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起業をしたての際には、経営者との接点を持ちたいと思うことも多いと思います。どういう背景で接点を持ちたいのか、それによってどういう手法で接点を持っていくべきかについてお話します。

上田祐司

株式会社ガイアックス 代表執行役
ガイアックスでは、「人と人をつなげる」をミッションに、ソーシャルメディアとシェアリングエコノミー事業を展開。また起業家が集うスタートアップスタジオという側面も持ち、社会課題を解決するための事業づくりサポート、投資を行う。シェアリングエコノミー協会代表理事。

公式サイト: https://www.gaiax.co.jp/
Twitter: @yujiyuji

学生F

今後、起業家の方や社長の方、先輩経営者と接点を持っていくためには、どのような方法や そういった場などあれば、教えていただきたいです。

上田

柴田さんは どのような状況でいらっしゃるんですか?
起業ということに関して。

学生F

現在大学三年生で三重県に在住です。
四月から休学して、東京に長期インターンで伺って、東京で生活をしようと思っております。

上田

起業はまだまだ何も、準備されていないという事ですか?

学生F

そうですね。

上田

色々構想を練っている段階ですか?

学生F

はい。

上田

この先輩経営者、既に起業されている方とか、経営者の方にお会いされたいのは、どういった背景でお会いされたいですか?

学生F

私が、現段階で少し考えている、ビジネスモデルもあるので、そのフィードバックをいただきたい というのと、実際にどのような形で起業していく のがいいのか等、そういった実際の話を伺いたいと思っています。

上田

そういった先輩経営者と 会いたいというのには、恐らく理由があると思います。
例えば、ただ単純に知り合いになりたい、というのは、これは結構たちが悪くて、皆さん忙しい訳ですから、別に仲良くなってもしょうがないよ と言いますので、そういった目的だと難しいと思います。
経営をしていく中でのアドバイスをもらいたい、という方が、まだましだとは思うのですが、皆さんそれなりに、経営者の方もこれまでご経験されてきたことを、若手経営者の卵みたいな方にシェアしたい、というお気持ちはあると思いますので、そういった相談が駄目ではないのですが、何もなっていない人に、何も始めていない人に話をするかと言うと、それも少しコストが合わないなと思われると 思います。
その辺は後ほどご説明しますが、今日時点の柴田さんの、今のビジネスアイデアを叩いて欲しい、という観点でいくならば、それにもっと素直に動いた方がいいと思います。
具体的に言うと、ビジコンに出したり、色々なコンテストに出すなど、まだ起業していない人が集まって、何人かで打ち合わせをして、ビジネスプランを練り上げていく、みたいなプログラムが提供されていたりするので、そういったものに入っていく事です。
例えば、Gaiaxの、スタートアップスタジオということで、ビジネスプランをお持ちの方には、面談をして話をしながら、ブラッシュアップするのをお手伝いしていますし、例えば、ETIC.という団体をご存知ですか?

学生F

存じ上げないです。

上田
MAKERS UNIVERSITYという大学生向けに、起業家が集まって、起業家同士でブラッシュアップをしていく、というプログラムとか、KINGという有名なビジコンなどもありますが、そういったものに出していった時に、メンターとして経営者の方が ついていらっしゃったりします。
僕自身も沢山のそういったビジコンの、メンターや審査員で出ていますが、スポンサーの経営者の方々も、アイデアが良ければ、これ面白そうだけど、もうちょっと形にしたら、みたいなことで声をかけられたりします。
提出した瞬間は、そのビジコンをやっている運営チームの方との、ディスカッションになると思うのですが、やっていれば経営者の方とも、接することができると思いますし、話しは戻って、先輩経営者と接点を持つのが重要ではなくて、自分のアイデアをブラッシュアップするのが、重要なのであれば、ともするとそこら辺の経営者より、そういった専門チームの方が詳しかったりするので、それで事足りるかなという気はします。
あと経営についてお話を聞きたい、というのも分かるのですが、それぐらい自分が何もしない中で、そういう話を聞きたいというのであれば、やはりイベントに参加して聞く、もしくはYouTubeのアーカイブで聞く、というのが現実的な回答で、それで知り合いになる、というのは、時期尚早かなという気がします。
もっともっと自分で色々がむしゃらにやって、とりあえずよく分からないまま 法人を作りました。
とりあえずよく分からないまま メンバーも集めました。
今、頑張って資金調達で動いているのですが、うまく行きません。など、そういったフェーズになってこないと、とりあえず話を聞かせて欲しい、と言われても何を話すのか、という、そういった話になるので、それは難しいのではないか、という気がします。
どう思われますか?

学生F
その通りであると思います。
イベントについてなのですが、これは講演会などそういった事ですか?

上田

そうですね、講演会もありますし、それこそ、うちもピッチイベントという意味では、XTCという、グローバルのピッチイベントがあり、その日本版があります。
毎年、3月上旬頃に開催しているのですが、その時は本当にともすると、海外のかなり大きくなった企業の経営者が来て、お話しされたりするケースもあります。
今だとどちらかと言うと、リアルの会場でやるより、オンラインのイベントなども多いので、そういったものに参加もできるでしょうし、実際もう少し自分が会社を作り ぼちぼちやり始めて、学生さんの状態よりも、もう少しお金が回せるようになれば、数十万程のお金を払って、参加するようなイベントも、日本にはいくつかあり、そういった所に参加出来るようになると、もう少し講演されている経営者とも、近い距離でお話が聞けるかなという気はします。

学生F

数十万円単位のイベントと、普通のイベントとの違いは何ですか?

上田

そのクラスは誰でも行ける、という訳ではなくて、やはり少なくともビジネスサイドであれば、起業して、会社を作って、社長をやっている、くらいは最低の足切りが必要で、さらに紹介が必要であったりもします。
一方で、その紹介が必要なだけに行ってみると、皆さんそれなりの経営者の方が、参加者として来てますし、もちろん登壇される方は、大成功されていらっしゃる方なのですが、参加者の方々も、そこそこ経営者として頑張っている方々なので、そういった交流だけでも面白いかな という気がします。

学生F

普通の講演会などより、参加者の質がかなり高くて、コネクションを持ちやすいということですか?

上田

そうですね、それはあると思います。
年に4、5団体が10回とか、合計でそれくらいの頻度で、開催されていらっしゃると思うのですが、全部に行っていると、それで時間を使ってしまいますし、お金も沢山減ってしまうのですが、年に一回くらいするところに参加される、というのもいいんじゃないかな という気がします。

学生F

はい、わかりました。
少し質問がずれてしまうかなとは思うのですが、経営スキルについて、実際にそうやって会ってお話をする前に、座学などで勉強する際に、お薦めの本などはありますか?

上田

そうですね、財務の話で言うと、僕自身も経営カレッジというYouTubeを 出しているのですが、それで財務まわりはだいぶ雰囲気を、理解していただけるのではないかな という気がします。
他は、起業家としての、どのような山あり谷ありなのか、というのは、教科書的な本というよりも、社長さんが起業生活を振り返って、書いたような本などではないかなと思います。

学生F

分かりました。ありがとうございます。

上田

そういった本は2、30冊あると思うので、一番、僕がお薦めしているのは、IT社長大失脚という本なのですが、本当にリアリティすごく溢れる本で、中身もめちゃくちゃ面白い、少し古い本なのですが。
アメリカの本も面白いです。
最近 BAD BLOODだったか、血液を1ミリ取って それで健康診断ができます、という会社のストーリーです。
そういった本をたくさん読むと、基礎知識がつくし、勉強の本を読むよりも、楽しく読めるのでお勧めです。

学生F

分かりました。ありがとうございます。

上田

頑張ってください。

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