ら設計得意なのでやりましょうか?」とのこと。
「安いの?」と聞くと、「安いわけないじゃないですか。僕ら、いい仕事するんですから。」とのこと。ヒドイ。安くしてくれたっていいじゃないか。
仮にお願いするとして、それは、近藤氏個人で請けるのか?unito社で請けるのか?どっちなんだ?
もはや、unitoの社長の近藤氏ですら、真にunitoなのだ、とは言い切れない可能性がある。

 

僕たちは、20年掛けて、「働く」ということを流動化させてきた。
いろいろなことが、シェアリングエコノミーなどの産業に絡みながら、流動化されてきている。

そして、これからは、「住空間」すら、流動化していくのである。

僕は、経営コンサルティングの会社に勤めていた1年半の間、カプセルホテルで生活していた。そのあと、世では、ネットカフェ難民と呼ばれる、ある意味、自由な人たちが増え、社会現象となった。最近では、アドレスホッパーというオシャレな一般名詞が当てはめられている。

ただ、そういう一部の人にだけでなく、誰にでも、もっと普通に「住空間の流動化」が普及していく。

友達の家に呼ばれた際も、「この家、おしゃれでいいね。」「料理しやすそうなキッチンだね。」と、その家が気に入ってしまえば、「僕、この家に、半分ぐらい住もうかな。」という言葉が続く時代になるのである。

もはや、友達の家は、真に友達の家なのだ、とは言い切れない時代になるのである。

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もっとスピーディーに、もっとオープンに

今、世の中で一番大きい関心事は「コロナ」だろう。世の中の変化を踏まえて、最近のガイアックスの状況や、今後気を付けたいこと、注力したいことを考えた。

 

・コロナの影響とガイアックスの考え方

コロナが発生して大きな影響が出ているが、世の中の会社が全部倒産するわけではない。大きなダメージを受けて、利益が激減している会社は多いが、世の中の枠組みが大きく変わるほどのインパクトではないと思う。

ガイアックスの事業は、そもそものボラティリティが高いため、コロナで倒産する確率とは比べものにならないほど、常日頃から倒産率も高ければ、成功率も高い。創業20年程になるが、20年前の事業はひとつも残っていないし、10年前の事業でも大分あやしい。3~5年単位で変化を繰り返しているのだ。

最近、ガイアックスからカーブアウトしたアディッシュが上場した。数億円投資して、数十億円の資産価値に膨れ上がったわけだが、10倍のパフォーマンスを出したということは、逆に言えば、10回に9回は失敗しているとも言える。コロナのダメージ以前に、ガイアックスは「大失敗」と「大成功」の両極端で構成されていることを忘れてはならない。

だからこそ、現金残高は豊富に準備しており、一般的な会社は2~3カ月分とかかもしれないが、ガイアックスは数年分の現預金はあるだろう。具体的には、現在、10億円ぐらいの規模である。スタートアップスタジオとして、ベンチャービジネスや新規事業へ毎年2~5億円規模の投資をしているため、10億円あっても数年しか持たないが、厳しくなってきたら、そのタイミングで有価証券の現金化をするか、もしくは、積極的な投資を緩めればコントロールできる。
しかし、逆説的だが、1年に1億円ずつ使って10年生き延びたから何なんだ、とも思う。事業をするからには、勝ちにいかないといけないと考えている。そして、1桁2桁多い金額を稼ぐことが出来て当たり前の会社にならなければならない。

多くの会社では、コロナのダメージを最小限にする方法を模索している。その理由は、それらの会社が、世の中に十分に必要とされているポジションであるが故の、責任感だと思う。
残念ながらガイアックスは、今日時点では、存在価値やインパクトがまだまだ小さいので、今は会社をどう守るのかではなく、この変化の時期だからこそ、新しい世の中において役に立つためのチャンスを探すのに全力にならなければならない。
コロナで新しい生活・ビジネス様式になり、そこら中に新しいニーズが生まれてくるだろう。まだ誰もサービスを提供しないことにこそ、私たちが役に立てたり、存在意義を示せたりするチャンスである。だからこそ、スピーディーに動きたい。
ガイアックスは「守るよりは攻める」べき会社だ。私たちは、もっと大きなインフラとして、もっともっと社会に必要な存在になりたいのだ。

 

・「オンライン化」「スタートアップスタジオ化」を進める

コロナの影響で、新しく出てきた生活・ビジネス様式は、「オンライン化」がキーワードだろう。

オンライン、インターネット、ソーシャルメディア、シェアリングエコノミーなどを利用して、一人一人が「インターネットで社会と繋がる」「自律化していく社会」は、ガイアックスが目指していたものであり、オンライン化の流れは大きなチャンスだと思う。

ガイアックスでは、オンラインを活用したビジネスが拡大している。オンライン体験は単価が低いため流通総額が課題だが、TABICAでは予約人数が過去最高になるなど、盛り上がっている。オンライン飲み会やオンラインイベント・オンライン記者会見などの撮影サポートなどのサービスのほか、3月末に実施した株主総会もオンライン化した。最近では、西村環希さんが箱根の芸者ショーをオンライン化し、マスコミにも多く取り上げられた。

世の中に比べると、ガイアックスは、一歩も二歩も早くオンライン化やリモートワークに取り組んでいるので、この強みを生かして新規事業も手掛けていきたい。

改めてであるが、ガイアックスというものは、それ自体が全体としてスタートアップスタジオなのだ。アディッシュに続き、ガイアックスのコア事業がカーブアウトして、次々と上場するような事例を輩出したい。

カーブアウトすると、ガイアックス本体の売上や利益が下がるので、株主からは「本当に得なのか?」と指摘もある。だがしかし、「そもそも事業単位で見て、うまくいくかいかないか」の観点では、カーブアウトしていくことは絶対に間違っていない。事業をやるチーム自身が意思決定権や株式を持ち、自らの責任で日々悩み、そして、事業を進めていく方が、絶対に成功率が高く、そして、結果として、事業の伸びも強い。

新しいビジネスを世の中に出していくと、ガイアックス本体の決算や連結からは外れることになる。しかし、ひとつひとつの事業が大きくなり、結果として大きなインパクトを起こせることは、ガイアックスも含め、皆にとって良い影響があるだろう。

ガイアックスグループというものは、スタートアップスタジオなのだ。大きな事業を創出していくのだ、社会的に大きなインパクトを与える事業を創出せずして、存続に価値なしという認識をもっと持って、だからこそこの変化のタイミングで、邁進をしていきたい。

 

・今後は「業務委託」の働き方が増える

コロナというもので、リモートワークというのが増え、世の中全体で、働き方も大きく変わってきている。そして、ガイアックスでも、僕ら一人一人の働き方は変化していて、今後はさらに変わっていくと思う。

ガイアックスでは、メンバー一人一人の持っているライフワークやライフプランから、一人一人がご自身の好きなように、年間や四半期ごとの目標などを策定し、そして報酬額も、予め、自らで、想定されるアウトプットイメージごとに設定しておくという方法を採用してきた。

そのため、雇用という関係で働いている人であっても、一般的な会社と比べて「業務委託」という関係に近いだろう。グループ全体で、この思考が浸透しているので、思考としては、アウトプット中心の業務委託な関係らしさがある。
これからは、ますます、一部の人だけではなく、特にコアメンバーを中心にほぼ全員が、業務委託な契約に変わっていくことになるだろう。

今日時点で、リモートを含めて働き方も自由なので、世界のどこに住んでもらってもかまわない。副業するのも自由だし、当たり前だがガイアックス側を副業にしてもらうのも自由だし。ガイアックスは、働き方について関与しないことにしている。
今後一人一人との関係が、よりしっかりと業務委託になっていくことで、各種手当などの制度も変わってくるだろう。

業務委託に近づくことで、冷血な関係になるのでは?結果主義の厳しい状況になるのでは?と思うかもしれない。しかし、一人一人の可能性を最大限に活かしていただき、そして、さらにチームやコミュニティでの相互作用で、そういうリスクを大きく超える規模で、どんどん新しい可能性が生まれるはずだ。雇用という箱に入れてしまうことで、その可能性を生み出せない、もしくは、箱に入っちゃって出てこれない方が、遥かにもったいないと感じている。そういう人を見ると本当にもったいない。
皆さんにお持ちの可能性を最大限に発揮してもらい、それをガイアックスは全力で支援し、そのおこぼれをいただくという関係性の方が、世の中に大きなアウトプットを出せるだろう。

 

・会社ではなく世の中との信頼関係をつくる

業務委託が主流になると、会社ではなく、世の中との信頼関係をつくることが重要になる。世の中との信頼関係とは、業界のいろいろなところで、「××と言えば○○さんだよね」というような立場になることだ。

その立場になるためには、ソーシャルメディアを活用し、ソーシャルメディア上でポジションを取ることが今よりももっと大切となる。社内向けの日報を書く時間があるぐらいなら、オープンな場所での情報発信やコミュニケーションやコラボレーションに注力したほうがいい、とも言える。
社会につながればつながるほど、会社に頼るという感覚がなくなり、私という個人という単位で、社会からの責任と使命を感じることになる。
ガイアックスに関わるメンバー一人一人が、会社とも仲良くしてもらいたいのだが、ともかく、社会と直接つながっていくことは、巡り巡って、ガイアックスやグループ全体のメリットや魅力の向上にも繋がるため、このような部分こそを、積極的にサポートしていきたい。
たとえば、ホームページに皆さんの素晴らしいところを紹介することや、各種インタビューを載せることは、おそらく、一人一人が注目され、彼ら彼女らのソーシャルメディアのフォロワーも増え、引き抜かれやすくもなり、結果、社会におけるプレゼンスを増やすことになる。

ガイアックスという環境自身も、皆さんからの信頼だけではなく、世の中からの信頼を得なければならない。

ガイアックスは、オープンでフラットな自律した組織を目指しているし、そして、社外にガイアックスの魅力を伝えるには、皆さんの会社に対する評価を、そのまま世の中に伝えれば良いと考えているので、メンバーの皆さんに回答してもらっている「満足度調査」もオープンにしている。

ソーシャルメディアをやっている会社だからというのもあるが、サービスやものを受け取った時に、その感想をレビューとして世の中にシェアすることは重要なことだ。これは、今の時代を生きるヒトとしての義務である。
近い将来、勤労・納税・教育に続き、義務として日本国憲法にも入ることになるだろう。
インターネット社会なのだから、自分が感じたことをシェアすることで、世の中に「一つの感情」という正しい情報が溢れ、結果、世の中をどんどん効率的にすることができる。

そのため、皆さんがオープンに何でも発言してもらいたい。満足度評価などにも素直に書きたいことを書いてもらいたい。ソーシャルメディア上でも、「ガイアックス」に対して、自由に書いていただきたい。ガイアックス自身がそれを気にするかどうかはわからない。ただ、一人一人の感想のシェアや発言こそが、ガイアックスの雰囲気を世の中に伝えることになり、結果、ガイアックスがあるべき場所に位置できることになる。

 

コロナは、ウイルスとして多くの方の健康面にや、緊急事態の宣言などのせいで多くのビジネスや経済にダメージを与えているとは思う。本当に多くの辛い話や悲しい話を見聞きする。
しかし、ガイアックスという立場としては、少なくとも「変化が多いということ」「社会がオンライン化するということ」「働き方がリモートワーク化するということ」については、ポジティブな事象である、と捉えるべきだ。

そして、もっとスピーディで、もっとオープンな存在になっていくのだ。

 

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ガイアックスの組織の考え方のコア部分

ここ最近、組織に関するイベントや、働き方関連のイベントでの登壇機会が増えてきた。
どうしても、その場では、その場での会話になるので、あまり根本論に触れることができないので、このブログで根本的なところをまとめておく。
どうせまとまらないが。

 

ガイアックスは、ティール組織だとか、ホラクラシーだとかってよく言われる。でも、そういう事を意識して組織づくりをしてきたわけではない。
私たちは、私たち独自の価値観で、独自の道を行っているだけである。

ガイアックスの組織の特徴を表すと、組織としても「人と人をつなげる」「脳と脳をつなげる」ことを目指している。で、「インターネット」と「資本主義社会」をフル活用している。
で、結果的に、ティール組織やホラクラシーという部族に属しちゃっている感じなのだ。

 

・組織作りにおける「インターネット」と「資本主義社会」

そもそも、ガイアックスは、「人と人をつなげる」「脳と脳をつなげる」というミッションを実現するために作られた会社である。創業からして、事実上、ガイアックスは、インターネットに連動している。2000年中盤からソーシャルメディアと呼ばれるようになったものや、2010年中盤からシェアリングエコノミーと呼ばれるようになったものを推進するための事業と思ってもらって差し支えない。1999年の創業当時はそんな単語は世の中に存在しなかったが。

そして、ガイアックスは、株式会社であり、資本主義を有効活用している。

インターネットと資本主義社会、この2つには共通点がある。
要は、「集団で機能する・効率的な・コミュニケーション手段」なのだ。

 

・「インターネット」

私たちは、脳と脳をつなげる、特に、赤の他人と赤の他人をつないでいくことに快感を覚えている。この「他人同士がつながる」ことは、驚異的に効率的だし、他人とつながることは、単純にそれだけで、これまでになかった愛情があふれてくることでもあるし。

なぜ脳と脳がつながる未来が来る、と信じるようになったのか?
繰り返しになるが、インターネットの存在のおかげだ。今更ながらのことだが、インターネットが世界を変えたのだ。インターネットによって、コミュニケーションコストが激減したのだ。赤の他人と赤の他人が自由にコミュニケーションできる。もっともっと普通に赤の他人とコミュニケーションを取るようになる。
それが突き進めば、必ずや、脳と脳がつながる未来になるのだ。
インターネットは、まさに、「集団で機能する・効率的な・コミュニケーション手段」なのだ。

インターネットやソーシャルメディアやシェアリングエコノミー、本当に大好き。

その大好き度合いを場所で例えると、シェアオフィスである、Nagatacho GRiDみたいな感じ。
見てて笑いが出てくるぐらいなんだけど、ともかく、Nagatacho GRiD、全部好き。だいぶ前のことだが、Nagatacho GRiDのエレベーターにイベントのチラシが貼ってあったんだけど「マルイのたまちゃんが、世界数ヶ国に行ってきた旅行中に撮ってきた写真を見ながら話を聞いて飲む会」というもので、こんなイベントがあるなんて、あらゆる意味で最高。予定があって、参加できなかったけど、僕も本当に参加したかった。

NHKのドキュメント72時間に、Nagatacho GRiDが取り上げられたこともある。それを見た多くの方から、「元々、NagatachoGRiDって、わけがわからなかったオフィスだけど、NHKの番組を見て、余計にわけがわからなくなったよ」と。

5Fのみどり荘に行けば、時々、みどり荘のオーナーの黒崎輝男さんがいらっしゃる。あぁ、思い出せば、最初に、黒崎さんに「みどり荘と組みたかったらポートランドは一度は見とけ」と言われて、アメリカのポートランドに連れて行かれたな。あのポートランドに流れる自由な感じ。まだまだだけど、Nagatacho GRiDで、少しは再現できているんじゃないかな。

 

・「資本主義社会」

僕は、効率が大好きだ。僕の座右の銘は、「効率は愛」だ。
この座右の銘は、いろいろな意味が含まれているので簡単には説明できないのだが。

一般的に、会社という組織で、事業運営をしていると、本当に非効率なこと、そして、無駄なことや残念なことが出てくる。

窓際族・・・どういう力学のゲームになれば、そんなものが存在するようになるのだろうか。謎すぎる。ダレトク?
イジメやネタミ・・・バカじゃないのかって、本当に思う。人は人でしょ。妬むなら、ぜひ無関係な他社の社員さんのことも同じぐらいに妬んで欲しい。
忖度・・・上司の意向を「忖度」して、儲かるならいいんだけど。お客さんが喜ぶならいいんだけど。
組織の壁・・・それって美味しいの?

だから、会社という大きな組織、大きな箱はダメなんだ。

一人ひとりが、資本主義社会の市場経済に基づいて、競争環境の中で、働けばいい。
実際、日本経済の中では、いや、世界経済の中では、何十億人という集団が、効率的に、組織立って、協力しながら、世界を良くしようとしている。
まさに「資本主義社会」は、「コミュニケーション手段」なのだ。
それを会社の中にも徹底すればいい。
ギグ・エコノミー、つまり、クラウドソーシングなサービス、シェアリングエコノミーな感じでするのと同様に、タスク単位で、市場経済を実現すればいい。

資本主義については、すごくすごく大好きで、好きすぎてオタクな状態。でも、すごく嫌悪感も感じている。

その大好き度合いを場所で例えると、スタバみたいな感じ。
実は、Nagatacho GRiD以上に滞在していた。営業先の近くでも、海外出張中でも。しかも、わざわざ京都とか、鎌倉や、目黒川のオサレスタバに行く。しかし、その一方で、あの体に悪そうな食べ物とか、大嫌い。あの、自分の健康を気遣って、ラテのミルクを、ソイミルクに変更したところで売れ筋な味を狙っているが故に、よく調べるとそのソイミルクも全然健康的じゃなさそうな感じとか、大嫌い。まるで商売みたい。商売なんだけど。
でも大好き。繰り返すが、僕の人生から、スタバは外せない。あの同日であれば別の店でもOKな2杯目150円に、どれだけ、僕の家計が助けられたか。そして、もしかしたら、僕の仕事の多くは、スタバから生まれたかもしれない。

 

・ガイア理論

「インターネット」と「資本主義社会」という超強力なコミュニケーション手段。ガイアックスでは、この両輪をフル活用している。
僕は、コミュニケーションが行き届いていること、効率的であること、これは、同じ意味であり、そして、きっとこれが愛なんだろうって思う。

1個1個の存在が、自由に、闊達に、好き勝手に、思いっきり動いてて。
でも、他の存在とパワフルにコミュニケーションしてて、情報や感情をやり取りしてて、さらに感情移入をしあってて、そして、結果として、1個1個の存在が集合体となっていく。
大きな一つの生命体のような存在になるのだ。

ガイアックスは、「地球は1つの生命体である」というガイア理論を信じて、この理論の名前を社名に頂いた。
社会という視点でも、ガイアックスという会社という視点でも、関係するみんなの脳と脳をつなげて、1つの生命体になりたい。
 

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辻説法とウォーキング・デッド

ガイアックスには、「使命で動く」というフィロソフィーがある。
働き方・働く場のことを考えるにあたって、何より、「一人ひとりが、一体、何を目指しているのか」が一番重要であると考える。

過去もまぁ大切ではある。が、しかし、未来の方が重要である。
我らが資本主義社会も同様の、未来しかみない、という考え方がある。「サンクコスト」という魔法の単語だ!
「あの事業ってどうなったの?」「これまで失敗が続いてない?」「これまでのその実績でそのセリフっておかしくね?」
「あれ?上田さん。まさか、サンクコストの話をしてるの?」

一人ひとりが未来において、どういう人になりたいのか?何を成し遂げたいのか?どういう時間を過ごすようになりたいのか?
一人ひとりにおいて、おそらく、そういうライフプランやライフワークがもっとも重要だと思っている。
それに比べると、個人個人のこの瞬間の舐めた欲望や、もしくは、組織全体のことや、公平とか平等とか、まさにどうでもいい。

一人ひとりに、まじで何を追求したいの?この人生で何を成し遂げたいの?一番大切なことは何?って何度も突き詰めていくと、不思議なことに、みなさん、良いことを考えていて、その良いことを言うわけである。
いまだかつて、僕は、殺人鬼とかに出会ったことがないので、「この人生でたくさんの人を殺して、その家族もろとも不幸のどん底に落としてやりたいのです。それが僕の夢なんです。」っていう感じのことを聞いたことはない。

悪そうなやつらですら、本当は、自分のこと以上に身近な人の幸せを願ってたりする。
悪そうなやつらですら、単純細胞な感じで、家族や仲間のために、ある意味、自分を犠牲にして一生懸命生きていたりするだけだったりする。

 

そのライフプラン、ライフワークをちゃんと考えて、そして、可能な限りそれを意識して、それをちゃんと表明してもらって、みんなからアクセス可能な状態にしておく。
これが、ガイアックスでの働く環境作りの根本の根本である。

各自がライフプランの達成に向けてがむしゃらにがんばってもらって、それに会社として絡んで、達成に至る際には、ちゃっかり会社としてオコボレを頂戴すること。
これが、ガイアックスの戦い方である。
仮にそうでなくても、少なくとも、各自のライフプランを、組織として意識してそれに寄り添うこと、その実現をサポートすること、究極的に言えば、各自のライフプランを意識しておくだけでもいい。それをしておくことがもっとも重要で、それさえしておけば、満足度が下がるわけがない。極論、給料ですら支払う必要はない。

当たり前すぎて当たり前だが、その方本人において、「ライフプランやライフワーク以上に大切なものがあるのだろうか、いや、ない。」なのだ。

マネージャの立場で、各メンバーに各自のライフプランに逆行するようなお仕事をしてもらってアウトプットを出してもらう、、、なんていうのは、ぶっちゃけ無理だろう。それをやってみせるなんていうのは、もはや、曲芸の域である。(まぁ世の中には、そういう曲芸をいとも簡単にやっちゃうような仕事のできるビジネスマンなマネージャさんや社長さんも多いのだが。)
一人ひとりは、放っておいても、ライフプランの達成に向け、それこそ人生を掛けてコミットしてくるだろう。会社としては、そのライフプランに乗っかったほうが、遥かに現実的で、遥かに省エネなのである。

 

・会社の仕事と個人のライフプランとの関係性について

その本人が持つライフプランとお仕事内容で重なる部分を強化していく、というニュアンスではない。ライフプランに近い内容の業務に調整していく、感じでもない。
それだと、残念ながら、まだまだ踏み込みが甘い。それだと、最後の最後に勝ちきれない。
より、もっと踏み込むことが大切である。
その本人が持つライフプランをより本人自身に強化してもらって、会社としては、そのまま丸っと信じて、そして、さらに、それに上増しでお金をベットしていくことが大切なのである。

サッカー選手が、自らの意志で、勝とうとしている試合に、横から多額の金を掛けに行くのである。toto!

もちろん、若手のメンバーをはじめとして、良くも悪くも、優秀でいろいろと仕事はできるのだが、まだしっかりとしたライフプランやライフワークを持っていないメンバーもいる。
その時には、もちろん、僕自身や、他の事業責任者な人たちが、「ここにカモがいる!」と思って、それぞれの持っているライフワークに巻き込もうとしにいく。僕の信じる道をそのメンバーに信じさせようとする。
僕のライフワークである「脳と脳をつなげる」を一緒に実現しようぜ、もっと社会をシェリングエコノミーじみたものに変えようぜ、という洗脳活動を徹底的に行い続けるのである。
徹底的に洗脳され、バランスの欠けた人になっていき、そして、そのそのアンバランスさや思い込みが、今の世にない事業を作り上げるのだ。予定調和を破る事業を作り上げるのだ。

 

・周りを巻き込むことについて

ライフプランやライフワークを持って、社会に役に立つ事業を作らねば、と思っても、実際、作ろうとしても、どうしても最初は非力である。非力すぎてお話にならない。
「力がない」のであれば、実際に社会にインパクトを与えれない。だとしたら、単純に罪である。
ビジネスマンたるもの、実際に結果を上げてこそ、なのだ。

どうしたらいいのか。
だからこそ、周りを巻き込まなければならない。
同士を集め、そして、投資家を集め、提携先を集め、みんなに、社会に、この使命を訴え、共感してもらい、力を結集していかなければならない。
全員が乗っかったら、その瞬間に世界は変わるのだ。

代表が社会に訴えて、社会から共感を集め、周りを巻き込み、一気にリソースを集めなければならない。
巡り巡って、事業をやっていて、辻説法をしないのは、社会に訴えないのは、何をやっているのか、だ。

もちろん、どんどん、ウイルスや、ウォーキング・デッドのように、横に横にと広げていくという戦略オプションや世界観もあるだろう。
ライフワークをしっかり意識してしまった人間として、隣人を洗脳し、そして、同じように洗脳されてしまった人間が、また隣人を洗脳するのだ。
次々と増殖しながら、さらなる周りを襲い始める。

これから立ち上がってくるだろうマーケットにおいて、ビジネスを立ち上げていると、どうしても競合と戦わなければならない。
そして、えてして、その競合が巨大資本だったり、すごい強敵だったりする。

ガイアックスでは、TABICAという個人同士で毎日を楽しもうという、シェアリングエコノミーなサービスを立ち上げていってる。
立ち上げた当時は、まさか、Airbnbが、エクスペリエンスという形で、個人が体験を提供してくるサービスをスタートするなんて!
昔から、Meetupという他人同士で集まって一緒に楽しむサイトがある。が、まさかWeWorkがグループ化してくるなんて!
ド競合でもないんだけど、Airbnbとか、WeWorkとかと戦いたくないよー。

でも、事業を立ち上げていて、こんなことは、日常茶飯事である。

 

負けるわけにはいかない。僕たちの存在意義をなくしてしまうわけにはいかない。
結果として社会に良いインパクトを、大きなインパクトを与えたい。

だからこそ、日頃から使命を持って動くのが重要なのである。
使命を感じれるような、まさに私達自身のライフプランやライフワークに立脚するものに取り組まなければならない。
そして、社会に大声で語りかけ一気に周りを巻き込むこと。ウイルスのように伝染し拡大していくこと。こういう布教活動が重要なのである。

 

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エチオピアで発生していた飛蝗(アフリカ出張報告 #おまけ)

アフリカ出張報告をブログに書いている。
ラストは、エチオピア発生していた飛蝗のニュースから感じた話。

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・飛蝗(ひこう)

飛蝗(ひこう)

トノサマバッタやその他のバッタがときに大群をなして群飛すること。トノサマバッタは温度,湿度,日光,食物などの適当な環境条件の組合せにより,単独相,群生相の異なる2相を生じることが知られている。群生相の個体は単独相に比べて前胸背が短く,正中線上の隆起線を欠き,翅が長いなどの特徴があり,大群をなして活発に飛ぶ。
※ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

僕がアフリカにいった2月頭のタイミングでは、新型コロナウィルスのニュースよりも、バッタの大量発生による被害、蝗害のニュースの方が盛んに流れていた。毎日毎日、バッタの映像が流れていた。
なんと、エチオピア・ケニアなどのアフリカ東部に、10000〜2000億匹のバッタが、大量発生し、押し寄せてきて、農作物を食い荒らしていたのだ。ただでさえ、貧困で、食料危機を抱えているのに、さらにこのバッタがトドメを刺すべく、食い荒らしにくるのだ。
なんと恐ろしい。

 

僕は、アフリカのホテルで、毎日毎日、テレビに映し出されていた、空を覆い尽くすほどのバッタの映像を見ることができて、不謹慎ではあるが、すごく生命の神秘を感じるし、種のすごさを認識させるし、そして何より、幸せであった。

実は、僕は、ガイアックスを創業以来、この飛蝗のアルゴリズムを信じて経営してきたからだ。
ベンチャー経営者の皆さんも、ぜひこの飛蝗の話をしっかり頭に入れてもらいたい。

普通はおとなしいバッタであっても、同じ種だと言うのに、ある狭い空間に多くの個体数が高密度に存在してしまうと、急に一日あたり100kmも飛ぶような飛蝗に体も能力も変化するのだ。性格も攻撃的になり、ありとあらゆるものを食べ尽くしてしまう強力な存在に変わってしまう。
なんと恐ろしい。

僕たちも、創業直後の2000年の頃、創業メンバーの遠藤さんの3LDKのご自宅に、十数名が泊まり込み、仕事をし続けた。寝るにもスペースがなさすぎて、1つの布団に2〜3人が寝転んでいる。絶対に寝れない。その高密度な環境によって、メンバーの体が飛蝗に変化し、結果的に、ガイアックスが、2005年、創業から5年で上場するまで規模拡大をすることができたのだ。
まさに「高密度」のおかげであることは間違いない。
僕たちの体が飛蝗に変化するために、できる限り狭い空間に、可能な限りのたくさんの個体を押し込むのだ。

そして、ガイアックス上場後の2005年の頃も、飛蝗のための環境ができた。会社から徒歩すぐのところに、渋谷サロンという名のもとで、会社の寮を作り、主要メンバーが、そこに泊まり込んでいたのだ。
メンバーを挙げると、まず、ガイアックスの社長である僕と営業部長の私の兄上、後に上場企業ピクスタの社長となる古俣さん、後に上場企業AppBankの社長と取締役になる村井さんと宮下さん、後に芸能人「三枝こころ」として活躍される宮下さんの妹さん、後に上場企業リタリコの社長となる長谷川さん、後に上場企業アディッシュの社長となる江戸さん、後に世間を賑わすADDressという会社の社長となる佐別当さん、とかの9名を含む10名ちょっとが住み込んでいたのだ。

一つの部屋に、2段ベットが複数個ほど設置され、高密度過ぎて、寝るに寝れない。
さらに、深夜になると、仕事から帰ってきた長谷川さんが、先輩である寝ている村井さんを叩き起こして、「お前には負けないからな!」と叫んでからお休みになられる。
一応、生活空間のはずだというのに、そこら中で論争が起こり続ける。
なんと恐ろしい。