ビデオ会議でのオンライン就活面談ってどうよ

最近、大学生の就活面談など、対面じゃなくて、ビデオ会議ツールを使ってオンラインで行ったりすることが増えてきている。

コロナ!
まぁ、ガイアックスはもともとその文化なのだが。そして、そういうサービスも始めているのであるが。

採用をする会社側からは、「オンライン就活面談だと、いまいち、学生さんのことを把握しきれない。」「しっかり人間関係を作れないし、会社の魅力を感じてもらいにくい。」などの声も聞く。学生さん側も慣れないビデオ会議で、手間取ったり、短い時間に自分を出しきれなかったりすることもあるという。

「オンラインでの就活面談は、対面・リアルでの就活面談より手軽だけど、やっぱり対面・リアルのほうがいいよね。」

こういう声を聞くと、インターネット教に入信して20年の僕は、つい反論したくなる。

これまで、
「ソーシャルメディア上でのコミュニケーションって結局、対面コミュニケーションには敵わないよね。」
「シェアリングエコノミーでネット上でマッチングされた赤の他人の方のサービスより、知り合いのほうがやっぱりいいよね。」

振り返ると、何度、こういう意見に反論してきたか。

 

そもそも、オンライン就活面談がダメだって言ってる人間は、ビデオ会議がなんたるかをわかっていない。いや、インターネットというものをわかっていない。もっと言えば、テクノロジー全般をわかっていない。いや、、それは言い過ぎか。

10年前、多くの人が、パソコンで仕事できるけど、スマホでは仕事できないよーって言ってたと思う。
これは真実なのか?
今の社会を見てみると、このパソコンの方が仕事がしやすい、という感覚は、まったく間違っていることを理解できると思う。このご時世、もはや、スマホの方が仕事しやすいことが本当に多い。
オフィスのデスクに座って、デュアルディスプレイにして、パソコン開けているのに、なぜ、僕はスマホで仕事をしているのだろうか、と思う時がある。
それぐらいスマホで仕事ができちゃうのだ。

だいたいパソコンと呼ばれるものは、まじで謎なことに、電子機器のフリをしているくせに、実は、SIMが内蔵されてない、という。
えっ!電子機器って言ってるのに、SIMがないの!?うっそー!って感じだよね。デフォは、オンラインじゃないって。そんなもので仕事できるわけないじゃん。パソコンっていうものは、本当に電子機器なの?状態である。僕は大人だから、パソコンが電子機器なのだってことぐらい分かるけど、きっと小3のノアちゃんだと分からないと思う。デフォの状態だと、普通に彼女の大好きなネットフリックスとかYouTube見れないし。彼女からしたら、電卓とかソロバンと同じグループに入るんじゃないかな。

なぜスマホで仕事ができるのか。

1つは、今と10年前では、同じスマホでも、アプリケーションが違う。スマホナイズされた使い勝手の良い、たとえば、キーボードではなく、タッチUIに最適化されたアプリケーションが数多く取り揃えられているのだ。もはや開発会社もPC向けのUIより、スマホ向けのUIの方に力を入れている。
そして、外部ネットワーク性が違う。スマホ上で繰り広げられているエコシステム、LINEだったり、スマホのGPSに紐づいたUber Eatsだったり(ビジネス街のランチ宅配に特化した新興企業のエニキャリってサービスもあるよ!)、顔認証システムと紐づいてログインできたり。
そして、何より文化が違う。「大変、お世話になります。株式会社ガイアックスの上田でございます。」から、「絵文字」や、「ちょっと動画で話せる?」に変わっているのだ。

同じスマホというものでも、こういったハード以上に重要な事柄が生まれ変わっているから、スマホで仕事がしやすくなっているのだ。
逆に言うと、パソコンの流儀のままだったとしたら、スマホで仕事ができるわけがない。
どこの誰が、スマホの画面でエクセルをいじるというのだろうか。その事実を持って、スマホでは仕事ができないよっていうのは、ここ10年以上、エクセルというアプリケーションをインストールしていない僕からすると、コイツバカか、を通り越して、「面白いもの見ちゃった」感である。

 

オンライン会議は、非常に生産性が高い。

ガイアックスでも、続々と対面でのリアル会議がオンライン会議化してきている。
最初は、参加者の1人がリモートワークとかの理由で1人だけオンラインで繋ぎます、みたいな感じだった。
が、そのうち、そのオンラインで繋いでいるメンバーが、「会議室に集まっている人たち同士の話す声ってこっちには聞こえづらいよ。お前ら、会議室に集まってくるなよ。オンラインで繋げよ。」っていう貴重なご意見を下さり、結果、全員オンラインにさせられるという。参加者の2人が、仮にNagatacho GRiDのオフィスに居たとしても、バラバラにオンラインで会議に参加させられるという。

全員がオンラインになってくると、1つ不幸なことがなくなってくれる。会議室でのリアル会議だと、僕が話している最中に、僕以外の全員が内職にガチ集中していると、その会議室内に、少し気まずい雰囲気が流れる瞬間ってあると思うのだが、オンライン会議だとそういう問題は発生しない!

日頃のオンライン会議では、本日のアジェンダ 兼 議事録であるGoogle Docsを全員で見ながら進めることが多い。
僕が1つ目の議題を話してるっていうのに、別の誰かが2つ目の議題に対して、コメント機能を使って、気になった質問を書き込んだりしている。
まだそこの議題じゃねー。
まだ僕が1つ目の議題を話しているっていうのに、また別の誰かがその2つ目の議題に書き込まれたその質問コメントに対して、回答を書き込んだりして。
僕が1つ目の議題をまだ話しているっていうのに、もう別の話が続々と解決していたりする。

あと、遅刻してログインしてきた奴が、アジェンダ 兼 議事録 兼 コメントをサッと見て、偉そうに3分後には発言を差し込んできたりする。オマエ、偉そうなんだよ!まぁ僕もやっちゃうけど!

就活の面談では、こちらが採用したいって状況に至るまで、学生さん1人に対して、ガイアックスのメンバー数人が話すことになる。もちろん、そのメンバー間で、それぞれが面談した内容の引き継ぎをするのだが、これがなかなか微妙である。
学生さんの発言内容を事細かに議事録にして引き継ぐのも、なんだかな、って感じ。一方で、全く引き継がないと、学生さんからすると、オマエら何度同じことを言わせるんだよ、って感じになっちゃう。
結果として、読者の皆様もそうだと思うが、「前の担当から、●●くんの●●なところすごく面白いって聞いたよ!まぁでも、何度も悪いんだけど、その学生時代の活動のところ、もう一度、僕にも聞かせてもらっていい?」みたいな、間を取った感じで入っていくのだと思う。

多分、未来のオンライン就活面談の正解は、そうではない。
オンライン面談中にお互いが閲覧可能な議事メモを一緒に作って、その議事メモごと次の担当に引き継ぐべきなのだ。次の面談担当のキャッチアップスピードが半端なく速くなる。しかも会話に無駄がない。そして、学生さんにとっては、この「次の担当」が何を読んで何をどう理解しているのかを、全て、見れば分かる様になるのだ。
もちろん、学生さんと面談担当のお互いのフィードバックですら、もはや、そこに書き込んじゃってもいいのかもしれない。
「この会社、経営方針が疑問。納得できず。」とか。「この面談相手の社員さん、話がくどい。」とか。「この学生さんのボランティア活動、意味がよくわからなかった。」とか。
もはや、だよ。もはや。

ガイアックスでは、お仕事に組み込まれつつある、日頃のオンライン会議では、会議時間がだいぶ短縮されてきている。1時間取っていても、20分ぐらいで終わったりするし、話すべきことが終わったらすぐに解散しちゃう。

そして、オンライン会議は、こういう短時間であるという特徴に加えて、即時性もある。

この前、緊急で、新規大型投資を検討する際に、社外取締役の4名と打ち合わせしようと思ったのだが、往訪してとか、面談してとかって、となると、スケジュール調整で、1週間掛かりっていう印象がある。
一方で、電話でってなると、完了するまで、今から3時間ぐらいかな、っていう感じになる。
オンライン会議は、どちらかというと、後者の感覚である。アポ取って、予定を設定してもいいのだが、どちらかというと、電話で繋がった瞬間に、「今からオンライン会議でもいいですか?」っていうノリである。

これが、即時性である。
雰囲気でいうと、メールというよりチャットである。

 

多分、未来のオンライン就活面談の正解には、この短時間&即時性を取り込む必要がある。

学生さんと対面での面談をして、話しはじめて5分で、「いや、この学生さんは、当社向けではないよ!」って、すぐに感じることがある。でも、わざわざNagatacho GRiDまで来てもらって、5分で帰ってもらうわけにはいかない。結果、30分ぐらい話したりするし、それで、結果として、巡り巡って、僕自身がもっと時間を使うべき学生さんと話す時間を捻出できなくなるのだ。

この前、若手社会人と話していると、「学生の頃、会社に就活面談に行って、5分話した瞬間に、この会社、無いなって分かるときあって。そういう時は、違うのでいいです!ってすぐ帰っちゃいます。」って言ってた。そんな失礼且つ仕事のできる学生さん、そして巡り巡ってお互いにとってベターなことをしてくださる学生さんはなかなか、世の中に居ないのではないだろうか。

そもそもオンライン開催になると、お互い、会議開催コストが低いんだから、面談時間はデフォルト15分ぐらいで良いのではないだろうか。お互い、もっと話したければもっと話したらいいし。
そして、話している最中に、この学生、僕じゃなくて他の人が対応したほうがいい、とか、たとえば、海外事業の話が出てきたりしたら、「ちょっと待って!この話、面白そうだから社内で、インバウンド事業をやっている西村環希も同席させるよ!ちょっと待ってね。環希さん居るかなぁ。」って、その場で別の適切な人間を同席させにいくノリなのだ。
途中参加した人間も、議事録で大枠をキャッチアップしながら、会話として突っ込むべきところに集中させていく。また、内職もできるんだから、学生と1対1ではなく、社会人側が3人でも5人でもいい。
これが、オンライン就活面談のリズム感のはずだ。

 

いろいろ書いてきたが、何より、オンライン就活面談の中での話す内容自体をちゃんと考えなければならない。
だって、リアル面談じゃなくて、オンライン面談だし。

なんとなくリアルで会って就活生と面談をするっていうのは、暗に、リアルの日常生活を引きずっている。つまり、リアルに同僚と会ってランチに行く、とか、定例会議で1時間使う、みたいな日常生活のノリを引き継いじゃっているのだ。なんとなく話して、なんとなく時間が流れていく。もちろん、それによって空気を感じることができるのだが、それは、リアルならではの楽しみ方だ。

パソコンならば、確実に、 Age of Empires: Definitive Edition を楽しむだろう。(20年前のゲームなのだが。)一方で、スマホならば、Matchington Mansion というパズルゲームだ。当たり前だが、別のゲームを楽しむものなのだ。

オンライン面談をするのであれば、これまでの常識をわざわざ通用しにいかせる必要性のない世界なだけに、私たちは、オンラインならではの楽しみ方や味わい方を模索しなくてはならない。

皆さんは、コーチングを受けたことがあるだろうか。
だいぶ前から、コーチングというものは、リアルに対面でっていうケースもあれば、オンラインや電話でっていうケースも普通にある。
そして、コーチ・クライアントの両方の立場で、もちろんリアルの方が良いっていう人もいれば、逆にオンラインや電話が良いっていう人もいる。
人によるのだろうが、実は、オンラインや電話の方が、自分の全神経を、質問と自分自身にフォーカスできる。オンラインというものは、「しょうがなく」でもなく、「対面の代替品」でもなく。オンラインならではの独特の楽しみ方、味わい方があるのだ。

コーチング、、、たかだか1時間の対話なのにも関わらず、人生に大きな影響を与えることがあるのだ。濃いというか、これまで考えてこなかった考えるべき重要なことを考える時間になる、というか。

コーチングに近いが、会話の方法論として、NVC(Nonviolent Communication)というものや、提案営業時の方法論として、SPIN法というものがある。SPIN法は、前職でかなり叩き込まれた。まぁ感動するような営業手法だ。
個人としては、NVCが本当に好き。大好きだ。この考え方に則って会話をするだけで、対立を完全に解消できる。
オンライン就活面談において、もっとも正しい会話の方法論というのは、どういうものなのか、僕には、まだ分からない。きっとまだ多くの方も解明しきれてないと思う。
ただ、少なくとも、リアルの面談な感じの「雰囲気作りから入り、一緒に時間を共有し、全身のセンスを使って、お互い一緒に働きたいかどうかを察していく。」という楽しみ方じゃないはずだ。

対面以上にフォーカスが効いた会話にするべきな気がする。お互いフォーカスするべきポイントに、ちゃんと質問をセットしていくような会話法になるのではないかと思う。
「寿命があと1年だとして、本当に僕と一緒に仕事をするのか?どういう人とどう過ごしたい?」
「入社してから退職しようと悩んだ回数とその中身は?」
「初対面で言うのは憚れるが、ぶっちゃけ、あなたのことをこう感じる。ここが嫌に感じた。」

オンラインだからこそ、一人きりで宙に浮かんでいるところから会話している感じ。だからこそ、恥ずかしがる必要なく、お互い、話しながら普通に泣けるような、そういう味わい方をしたいものだ。

 

リアルでの就活面談のフォーマットそのままに、オンライン就活面談をするというのは、
パソコン用のエクセルファイルをスマホでいじろうとしているのと同じである。

心配しなくても、時代はオンライン化していく。交流はオンライン化していく。就活面談がどうであれ、仕事の現場はオンライン化していく。より断片的で、よりギグエコノミー化していく。
そして、その断片化された個々人全体の大衆や世の中全体に対して、愛情や信頼を持つ時代になるのである。

オンライン就活面談が良いか悪いかではなく、また、するかしないか、でもない。
どのように私たちの体をオンライン就活面談ナイズさせるか、である。

 

ガイアックスでは、社会にオンライン就活面談を推進するべく、オンライン就活というサービスを始めています。

地方の問題にどう立ち向かうのか

地方の活性化や地方創生に向けて、どのように進めるべきか。

最近、英治出版の原田英治社長と会う機会が増えている。
もともと、NPO法人ETIC.のイベントなどで、同じパネラーという立場でよくご一緒させていただき、知り合いにならせていただいた。

で、昨年のガイアックスの合宿に遊びに来てくださった。軽井沢の山奥まで、ガイアックスという会社の合宿にもかかわらず、よくもまぁ来てくださったものだ。合宿では、けっこうな方が、同じくゲストで、遊びに来てくださった。
また、その後に、英治出版さんのイベントである、ティールジャーニーキャンパスのイベントにお邪魔させていただいた。光栄にも、フレデリック・ラルーさんとの対談イベントをさせていただいたのだ!
当時、そのイベント前に、ちゃんと勉強しようと思って、ティール組織の書籍を読んだのだが、ここ最近の潮流を含めた組織論について、本当に整理整頓されていて、わかりやすい。さすが英治出版さん!

やはり、書籍は、考えを深めるのに非常に役に立つ。TwitterやYoutubeでの情報収集がメインになりつつあるが、とはいえ、出版というものは、いつの時代になっても、すごく大切なものだろうと思う。

原田さんは、ここ最近まで、島根県海士町の親子島留学に一年間もの間、行かれていたそうだ。子どもが自然に触れるということは、子ども視野を広げるのに、本当に意味のあることだと思う。しかも、海士町ということで、いろいろな方ともお知り合いになられた様子。実際、ガイアックスの合宿に来てくださったのも、ちょうど海士町に行っていたガイアックスの石川潤さんと知り合い、そして、彼が引っ張り込んだという流れなのだ。

ティールジャニーキャンパスでは、ラルーさんとのセッションを聞いてくださっていて、パネルディスカッションなので、短時間でなかなか言いたいことを言い切れないことも多かったが、原田さんは、僕の言いたいことを、僕が言えているレベル以上に掴んでくださっていた。

ティールジャニーキャンパスの後、原田さんと話していて、地方創生の話しになった。
どうすれば、地方創生ができるのか、地方を盛り上げることができるのか。
これもあまり時間もなくて、突っ込んだところまで話しができなかったが、僕は、地方創生について、もしくは、地方の問題解決に対して、2つのことに可能性を感じる。

 

・シェアリングエコノミーというサービス形態

地方の問題には、やっぱりシェアリングエコノミーが効くと思っている。

地方において、なかなか魅力的なコンテンツがないと嘆いていらっしゃる方も多い。
TABICAというサービスを提供しているが、このサービスを始めてから本当に、観光というものに対する考え方が大きく変わった。TABICA、ありがとう、そして、創業者の細川テッセイ氏、ありがとう、である。
たとえば、宮崎の日南に行って、偶然、道行く人に、ちょっと地域情報を教えてもらえるだけで、その旅が急に満足できる旅になる。全然違う。
初めて訪れた日南という町で、僕は、日南の街を教えてくれる人がいれば、それで満足なんだ。まさかこんなところに、ポート社が提供している無料のオフィススペースがあるなんて!ソファが気持ちいい。まさか、魚屋に普通に売っているうどんが、うどんではなく魚を練り込んで作った魚うどんだなんて!まさか、宮崎県には、宮崎県産のキャビアがあって、お土産に最適だなんて!日南で、サーフィンをしようかなと思った時に、ちょっと地元の人にスポットを教えてもらえるだけで、全然違う。当たり前だが、知らないことだらけだ。きっと魅力の1割もつかめずに日南旅行は、終わってしまっているのに違いない。
おそらく、道行く人の9割の人が、僕にとって、合格点以上のガイドになりうる人だ。一方で、道行く人のその9割の人は、まさか自らがガイドをできる、ということを想像してはいまい。
そういう人と人をつなぐサービスをTABICAは提供している。というか、シェアリングエコノミーというのは、地方でも効果を持つサービスなのだ。

大阪の実家の父親は、トヨタレンタカーのフランチャイズや駐車場の経営をしていたので、車の運転は、もちろん、抜群にうまい。どんな車でも、止めるべきところにピタリと合わせることができる。とはいえ、もう年齢も70歳で、とてもじゃないが、あまり車に乗ってほしくない。でも、車に乗らない生活っていうのもなかなか難しい。
みなさんの実家でもそういう感じのことは多いのではないかと思う。
もっと言えば、地方のあるあるの問題であろうと思う。
一方で、それを地方自治体が公共交通を整備するのも無理だろうし、また、毎回タクシーに乗るのも現実的ではなかろう。
本来、息子である僕が運転すべきなんだろうが、正直言って、盆正月ならまだしも、日頃となると、それもなかなか現実的ではない。
地域の人が助け合って、ライドシェアをしあうというのが、適切な解なのである。nottecoというサービスを提供しているが、もっともっと普及させたい。日本から、過疎地や高齢者の皆さんの移動に関する困難を取り除きたい。

ここまで、人々が分断しながら、生活していて、
ここまで、赤の他人にアドバイスやお手伝いをしない世の中で、
何が、「地方の問題」なのだろうか。
その瞬間、その地域にいる人の、脳が1つに合体し、この1000人がまるで1つの生命体のようになった時、地方にある今日時点のほとんどの問題は、たいした問題ではなくなるはずに違いない。小さな、そして、細切れの、多種多様な助け合いが、そこら中で発生するに違いない。

シェアリングエコノミーというサービスが普及すること、が、地方を、そのままの形なのに、よりその地方らしい物体に、一新するに違いない。

 

・人々は豊かな環境を求めはじめている

もう1つ地方にチャンスを感じることがある。

そもそも、資本主義社会は、無駄ばかり。
何を追いかけて、何に頑張って、生活をしているのか、マジでわからない。
贅沢や物質というのは、重要なパーツであるが、少なくとも、使うべき精神の配分のうち、2割を超えるものではない。

僕らは集団で暗示をかけあって、集団で無駄の再生産をしている。
アホなことに憧れて、アホなことをし続け、そして疲弊していっているのである。

そのことに気付き始めている人も増えているのではないだろうか。

そもそも、ラルーさんも、アメリカの片田舎に籠もっていらっしゃって、まずそこから出てこられないという。
久しぶりにそこから出てきて、日本でイベントを開催してくださった、ということだ。
そのとおり。どうしても、資本主義な話をしたければ、ネット経由でビデオ会議をすればいいだけの話である。

高校1年生の夏にリゾートバイトで一夏を過ごした。いい思い出だ。そして、高校生の時にダイビングの免許を取り、それ以来、多くの海を楽しんでいる。
大学生の時は、夏はキャンプ、まさにキャンプ場に60日、冬は、スキーとスノボ、雪山に40日、滞在した。
社会人になってから、僕はトライアスロンを始めた。マラソンでもいいのだが、自然の中を走るのがすごく好きだ。自転車も楽しいなと思う。
昨年のしまなみ海道の往復とか、しまなみトライアスロンとか、、本当に気持ちよかった!最近は、サーフィンをはじめた。
僕に限らず、読者のみなさんも、きっと自然で過ごす、その素敵さ、その幸せを知っていることだろう。

ガイアックスを創業して5年ぐらい経ったころだろうか、蔵田三沙代さんというガイアックスの社内でも、かなり仕事のできる女性が、急に会社を辞めて、渥美半島の片田舎に引っ越した。
彼女の新しい自宅は、徒歩10分で、毎夏、新月の夜にウミガメが産卵しにくるところだ。ウミガメの産卵、、、もはや、僕は、絵本やテレビの中でしか見たことがないようなところだ。
引越しをする&ガイアックスを辞めるとなった時は、ナニユエに、田舎に引っ越すのか、全く理解ができなかった。彼女、かなり仕事ができるはずなのに、バカなチョイスをするんだなぁぐらいに思っていた。
今、思うと、やはり仕事ができる人は、そもそも人生において何が大切なのか、やっぱり正しく把握している。バカなのは、当時、そう感じていた僕の方だったのだ。

彼女が、その渥美半島に引っ越してから、2年に一度ぐらいだろうか、何かあると、その半島にまで、蔵田さんに会いにわざわざ行っている。

地方においては、生活コストが安い。
まぁそれはそうだろう。
遠くから、場合によれば、海外から、いろいろなものを高級スーパーに並べている時点で、生活コストが高いのは、明白である。ガヤガヤ賑やかなものを、つまり、大切にしなくていいものを大切にしている時点で、生活コストが高くなるのだ。都会の高い生活コストは、ワーキングプアに転落してしまう人を続出させる。今、仮に生活ができていても、貯金もできないし、ついては、そのような生活の継続を難しくさせる。

現代社会が、「贅沢」を、「いろいろと物が欲しくなること」を、「現金残高をあればあるだけきっちり使い切ること」を、暗示を掛けて強要するのだ。
もちろん、田舎に住んでいても、気を抜けば、そのような暗示や魔法にもすぐに掛かってしまう。
でも、決して、その魔力は、都会ほどではない。
ちゃんと考えれば、自然で、素朴で、最高の景色に包まれながら、本当に幸せを感じることができるのだ。

 

シェアリングエコノミーで、地方の抱える問題を一新させる。
でも、問題とかそういう話ではなく、
そもそも地方に問題があり、都会に正解があるのではなく、
地方にしか正解がない、という、当たり前で素直で素朴な事実を、私たちは少しずつ気付き始めているのだ。

そして、良くも悪くもコロナウィルスがこの変化を急激に加速させている。
キャンプにこもる方も増えている。
それと同様に、投資させてもらっているアドレス社でも、感染リスクの高い都会が嫌だ、満員電車が怖い、コロナだからリモートワークがOK、という環境があいまって、アドレス社のサービスを使い、長期間、田舎で住みこみはじめている人が増えているらしい。
ガイアックスの木村さんも、家族全員で、アドレスを使って志賀高原にいるらしい。でも、アドレスなので、コロコロ、場所が変わるから今どこにいるかわからないけど。

 

5Gの時代、相対した人の機微がオンラインのビデオ会議で伝わってしまう時代、無理に都会にいる必要はなく、ありとあらゆる意味で、地方が正解であり、スタンダードなのだ。
 

株主総会をオンラインで開催する

明日の株主総会はオンラインで開催することにした。本日IRからも開示したが、株主の皆さんにはぜひともオンラインで参加していただきたい。このことが多くの株主の皆さんに伝わってほしいと思う。

【適時開示】2020年3月27日開催予定の当社第22回定時株主総会に関するお知らせ

取締役やその他関係者は全てオンラインで、株主総会に参加する。
元々、株主総会の会場として予定していた渋谷サンスカイルームにお越しいただいても、基本的に現場には私も含めて誰もいない。
Zoomの端末を用意して、スタッフもいるので、その場で参加いただくことは可能だが、ぜひ株主の皆さんも自宅などからオンラインで参加してもらいたいと思っている。

 

昨日の夜、東京都の小池知事からコロナの件で、「平日の仕事は自宅で、夜間は外出を控えるように」また「週末の外出も控えるように」との発表があった。コロナについては、いろんな情報が錯綜していて、どれくらいインパクトがあって、どれくらいリスクがあって、どれが正しい情報なのかというのが、僕らにもわからない。ただ、具体的に小池知事がこのように一つの指針として具体的に示したのであれば、これに従って、原則オンラインで参加ということにすべきだと思い、このような対応にさせていただいた。

なにぶん初めてのことなので、誰に聞いてもどんな対応をして良いのかが分からず、ここ一日手探りで対応を検討した。
時間がない中で、迅速にこのような変更ができたのは、ガイアックスの現場のメンバーが、法務的な観点、システム的な観点で、非常に機敏に動いてくれたからだと思っている。

ガイアックスでは、たくさんのオンラインサービスを展開して、その中で多くのチャレンジをしてきた経験が蓄積されている。それがここにきて、たった一日でオフライン開催をオンライン開催に変更することに結びついたのだと思う。

 

<オンラインサービス一覧>

・オンライン就活
完全オンラインでの就活を学生・企業の両方にサポートしています。
https://onlineshukatsu.com/

・TABICA (オンライン版)
自分の得意を体験として、多くの人に提供するシェアリングエコノミーサービスです。
https://tabica.jp/entry/featuring/online-event/

・記者会見のオンライン開催のサポート
完全オンライン型・ハイブリッド型などグループのベンチャー広報が担当しています。
https://www.v-pr.net/

・リモートワーク時代の働き方コンサルティング
Gaiaxグループでは、先進的なリモートでの働き方を実現しています。
https://edge-inc.co.jp/
https://bright-at.work/

・撮影スタジオ(Nagatacho GRiD)
Youtubeや各種セミナーなどの撮影の場を提供しています。
https://grid.tokyo.jp/

 

今回、もし株主総会をこのままオフラインで開催して、そこで感染が拡大したとしたら、この責任をどのように考えたらいいのか本当に分からない。
難しい問題である。
すごく悩ましい。
きっと、このコロナの問題を受けて、私たちガイアックス以外の皆さんも、いろいろなことを悩んでいるのだと思う。

上記の様々なサービス提供や、今回の株主総会の運営などをと通して溜まったナレッジにつては、悩んでいる皆さんには喜んでシェアしたいと思っている。もちろん、今日、明日は、株主の皆様に、スムーズに株主総会に参加いただくことを関係者全員で対応しているので、なかなか対応はできないが、下記のフォームから問い合わせをしていただければ、今回のことや上記のサービスについては、資料にまとめて一式お送りしたいと思う。

少しでもこのことが皆さんのお役に立てれば嬉しい。

 

問い合わせフォーム
※問い合わせフォームには、「オンラインサービスの資料請求」などのタイトルにしていただき、問い合わせしてください。

アフリカ出張を予定している

3年ほど前に、TABICAチームで働いてくれていたカーン星さん、発展途上のアフリカとかインドのNGOや企業で働くので、ガイアックスのお仕事はもう辞めます、と言ってきた。

とはいえ、ガイアックスを辞めてからも、年に一度ぐらい、近況をお伺いしていたのが、彼女の話はなかなかおもしろい。なにより、彼女自身、日本人とバングラデシュのハーフで、日本で生まれ育ったものの、実際、あまり、日本というものを意識していない感じ。
正直言って、人のことなので、よくわからないが、僕は僕のことを日本人だと思っているが、彼女は、自分のことを地球人なんだ、みたいな感じで思っているのだろうか。
彼女から、アフリカでのBoP(Bottom of the Pyramid)のビジネスなどの話を教えてもらったりして、で、話を聞けば聞くほど、面白い。で、アフリカを一度は見ておかないとと思っていた。
彼女は、ガイアックスのお仕事を辞めちゃったわけだけど、表現が難しいが、ガイアックスにとっても、それはそれで良いのだと思う。

ガイアックス社内で開催している「ガイアックスの未来を考える会議」でも、やはり、アフリカのことは、議題に挙がった。
アフリカのビジネスの可能性について、ウダウダと話した挙げ句、結局、話をしていても無駄だよね、実際、見てみなきゃわかんないよね、で、僕も含めた本部長4名中3名、と、海外事業担当の石川潤さんとで、日程や訪問する国などはバラバラながら、ともかくアフリカに行くことにした。
つまり、その会議では、「アフリカと呼ばれるものは、まずは見に行くに値するのではないか」という点は、まとまったのである。

これまで、アフリカといえば、モロッコに行ったぐらい。モロッコといっても、ほとんどヨーロッパから立ち寄っただけ。
モロッコもなかなか独特ではあったものの。でも、アフリカな感じというよりヨーロッパからちょっと足を伸ばしただけの感じ。
サハラ砂漠の中でテント泊したけど。でも、サハラ砂漠の中でテント泊しただけな感じ。
夜空の星は綺麗だった。いつか、サハラ砂漠のマラソンに出て、四六時中、思いっきり走ってみたい。気持ちいいだろうなぁ。

 

さて、出張の予定の話。

まずは、南アフリカ、ヨハネスブルグ。
石川潤さんの紹介で、ヨハネスブルグ大学の教授さんにお話をお伺いする。
あと、アパルトヘイト博物館にも行きたいと思ってる。怒られそうだが、当時の空気をリアルに感じたい。
夜には、Airbnbの体験で、屋台ツアー!楽しみ!ヨハネスブルグが危険だ危険だと言われる中、夜の、そして、屋台の、そして、Airbnbでの手配で、現地集合のツアー、ということで、いろいろ怖さも満点なのだが!
あと、ヨハネスブルグでは、アフリカでのリテールビジネスの未来についてのカンファレンスもあるので、それにも参加してみるつもり。

その後、エチオピア。
僕の中でアフリカといえば、一番エチオピアが、「っぽい」なぁって思っている。
なぜなのだろうか。
現地で、エコビジネスとか、ローカルコミュニティとか、ハンディキャップがある方の支援の団体とかに詳しい方に、そういう拠点をいろいろ回って、ガイドしてもらう予定。

ーーー
・実際の農場から食卓までの経路を学ぶ。
・慈善団体、学校、孤児院、病院などの協力を仰ぎながら、恵まれない人々を助け、教育に取り組んでいるプロジェクトを訪問。
・環境に優しい形で、手作りのジュエリー、中古タイヤから地元で作られた靴、古紙製品、竹などの手織りの綿製品などを、生産するグループを訪問。
・エチオピアのオーガニックコーヒー作りなどの体験。
ーーー
おぉ。超楽しみ!

その後、ルワンダ。
ルワンダでは、3日間開催のAfrica Tech Summitというカンファレンスがあり、それを見てくる予定。もしかしたら、ルワンダの大使館やJICAさんにも寄らしてもらうかも。

あー、いろいろ楽しみ。
「現地事情でこれ知っておくといいよ!」みたいな情報をお持ちの方は、今すぐ、ぜひ教えて下さい!

先進国、たとえば、アメリカのポートランドやシリコンバレーとか、もしくは、中国とか、エストニアとかなど、そういうところに行くのも勉強になるが、まだまだ発展途中のこれからの国に行って、現地の事情を知るっていうのは、それはそれで刺激になる。

 

そういえば、昔、大学時代、バックパッカーな海外旅行をしたが、あの経験は本当に良かった。
旅程としては、大阪から、船で、上海入り。その後、数日に渡る列車でシルクロードへ。バスでチベット。ランドクルーザーでネパール。バスや列車で、最後は、インドへ。
大学4年生で、学生ながら、いろいろプロジェクトを回していてなかなか多忙で、特に夏休みとか冬休みは、予定がありすぎてとても旅行にいけない。最終的には、時間を捻出しやすい秋の時期に、大学をサボって2ヶ月の日程を確保し、なんとか出発したのだ。

ちなみに、仕事大好き人間だから、、、やはりというか、残念なことに、旅程途中のネパールぐらいで、「お仕事禁断症状」が身体中に出てきちゃって、早く、仕事がしたくなってしたくなって、すぐにでも帰ろうと思った。結局、予定を切り上げて、1.5ヶ月で帰ってきっちゃったのだ。
最後、アガスティアの葉の寺院に行くつもりだったのだが、それもいけずしまい。

当時は、こういう感じで旅行に飽きちゃったし、そこまで価値を感じていなかったのだが、逆に、その後のビジネス人生や、人生を考えるにあたって、いろいろフラッシュバックのようにあの時の経験が活きてくる。
知識として活きるというより、感情として、活きる。

20歳の頃にバックパックで、あの地域を回ったのは、自分にとって本当によかったと思う。
中国の都市部の盛り上がりと、地方のあの寒さと冷たさ。
インドのあの人々から溢れてくる騒がしさと熱気。

でも、何度も何度も思い返すのは、何より、あの頃のチベットの素朴な雰囲気。

チベット盆地全体が、チベット仏教に囲まれていて、完全に別の世界。
住民全員がマニ車というチベット仏教の道具をクルクル回していて。
住民と同じぐらいの数のお坊さんが居て。
みんながみんな、五体投地と呼ばれる、地面に這いつくばる何かの儀式をエンドレスにやり続けている。
妙に目につくカラフルなチベットのお寺の色。
今となっては、当時のことは、夢を見てたみたいな感じ。
本当に忘れられない。

 

僕の旅行のあと、年を経るごとに、どんどん激しくなっていった中国の同化政策。

同化政策。

あなたが、僕と同じ日本人だったとして、もしもの話だが、「日本人は存在させない。少なくともアイデンティティとして日本人であることは絶対に許さないし、日本の文化は根絶させる。反するなら思想教育所に収容する。」となったら、あなたは、どう感じるだろうか。

チベットの同化政策。

中国政府としては、別の文化があると、独立されたり、内乱につながってしまう。だから、抑え込みたい。
制圧することが大切である。また、現地にどんどん漢民族の方々を送り込んで、比率を高めることも重要ではある。
が、チベット民族というものをなくしてしまうのに、もっとクリティカルで簡単なのは、多くの漢民族の方々が、現地のチベット民族と結婚しちゃって、あらゆる意味で血を薄めて、同化させちゃうことなのだ。

もちろん、中国政府からの迫害を受けて、チベットの人たちも抵抗をしていた。が、戦ってしまったら、中国政府側に暴動と言われ、鎮圧をする言い訳を渡してしまうことになるのだ。
だから、チベットの人たちは、集まりを開いては、自分たちが持っているあらゆる武器になりそうなものを出し合って、そしてその武器などを燃やしてしまうという活動をしていた。マジでナゾである。

しかも、彼らは、焼身自殺をしている。
抵抗を表すのに、焼身自殺をする。
ありえない。
自分たちの体に自ら火をつけて焼身自殺をするのだ。

彼らチベットの人たちが、そんなことをしてしまうのは、当時、あの雰囲気に接していたらわかる。そんなバカなことは辞めろ、と言いたい。でも、しょうがないのだろう。チベットの人たちが、そういう選択肢を取らざるを得ない状況に至ってしまっていたことが、多くのチベットの人たちと接しただけに、本当に悲しい。そして、本当にやるせない。

まるで中国政府が悪いことをしているように書いているが、中国政府は、一切悪いことはしていない。
一切、人権を無視した活動はしていない。
おそらく法律や憲法に違反することも犯していないだろう。

地球上には、実務的に言えば、世界というものは存在しない。
地球上には、実務的に言えば、世界というものは存在せず、国家だけが存在する。
守護神や呪縛霊が実際に存在を証明できないのと同様に、世界、もっと言えば、国連や国際社会と呼ばれる物体も、存在しているのではなく、雰囲気っているだけである。

その結果、「人権」というものは、地球や世界や国連や国際社会には存在しない。
あくまで、国家の元に人権があるのである。
当たり前のことであるが、人権が上にあって、その下に国家があるのではない。
実務的には、各国家が、人権というものをそれぞれ定義しているのであり、ついては、国家の下に人権がある、のである。あとは、その各国家が、自ら設定したその人権を守っているか守っていないかなのである。

一人の人として、もしくは、地球人や人類として、「人権はどうあるべきか」についての議論は、これも当たり前であるが、タワゴトであり、冗談の言い合いみたいなものである。

中国政府が自国民と定義した人たちをどう扱おうが、他の国家が口出しをするイワレはないし、中国としても、中国として定義した人権をしっかり守っている。もちろん、中国政府として定義した中国の法を犯していない。繰り返しになるが、人権の下に国家や法があるのではなく、国家や法の下に人権があるのだから。

僕は日本人であるが、残念ながら、この日本でも、1人の地球人として、本当に許せないような法律や行政としての執行状況がある、と感じる。
この法律やこの案件は、マジで人権を無視してるんじゃねーか、とハラワタが煮えくり返ることも多い。一人の日本人として、中国もヒドイなと思うが、そして、韓国もヒドイなと思うが、正直、日本も何も変わらない。
他国を指差していろいろ言ったりするが、私たちも何も変わらない。

そして、まさに、この僕の意見こそタワゴトだ。

 

ところで、昨年末、ガイアックスグループに新卒入社で、数年間、働いてくださっていた仕事のできるある女性が、退職し、次の職場として、NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチさんに転職した。
皆さんは、ヒューマン・ライツ・ウォッチを知っているだろうか?

ヒューマン・ライツ・ウォッチ、素晴らしい活動理念に基づく素晴らしい団体さんである。日本の代表さんも素晴らしい方だ。(僕が言うのも、とてもおこがましいが。)

そのメンバーから、「私、会社辞めて、転職するんです!」という話を聞いて、自分の立場を顧みず、つい喜んでしまった!

手に持った時に心がときめくかどうか

ガイアックスは、フリーフラットオープンにいろいろな働き方を作っていっている。

未来経営会議、という会議を定期的に開催していて、ガイアックスのキーパーソンが集まって、責任感もなくディスカッションをする。
先日の会議の一部抜粋が下記。参加メンバーは、野澤さん、岡田さん、管さん、佐々木さん。サポートに流さん、中津さん。

「責任感なく」が、大切である、という会議ならではの雰囲気である。
こういう会議や、ガイアックスのメンバーの存在のおかげで、刺激の与え合いや、閃きのぶつけ合いが発生し、そして、ガイアックスならではの働き方が作られていく。

 

この月の会議で、僕が気になったポイントは、この2つ!
・手に持った時に心がときめくかどうか。
・有料制のオンラインサロン。

ーーー
2019年3月 未来経営会議議事録

■目的
ガイアックスを正しく未来につれていく

■重要な要素
非連続な未来
会議のアウトプットに責任を負わない
※判断を伴う議題については、他の会議などに引き渡す。

■議題:ガイアックスからのタレント輩出について

(野澤)ガイアックスはアントレプレナーシップを重視して起業家輩出を目指している。起業家だけではなく、タレントをもっと輩出して行ってもいいのではないかと思う。古くはマックス村井さん。最近でいうと佐別当さんや石山アンジュさん。そのような社会にインパクトを与えられるタレントが世の中に出ていくことで、ガイアックスのブランドを高められるのかもしれない。例えばナターシャさんのような人。野澤もそうかもしれないが、ある特定の領域でインパクトのある人。起業家に限らずそのような人たちが出てくることでガイアックスの存在感は増すと思う。

(岡田)マックス村井さんは、それで稼ごうとしていたので特殊だが、全事業部長インフルエンサー化計画とした時に、何がゴールなのかとは思った。それで収益化したいわけではないと思うが。

(上田)引き抜かれやすくはなる。ガイアックスの立場としては、そこは諸刃の剣ではある。とはいえ、個人個人のレベルでは、タレントになることは、絶対にリターンは強い。

(岡田)そういう人たちが社内にいることで採用力も上がると思う。

(野澤)イメージしたのは、幻冬社の箕輪さんや元ZOZOの田端さんのようなスターが、ガイアックスにたくさんいる状態。社員個人にとってもメリットがあると思う。例えば野澤を例にとると、自分自身がベンチャー広報の社長や広報PRの専門家として本を出すことで、ベンチャー広報の売り上げに繋がる。また自分たちのようなコンサルにとっては、単価が大事。野澤は広報の専門家として1時間で30万円のコンサルフィーを取っている。その辺のコンサルだと1時間1~2万円だと思う。これがブランディングの効果。そういう形では事業のメリットにもなると思う。
自分の場合はガイアックスという上場企業の役員なのであまり複業できないが、社員はそうではない。
例えば、ナターシャさんが有名になるサポートをして、ナターシャさんがどんどん外からデザインの案件がくるようになれば、彼女のブランドと能力次第では、普通に副業で月100~200万円が入るようになる。そうなるとガイアックスの給与が重要ではなくなり、お金に関係なく好きなことをやってもらえる状態を作れる。一方、他社からの引き抜きなどで退職リスクは高まるので、ガイアックスに継続的に所属するメリットは考えなければならないが。
ガイアックスは今、どんどん社員の平均年齢が上がってきている。それに伴い、平均賃金も当然上がっていく。報酬・賃金と年齢を紐づけないという考え方(年齢に関係なく能力や成果に応じて報酬を支払う)もあるかもしれないが、それもどうなんだという想いもある。ガイアックスに創業の頃から10年以上働いてきてくれていて、それなりの年齢になっていて、仮にその人の能力が高くなかったとして、だからあなたの年収は300万円ね、というのは違うと思う。その時の一つの選択肢として、副業や複業で稼げるようにしていくという考え方はある。ガイアックスの中で活躍できるスキルをつけてもらうのではなく、マーケットで活躍できる力をつけられるように支援していく、というのはひとつのやり方ではないか。つまり、社員がガイアックスの中でしか通用しないスキルではなく、マーケットで通用する力をつけてもらうという方向。

(上田)それはたしかにそうだ。同じような話がシェアリングエコノミー協会でも議論した。シェアリングエコノミー協会でホスト候補者を集めようとしている。協会として、これからホストになりたい人を集めるポジションを取りに行くべき、という話をしている。
それの一環で、企業に紹介を求めるのもいいのではないかと思う。例えば、知り合いの
飲食業の大手企業が、過去、採用を頑張っていて優秀な人を採用している。でも20年経って40代の人が増えてきた。その人たちにずっと店舗の仕事をして貰うのか、という問題がある。かと言って、本社がそんなに大きいわけではない。そこで退職・転職しませんかというのは厳しすぎる。でも副業で個人としての収入の多角化していくのはヘルシーだよね。という話をしている。例えば、一定の資産を持つようになってきたと見なすことができる40代以上という制限をつけてもらってもいいので、企業に副業の紹介をしませんか、という営業をかけていくのもいいのではないかと考えている。少し離れた話をしてしまったが根本的には近いかもしれない。この施策は、当たりそうな気もするが、協会に営業リソースがそこまであるわけでもないので考えているところ。

企業の責任の話だが、働いている人本人にとって重要なのは、昔は雇用を継続できることだった。その後、雇用の継続よりもスキルアップが重要になった。今、重要なのはスキルアップよりも、はるかにブランドがついているかの方が重要になっていると思う。会社の従業員への責任というのは、給与支払いでもなく、雇用継続でもなく、スキルアップできる環境でもなく、ブランディングすることではないかと思う。
その上で、会社側のビジネスモデルについて考えないといけない。

ガイアックスグループの場合、資本というものの活用をしまくっているし、資本についての柔軟性ができてきているので、各関係している事業グループに好き勝手してもらっても、事業を法人化さえすれば、そこに株が入っていることで、成功さえすれば、投資を回収するスキームがきているが、人というものをブランディングするとなると話が違う。ブランディングが進んだ個人は、個人のままで、法人にならないケースも出てくると思う。その場合、株が入っているわけではないので、リターンを確保するスキームもないし、結果的にガイアックスにリターンがなく、見方によっては、誰が投資をしたのか?という話になってくるのかもしれない。ついては、これは、一案だが、「新卒向けの研修は以上です。ここからはエクストラの、本来は、有料の研修やサポートを行う。でも、無料でいいので、いわゆるプロダクション契約をしたい。社員の間は無料だけど、独立したら一部、フィーくださいね。」みたいな方向性はあるのかもしれない。雇用契約とはまた別で。もしもそういう枠組みがあれば、退職することを踏まえても、最後の1日まで、しっかりサポートできる。

(野澤)社員のブランディングがつくと、ガイアックスの力で有名になったとしても辞める人は辞める。それはしょうがないし、それでもいいと思う。そういう人がガイアックスからたくさん出ていくことで、ガイアックスに関わりたいと思ってくれる人は増えてくると思う。

(上田)まぁ、そして、そういうブランドが重要な故に、会社としては、辞めていく人に失礼な対応はできなくなる。

(管)ソーシャル事業部でも、ガンガン起業していく人たち以外にもアピールできるようになってきている。コンサルなので単価にも影響してくる。すごくブランディングは大事だと思う。

(佐々木)ガイアックスメンバーのタレント化と、タレントを外から引っ張ってくるの2パターンがあると思う。自分は社内から育てるのがいいと思う。自分自身もTwitterのフォロワーを増やしていかなければならないなと思っているが、なかなかそれに対する時間を作るのも難しくて悩んでいる。

(管)当然、理想は、育てること。効率がいいのは、発信力のある方を外部から招き入れて、メンバーのことを拡散して貰うこと。例えば今回でいうと、プロフェッショナルのメンバーが1名、ガイアックスに来てくれたことによって、ソーシャル事業部のメンバーのフォロワーは増えた。

(野澤)個人ブランディングの方法として、基本はブログとTwitterだと思う。ガイアックスはソーシャルメディアの会社なのでそこに注力するのは当然で、これまでサボりすぎたのかもしれない。

(上田)昔は、長く働いたら給与が上がるのが当然だった。今でいうとフォロワー手当があってもおかしくないかもしれない。フォロワー人数分、給料上乗せのような。

(野澤)ブログやtwitterでどうやって認知を広げるかも大事だが、大前提として本人が尖った仕事をしていること、仕事で成果を出していることがもっと重要。箕輪さんも田端さんも、単にSNSでの発信が上手というわけではなく、もともと仕事ですごい実績を出しているという点がポイント。

(上田)中小企業のマーケティングの歴史と同じかもしれない。インターネットができる前はみんな普通に事業をやっていた。隣の会社と同じビジネスをやっていた。インターネットが出来て、SEOで勝てないといけなくなった。その結果どんなワードでもいいから一位になることが重要になってきた。つまり、なんでもいいので、小さいマーケットでもいいので、一番にならなければならないことを、そのタイミングでみんな知るようになった。一番になることを追求していくと、自分の好きなことでしか勝てない。今回の個人のブランディングのケースで言うと、ともすると自分の趣味でフォロワーを増やしていく方向性になるかもしれない。

(野澤)自分の好きなこと夢中になれることを見つけるのは重要。マックス村井さんも一番儲かるから始めたわけではないと思う。面白いと思ったから始めたのではないかと思う。
佐別当さんのADDressも昨日今日始めたわけではない。ここ数年、自分で自宅をシェアハウスにし、Nagatacho GRiDを作り、シェアリングエコノミー協会を作った。そしてシェアリングエコノミーの分野で影響力を高めてきた。そのような段階を経てADDressにたどり着いた。佐別当さんはこのような段階を戦略的にやったかどうかはわからないが、少なくとも好きだからやったのは間違いないと思う。

(上田)今、話しているような話は、ほぼほぼ真理だと思う。これが真理であるということに掛けるかというと全力でそちらに掛ける。ただ全メンバーに理解してもらえるかというとわからない。日頃からそのような発信をしていかないといけない。

(野澤)ガイアックスは今でもそれなりにめちゃくちゃな会社(=自由闊達・フリーフラットオープンな会社)だが、さらにそうなる。みんな好きなことを仕事にしている状態。

(上田)たしかにそうしたい。「こんまり流片づけ」があるが、あれは、お片づけする時に一つ一つの荷物を手に取って、これは、心がときめくかどうか、spark joyするかどうか、で残すか、捨てるかを、意思決定するという考え方。私たちも目指す姿は、目の前にある仕事を手に取って、本人の心がときめくかどうか。

(野澤)ときめかなければ、その仕事はしなくていい。そういう仕事しか用意できていない時点で、会社や上司側が問題なのである。

(上田)新人からの「この仕事、ときめかないので、やらないでおきます。」ってセリフが舞うオフィスになっていくわけだ。そもそも振り返ると、創業時から、ガイアックスとして、メンバー1人1人のライフプランを大事にしているが、それが最初のきっかけなんだと思う。

(野澤)組織のあり方ももっと進んでもいいと思う。未来経営会議なので極端な話をするが、ガイアックスは株式会社ではなくオンラインサロンになるのもアリだと思う。ガイアックスグループで仕事したい人は、会社から給料をもらうのではなく、本人が会社にお金を払って参加してくるような。

(岡田)近いところでいうと、あるベンチャー企業では会費を払って手伝ってくれている部隊がいるらしい。

(野澤)ブランディングが最強に効いている状態は、そのような状態だと思う。

(上田)TABICAもボランティアの活用はかなりしていると思うが、マネジメントが難しい。お金を払ってもらうメンバーを集めるのもいいが、まず次のステップはボランティアの活用なのかもしれない。

(野澤)元ライブドアの堀江さんにしろ、キングコング西野さんにしろ、元ZOZO田端さんにしろ、彼らがやっているオンラインサロンはそのようモデルではないか?

(岡田)そこでお金を払ってでも集まる人は優秀なのか、という問題はある。

(上田)優秀な人もボランティアやプロボノをしているケースは多い。どちらかというとお金の支払いが重要なのではなく、「依頼をする」の問題だと思う。よくコミュニティサイトで何をしたらいいかわからなくて、質問掲示板だけは盛り上がるみたいなことがある。「質問をする」と人は返答するものである。優秀な人でも、依頼すれば対応してくれると思う。

(野澤)先ほどの岡田の話に絡めていうと、その人材が優秀なのかどうかも重要だが、それ以上にその人がなぜ働くのも重要だと思う。広報PRの世界でいうと、スタートップが広報を内製するか外注するかという議論がある。内製派の言い分は「広報はその会社のことが大好きじゃないとできない」というもの。自分からすると、どんなに会社やサービスが好きでも広報のスキルがないと仕事では役に立たないし、成果も出せないと思う。岡田のいう通りwhyも大事だとは思う。ただ問題なのは、whyが明確でもスキルがない人ばかりいるのは問題。その人たちに会社がお金を払うなら厳しいが、彼らからお金もらえるなら仕事を手伝ってもらうのもあり。
その際に極めて重要なのは、外の人が面白がって自分がお金を払ってでも参加したいと思うプロジェクトを、ガイアックスが用意できるかどうかだろう。

(上田)たしかに、そういう外部の人が集まらない事業はやらないほうがいいと思う。お金がなくて回っていない事業もあるが。ガイアックスでB Corporationの取得をやるかどうかという議論はあった。B Corporation取得プロジェクトのメンバーを外部に募れば集まりそうではある。

(野澤)20周年パーティも社内のメンバーでやったが、外から運営希望者を公募してもよかったかもしれない。

(上田)ナターシャさんがいろんなイベントもやっているが、Peatixで、参加チケット以外に、ボランティア兼参加チケットを格安で発行していて、外部の人に受付とかをボランティアをやってもらっている。

(野澤)自虐的にいうと、ガイアックスはもともと面白いものを打ち立てて、周囲を巻き込むのは得意。例えばガイアックスは、昔からインターンの活用が上手な会社だが、これは口の悪い人に言わせれば、低報酬でインターンを長時間働かせるのは「やりがい詐欺」。さらに言えば、堀江さんのオンラインサロンだって情報弱者を都合よく働かせる「信者ビジネス」だ、と揶揄されていることだってある。でもビジネスってそのような側面もあるのではないかとも思う。そういう意味でガイアックスのオンラインサロン化というプロジェクトはありえるのかもしれない。

(上田)オンラインサロンといっても、オンラインだけではないということか。メンバーシップ制度という感じで、オフラインや実際の集まる建物があるのかどうかはさておきということか。

(野澤)そういうこと。そして優秀な人にはもちろんお金を払う。両パターンあってもいいと思う。

(上田)基本的なスタンスとしてはオンラインサロンを運営するくらいの世界観ということか。ガイアックスもオンラインサロン化するけど、個々人もブランディングしていこうという形か。

(佐々木)まずは個人のブランド力を上げていったほうが早そう。

(上田)方向感は問題なさそうだが、複数施策を走らせないといけないと思う。

(野澤)今、オフィシャルサイトをブログっぽくやっているがあれは正しいと思う。ただし、まだまだ社員を十分巻き込めていないという点で、今は「仏作って魂入れず」になっていると思うが。

(上田)個人としては、どうしても外部のブログサイトとかに書いてしまったりする。それをガイアックスのオフィシャルサイトに並べるべきなのかどうかを悩むだろうと思う。

(佐々木)それを載せて行く方向でいいと思う。

(上田)社内の世界観はもっとブログで発信していったほうがいいと思う。やりがい詐欺の件とか、ADDressの経営を、外部のプロフェッショナルが手伝ってくれている件とか。この世界観を全社員に知って貰うためには、この世界観を日本全国に発信して行くような活動をするのがいい。

(岡田)多分、税制改革で、社員じゃなくてもストックオプションを発行できるようになって行くと思う。それにいち早く取り組んだ方がいいと思う。

(上田)ガイアックスコミュニティで、そのプロジェクトを手伝ってくれる人の募集を出しても面白いと思う。

(岡田)そのプロジェクト自体のメンバーを募集してしまうということか?

(上田)例えば、ガイアックスからも社員が出るから一緒にやりましょうと。

(佐々木)たしかに、これは本部長会議に上程したい。

(野澤)今の話は、やったほうがいいと思う。

(上田)声かけとか質問が重要だと思う。ガイアックスコミュニティに半ば強引に入ってもらっている中で、今の読むだけのメルマガだけでは面白くないと思う。このような手伝って欲しいというようなお願いが、ガイアックスコミュニティでたくさん流れて行くと面白いと思う。

(野澤)「ガイアックスは株式会社ではなくコミュニティである」という方向に向かわせるのはいいと思う。これは壮大な社会実験。

(上田)あとはこういう環境に全社員が晒されることで、社内から上がってくる事業プランが時流に乗る可能性が高い。佐別当さんのADDressも、佐別当さんが多種多様な人の交差点や最前線に身を置いて受け取っている日頃の刺激ありきだと思う。
ーーー

こんまりさん、、手に持った時に心がときめくかどうか。
堀江さん、、有料制のオンラインサロン。

やっぱり、 先達者に学ぶことは多い!