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もっとスピーディーに、もっとオープンに

今、世の中で一番大きい関心事は「コロナ」だろう。世の中の変化を踏まえて、最近のガイアックスの状況や、今後気を付けたいこと、注力したいことを考えた。

 

・コロナの影響とガイアックスの考え方

コロナが発生して大きな影響が出ているが、世の中の会社が全部倒産するわけではない。大きなダメージを受けて、利益が激減している会社は多いが、世の中の枠組みが大きく変わるほどのインパクトではないと思う。

ガイアックスの事業は、そもそものボラティリティが高いため、コロナで倒産する確率とは比べものにならないほど、常日頃から倒産率も高ければ、成功率も高い。創業20年程になるが、20年前の事業はひとつも残っていないし、10年前の事業でも大分あやしい。3~5年単位で変化を繰り返しているのだ。

最近、ガイアックスからカーブアウトしたアディッシュが上場した。数億円投資して、数十億円の資産価値に膨れ上がったわけだが、10倍のパフォーマンスを出したということは、逆に言えば、10回に9回は失敗しているとも言える。コロナのダメージ以前に、ガイアックスは「大失敗」と「大成功」の両極端で構成されていることを忘れてはならない。

だからこそ、現金残高は豊富に準備しており、一般的な会社は2~3カ月分とかかもしれないが、ガイアックスは数年分の現預金はあるだろう。具体的には、現在、10億円ぐらいの規模である。スタートアップスタジオとして、ベンチャービジネスや新規事業へ毎年2~5億円規模の投資をしているため、10億円あっても数年しか持たないが、厳しくなってきたら、そのタイミングで有価証券の現金化をするか、もしくは、積極的な投資を緩めればコントロールできる。
しかし、逆説的だが、1年に1億円ずつ使って10年生き延びたから何なんだ、とも思う。事業をするからには、勝ちにいかないといけないと考えている。そして、1桁2桁多い金額を稼ぐことが出来て当たり前の会社にならなければならない。

多くの会社では、コロナのダメージを最小限にする方法を模索している。その理由は、それらの会社が、世の中に十分に必要とされているポジションであるが故の、責任感だと思う。
残念ながらガイアックスは、今日時点では、存在価値やインパクトがまだまだ小さいので、今は会社をどう守るのかではなく、この変化の時期だからこそ、新しい世の中において役に立つためのチャンスを探すのに全力にならなければならない。
コロナで新しい生活・ビジネス様式になり、そこら中に新しいニーズが生まれてくるだろう。まだ誰もサービスを提供しないことにこそ、私たちが役に立てたり、存在意義を示せたりするチャンスである。だからこそ、スピーディーに動きたい。
ガイアックスは「守るよりは攻める」べき会社だ。私たちは、もっと大きなインフラとして、もっともっと社会に必要な存在になりたいのだ。

 

・「オンライン化」「スタートアップスタジオ化」を進める

コロナの影響で、新しく出てきた生活・ビジネス様式は、「オンライン化」がキーワードだろう。

オンライン、インターネット、ソーシャルメディア、シェアリングエコノミーなどを利用して、一人一人が「インターネットで社会と繋がる」「自律化していく社会」は、ガイアックスが目指していたものであり、オンライン化の流れは大きなチャンスだと思う。

ガイアックスでは、オンラインを活用したビジネスが拡大している。オンライン体験は単価が低いため流通総額が課題だが、TABICAでは予約人数が過去最高になるなど、盛り上がっている。オンライン飲み会やオンラインイベント・オンライン記者会見などの撮影サポートなどのサービスのほか、3月末に実施した株主総会もオンライン化した。最近では、西村環希さんが箱根の芸者ショーをオンライン化し、マスコミにも多く取り上げられた。

世の中に比べると、ガイアックスは、一歩も二歩も早くオンライン化やリモートワークに取り組んでいるので、この強みを生かして新規事業も手掛けていきたい。

改めてであるが、ガイアックスというものは、それ自体が全体としてスタートアップスタジオなのだ。アディッシュに続き、ガイアックスのコア事業がカーブアウトして、次々と上場するような事例を輩出したい。

カーブアウトすると、ガイアックス本体の売上や利益が下がるので、株主からは「本当に得なのか?」と指摘もある。だがしかし、「そもそも事業単位で見て、うまくいくかいかないか」の観点では、カーブアウトしていくことは絶対に間違っていない。事業をやるチーム自身が意思決定権や株式を持ち、自らの責任で日々悩み、そして、事業を進めていく方が、絶対に成功率が高く、そして、結果として、事業の伸びも強い。

新しいビジネスを世の中に出していくと、ガイアックス本体の決算や連結からは外れることになる。しかし、ひとつひとつの事業が大きくなり、結果として大きなインパクトを起こせることは、ガイアックスも含め、皆にとって良い影響があるだろう。

ガイアックスグループというものは、スタートアップスタジオなのだ。大きな事業を創出していくのだ、社会的に大きなインパクトを与える事業を創出せずして、存続に価値なしという認識をもっと持って、だからこそこの変化のタイミングで、邁進をしていきたい。

 

・今後は「業務委託」の働き方が増える

コロナというもので、リモートワークというのが増え、世の中全体で、働き方も大きく変わってきている。そして、ガイアックスでも、僕ら一人一人の働き方は変化していて、今後はさらに変わっていくと思う。

ガイアックスでは、メンバー一人一人の持っているライフワークやライフプランから、一人一人がご自身の好きなように、年間や四半期ごとの目標などを策定し、そして報酬額も、予め、自らで、想定されるアウトプットイメージごとに設定しておくという方法を採用してきた。

そのため、雇用という関係で働いている人であっても、一般的な会社と比べて「業務委託」という関係に近いだろう。グループ全体で、この思考が浸透しているので、思考としては、アウトプット中心の業務委託な関係らしさがある。
これからは、ますます、一部の人だけではなく、特にコアメンバーを中心にほぼ全員が、業務委託な契約に変わっていくことになるだろう。

今日時点で、リモートを含めて働き方も自由なので、世界のどこに住んでもらってもかまわない。副業するのも自由だし、当たり前だがガイアックス側を副業にしてもらうのも自由だし。ガイアックスは、働き方について関与しないことにしている。
今後一人一人との関係が、よりしっかりと業務委託になっていくことで、各種手当などの制度も変わってくるだろう。

業務委託に近づくことで、冷血な関係になるのでは?結果主義の厳しい状況になるのでは?と思うかもしれない。しかし、一人一人の可能性を最大限に活かしていただき、そして、さらにチームやコミュニティでの相互作用で、そういうリスクを大きく超える規模で、どんどん新しい可能性が生まれるはずだ。雇用という箱に入れてしまうことで、その可能性を生み出せない、もしくは、箱に入っちゃって出てこれない方が、遥かにもったいないと感じている。そういう人を見ると本当にもったいない。
皆さんにお持ちの可能性を最大限に発揮してもらい、それをガイアックスは全力で支援し、そのおこぼれをいただくという関係性の方が、世の中に大きなアウトプットを出せるだろう。

 

・会社ではなく世の中との信頼関係をつくる

業務委託が主流になると、会社ではなく、世の中との信頼関係をつくることが重要になる。世の中との信頼関係とは、業界のいろいろなところで、「××と言えば○○さんだよね」というような立場になることだ。

その立場になるためには、ソーシャルメディアを活用し、ソーシャルメディア上でポジションを取ることが今よりももっと大切となる。社内向けの日報を書く時間があるぐらいなら、オープンな場所での情報発信やコミュニケーションやコラボレーションに注力したほうがいい、とも言える。
社会につながればつながるほど、会社に頼るという感覚がなくなり、私という個人という単位で、社会からの責任と使命を感じることになる。
ガイアックスに関わるメンバー一人一人が、会社とも仲良くしてもらいたいのだが、ともかく、社会と直接つながっていくことは、巡り巡って、ガイアックスやグループ全体のメリットや魅力の向上にも繋がるため、このような部分こそを、積極的にサポートしていきたい。
たとえば、ホームページに皆さんの素晴らしいところを紹介することや、各種インタビューを載せることは、おそらく、一人一人が注目され、彼ら彼女らのソーシャルメディアのフォロワーも増え、引き抜かれやすくもなり、結果、社会におけるプレゼンスを増やすことになる。

ガイアックスという環境自身も、皆さんからの信頼だけではなく、世の中からの信頼を得なければならない。

ガイアックスは、オープンでフラットな自律した組織を目指しているし、そして、社外にガイアックスの魅力を伝えるには、皆さんの会社に対する評価を、そのまま世の中に伝えれば良いと考えているので、メンバーの皆さんに回答してもらっている「満足度調査」もオープンにしている。

ソーシャルメディアをやっている会社だからというのもあるが、サービスやものを受け取った時に、その感想をレビューとして世の中にシェアすることは重要なことだ。これは、今の時代を生きるヒトとしての義務である。
近い将来、勤労・納税・教育に続き、義務として日本国憲法にも入ることになるだろう。
インターネット社会なのだから、自分が感じたことをシェアすることで、世の中に「一つの感情」という正しい情報が溢れ、結果、世の中をどんどん効率的にすることができる。

そのため、皆さんがオープンに何でも発言してもらいたい。満足度評価などにも素直に書きたいことを書いてもらいたい。ソーシャルメディア上でも、「ガイアックス」に対して、自由に書いていただきたい。ガイアックス自身がそれを気にするかどうかはわからない。ただ、一人一人の感想のシェアや発言こそが、ガイアックスの雰囲気を世の中に伝えることになり、結果、ガイアックスがあるべき場所に位置できることになる。

 

コロナは、ウイルスとして多くの方の健康面にや、緊急事態の宣言などのせいで多くのビジネスや経済にダメージを与えているとは思う。本当に多くの辛い話や悲しい話を見聞きする。
しかし、ガイアックスという立場としては、少なくとも「変化が多いということ」「社会がオンライン化するということ」「働き方がリモートワーク化するということ」については、ポジティブな事象である、と捉えるべきだ。

そして、もっとスピーディで、もっとオープンな存在になっていくのだ。

 

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手に持った時に心がときめくかどうか

ガイアックスは、フリーフラットオープンにいろいろな働き方を作っていっている。

未来経営会議、という会議を定期的に開催していて、ガイアックスのキーパーソンが集まって、責任感もなくディスカッションをする。
先日の会議の一部抜粋が下記。参加メンバーは、野澤さん、岡田さん、管さん、佐々木さん。サポートに流さん、中津さん。

「責任感なく」が、大切である、という会議ならではの雰囲気である。
こういう会議や、ガイアックスのメンバーの存在のおかげで、刺激の与え合いや、閃きのぶつけ合いが発生し、そして、ガイアックスならではの働き方が作られていく。

 

この月の会議で、僕が気になったポイントは、この2つ!
・手に持った時に心がときめくかどうか。
・有料制のオンラインサロン。

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2019年3月 未来経営会議議事録

■目的
ガイアックスを正しく未来につれていく

■重要な要素
非連続な未来
会議のアウトプットに責任を負わない
※判断を伴う議題については、他の会議などに引き渡す。

■議題:ガイアックスからのタレント輩出について

(野澤)ガイアックスはアントレプレナーシップを重視して起業家輩出を目指している。起業家だけではなく、タレントをもっと輩出して行ってもいいのではないかと思う。古くはマックス村井さん。最近でいうと佐別当さんや石山アンジュさん。そのような社会にインパクトを与えられるタレントが世の中に出ていくことで、ガイアックスのブランドを高められるのかもしれない。例えばナターシャさんのような人。野澤もそうかもしれないが、ある特定の領域でインパクトのある人。起業家に限らずそのような人たちが出てくることでガイアックスの存在感は増すと思う。

(岡田)マックス村井さんは、それで稼ごうとしていたので特殊だが、全事業部長インフルエンサー化計画とした時に、何がゴールなのかとは思った。それで収益化したいわけではないと思うが。

(上田)引き抜かれやすくはなる。ガイアックスの立場としては、そこは諸刃の剣ではある。とはいえ、個人個人のレベルでは、タレントになることは、絶対にリターンは強い。

(岡田)そういう人たちが社内にいることで採用力も上がると思う。

(野澤)イメージしたのは、幻冬社の箕輪さんや元ZOZOの田端さんのようなスターが、ガイアックスにたくさんいる状態。社員個人にとってもメリットがあると思う。例えば野澤を例にとると、自分自身がベンチャー広報の社長や広報PRの専門家として本を出すことで、ベンチャー広報の売り上げに繋がる。また自分たちのようなコンサルにとっては、単価が大事。野澤は広報の専門家として1時間で30万円のコンサルフィーを取っている。その辺のコンサルだと1時間1~2万円だと思う。これがブランディングの効果。そういう形では事業のメリットにもなると思う。
自分の場合はガイアックスという上場企業の役員なのであまり複業できないが、社員はそうではない。
例えば、ナターシャさんが有名になるサポートをして、ナターシャさんがどんどん外からデザインの案件がくるようになれば、彼女のブランドと能力次第では、普通に副業で月100~200万円が入るようになる。そうなるとガイアックスの給与が重要ではなくなり、お金に関係なく好きなことをやってもらえる状態を作れる。一方、他社からの引き抜きなどで退職リスクは高まるので、ガイアックスに継続的に所属するメリットは考えなければならないが。
ガイアックスは今、どんどん社員の平均年齢が上がってきている。それに伴い、平均賃金も当然上がっていく。報酬・賃金と年齢を紐づけないという考え方(年齢に関係なく能力や成果に応じて報酬を支払う)もあるかもしれないが、それもどうなんだという想いもある。ガイアックスに創業の頃から10年以上働いてきてくれていて、それなりの年齢になっていて、仮にその人の能力が高くなかったとして、だからあなたの年収は300万円ね、というのは違うと思う。その時の一つの選択肢として、副業や複業で稼げるようにしていくという考え方はある。ガイアックスの中で活躍できるスキルをつけてもらうのではなく、マーケットで活躍できる力をつけられるように支援していく、というのはひとつのやり方ではないか。つまり、社員がガイアックスの中でしか通用しないスキルではなく、マーケットで通用する力をつけてもらうという方向。

(上田)それはたしかにそうだ。同じような話がシェアリングエコノミー協会でも議論した。シェアリングエコノミー協会でホスト候補者を集めようとしている。協会として、これからホストになりたい人を集めるポジションを取りに行くべき、という話をしている。
それの一環で、企業に紹介を求めるのもいいのではないかと思う。例えば、知り合いの
飲食業の大手企業が、過去、採用を頑張っていて優秀な人を採用している。でも20年経って40代の人が増えてきた。その人たちにずっと店舗の仕事をして貰うのか、という問題がある。かと言って、本社がそんなに大きいわけではない。そこで退職・転職しませんかというのは厳しすぎる。でも副業で個人としての収入の多角化していくのはヘルシーだよね。という話をしている。例えば、一定の資産を持つようになってきたと見なすことができる40代以上という制限をつけてもらってもいいので、企業に副業の紹介をしませんか、という営業をかけていくのもいいのではないかと考えている。少し離れた話をしてしまったが根本的には近いかもしれない。この施策は、当たりそうな気もするが、協会に営業リソースがそこまであるわけでもないので考えているところ。

企業の責任の話だが、働いている人本人にとって重要なのは、昔は雇用を継続できることだった。その後、雇用の継続よりもスキルアップが重要になった。今、重要なのはスキルアップよりも、はるかにブランドがついているかの方が重要になっていると思う。会社の従業員への責任というのは、給与支払いでもなく、雇用継続でもなく、スキルアップできる環境でもなく、ブランディングすることではないかと思う。
その上で、会社側のビジネスモデルについて考えないといけない。

ガイアックスグループの場合、資本というものの活用をしまくっているし、資本についての柔軟性ができてきているので、各関係している事業グループに好き勝手してもらっても、事業を法人化さえすれば、そこに株が入っていることで、成功さえすれば、投資を回収するスキームがきているが、人というものをブランディングするとなると話が違う。ブランディングが進んだ個人は、個人のままで、法人にならないケースも出てくると思う。その場合、株が入っているわけではないので、リターンを確保するスキームもないし、結果的にガイアックスにリターンがなく、見方によっては、誰が投資をしたのか?という話になってくるのかもしれない。ついては、これは、一案だが、「新卒向けの研修は以上です。ここからはエクストラの、本来は、有料の研修やサポートを行う。でも、無料でいいので、いわゆるプロダクション契約をしたい。社員の間は無料だけど、独立したら一部、フィーくださいね。」みたいな方向性はあるのかもしれない。雇用契約とはまた別で。もしもそういう枠組みがあれば、退職することを踏まえても、最後の1日まで、しっかりサポートできる。

(野澤)社員のブランディングがつくと、ガイアックスの力で有名になったとしても辞める人は辞める。それはしょうがないし、それでもいいと思う。そういう人がガイアックスからたくさん出ていくことで、ガイアックスに関わりたいと思ってくれる人は増えてくると思う。

(上田)まぁ、そして、そういうブランドが重要な故に、会社としては、辞めていく人に失礼な対応はできなくなる。

(管)ソーシャル事業部でも、ガンガン起業していく人たち以外にもアピールできるようになってきている。コンサルなので単価にも影響してくる。すごくブランディングは大事だと思う。

(佐々木)ガイアックスメンバーのタレント化と、タレントを外から引っ張ってくるの2パターンがあると思う。自分は社内から育てるのがいいと思う。自分自身もTwitterのフォロワーを増やしていかなければならないなと思っているが、なかなかそれに対する時間を作るのも難しくて悩んでいる。

(管)当然、理想は、育てること。効率がいいのは、発信力のある方を外部から招き入れて、メンバーのことを拡散して貰うこと。例えば今回でいうと、プロフェッショナルのメンバーが1名、ガイアックスに来てくれたことによって、ソーシャル事業部のメンバーのフォロワーは増えた。

(野澤)個人ブランディングの方法として、基本はブログとTwitterだと思う。ガイアックスはソーシャルメディアの会社なのでそこに注力するのは当然で、これまでサボりすぎたのかもしれない。

(上田)昔は、長く働いたら給与が上がるのが当然だった。今でいうとフォロワー手当があってもおかしくないかもしれない。フォロワー人数分、給料上乗せのような。

(野澤)ブログやtwitterでどうやって認知を広げるかも大事だが、大前提として本人が尖った仕事をしていること、仕事で成果を出していることがもっと重要。箕輪さんも田端さんも、単にSNSでの発信が上手というわけではなく、もともと仕事ですごい実績を出しているという点がポイント。

(上田)中小企業のマーケティングの歴史と同じかもしれない。インターネットができる前はみんな普通に事業をやっていた。隣の会社と同じビジネスをやっていた。インターネットが出来て、SEOで勝てないといけなくなった。その結果どんなワードでもいいから一位になることが重要になってきた。つまり、なんでもいいので、小さいマーケットでもいいので、一番にならなければならないことを、そのタイミングでみんな知るようになった。一番になることを追求していくと、自分の好きなことでしか勝てない。今回の個人のブランディングのケースで言うと、ともすると自分の趣味でフォロワーを増やしていく方向性になるかもしれない。

(野澤)自分の好きなこと夢中になれることを見つけるのは重要。マックス村井さんも一番儲かるから始めたわけではないと思う。面白いと思ったから始めたのではないかと思う。
佐別当さんのADDressも昨日今日始めたわけではない。ここ数年、自分で自宅をシェアハウスにし、Nagatacho GRiDを作り、シェアリングエコノミー協会を作った。そしてシェアリングエコノミーの分野で影響力を高めてきた。そのような段階を経てADDressにたどり着いた。佐別当さんはこのような段階を戦略的にやったかどうかはわからないが、少なくとも好きだからやったのは間違いないと思う。

(上田)今、話しているような話は、ほぼほぼ真理だと思う。これが真理であるということに掛けるかというと全力でそちらに掛ける。ただ全メンバーに理解してもらえるかというとわからない。日頃からそのような発信をしていかないといけない。

(野澤)ガイアックスは今でもそれなりにめちゃくちゃな会社(=自由闊達・フリーフラットオープンな会社)だが、さらにそうなる。みんな好きなことを仕事にしている状態。

(上田)たしかにそうしたい。「こんまり流片づけ」があるが、あれは、お片づけする時に一つ一つの荷物を手に取って、これは、心がときめくかどうか、spark joyするかどうか、で残すか、捨てるかを、意思決定するという考え方。私たちも目指す姿は、目の前にある仕事を手に取って、本人の心がときめくかどうか。

(野澤)ときめかなければ、その仕事はしなくていい。そういう仕事しか用意できていない時点で、会社や上司側が問題なのである。

(上田)新人からの「この仕事、ときめかないので、やらないでおきます。」ってセリフが舞うオフィスになっていくわけだ。そもそも振り返ると、創業時から、ガイアックスとして、メンバー1人1人のライフプランを大事にしているが、それが最初のきっかけなんだと思う。

(野澤)組織のあり方ももっと進んでもいいと思う。未来経営会議なので極端な話をするが、ガイアックスは株式会社ではなくオンラインサロンになるのもアリだと思う。ガイアックスグループで仕事したい人は、会社から給料をもらうのではなく、本人が会社にお金を払って参加してくるような。

(岡田)近いところでいうと、あるベンチャー企業では会費を払って手伝ってくれている部隊がいるらしい。

(野澤)ブランディングが最強に効いている状態は、そのような状態だと思う。

(上田)TABICAもボランティアの活用はかなりしていると思うが、マネジメントが難しい。お金を払ってもらうメンバーを集めるのもいいが、まず次のステップはボランティアの活用なのかもしれない。

(野澤)元ライブドアの堀江さんにしろ、キングコング西野さんにしろ、元ZOZO田端さんにしろ、彼らがやっているオンラインサロンはそのようモデルではないか?

(岡田)そこでお金を払ってでも集まる人は優秀なのか、という問題はある。

(上田)優秀な人もボランティアやプロボノをしているケースは多い。どちらかというとお金の支払いが重要なのではなく、「依頼をする」の問題だと思う。よくコミュニティサイトで何をしたらいいかわからなくて、質問掲示板だけは盛り上がるみたいなことがある。「質問をする」と人は返答するものである。優秀な人でも、依頼すれば対応してくれると思う。

(野澤)先ほどの岡田の話に絡めていうと、その人材が優秀なのかどうかも重要だが、それ以上にその人がなぜ働くのも重要だと思う。広報PRの世界でいうと、スタートップが広報を内製するか外注するかという議論がある。内製派の言い分は「広報はその会社のことが大好きじゃないとできない」というもの。自分からすると、どんなに会社やサービスが好きでも広報のスキルがないと仕事では役に立たないし、成果も出せないと思う。岡田のいう通りwhyも大事だとは思う。ただ問題なのは、whyが明確でもスキルがない人ばかりいるのは問題。その人たちに会社がお金を払うなら厳しいが、彼らからお金もらえるなら仕事を手伝ってもらうのもあり。
その際に極めて重要なのは、外の人が面白がって自分がお金を払ってでも参加したいと思うプロジェクトを、ガイアックスが用意できるかどうかだろう。

(上田)たしかに、そういう外部の人が集まらない事業はやらないほうがいいと思う。お金がなくて回っていない事業もあるが。ガイアックスでB Corporationの取得をやるかどうかという議論はあった。B Corporation取得プロジェクトのメンバーを外部に募れば集まりそうではある。

(野澤)20周年パーティも社内のメンバーでやったが、外から運営希望者を公募してもよかったかもしれない。

(上田)ナターシャさんがいろんなイベントもやっているが、Peatixで、参加チケット以外に、ボランティア兼参加チケットを格安で発行していて、外部の人に受付とかをボランティアをやってもらっている。

(野澤)自虐的にいうと、ガイアックスはもともと面白いものを打ち立てて、周囲を巻き込むのは得意。例えばガイアックスは、昔からインターンの活用が上手な会社だが、これは口の悪い人に言わせれば、低報酬でインターンを長時間働かせるのは「やりがい詐欺」。さらに言えば、堀江さんのオンラインサロンだって情報弱者を都合よく働かせる「信者ビジネス」だ、と揶揄されていることだってある。でもビジネスってそのような側面もあるのではないかとも思う。そういう意味でガイアックスのオンラインサロン化というプロジェクトはありえるのかもしれない。

(上田)オンラインサロンといっても、オンラインだけではないということか。メンバーシップ制度という感じで、オフラインや実際の集まる建物があるのかどうかはさておきということか。

(野澤)そういうこと。そして優秀な人にはもちろんお金を払う。両パターンあってもいいと思う。

(上田)基本的なスタンスとしてはオンラインサロンを運営するくらいの世界観ということか。ガイアックスもオンラインサロン化するけど、個々人もブランディングしていこうという形か。

(佐々木)まずは個人のブランド力を上げていったほうが早そう。

(上田)方向感は問題なさそうだが、複数施策を走らせないといけないと思う。

(野澤)今、オフィシャルサイトをブログっぽくやっているがあれは正しいと思う。ただし、まだまだ社員を十分巻き込めていないという点で、今は「仏作って魂入れず」になっていると思うが。

(上田)個人としては、どうしても外部のブログサイトとかに書いてしまったりする。それをガイアックスのオフィシャルサイトに並べるべきなのかどうかを悩むだろうと思う。

(佐々木)それを載せて行く方向でいいと思う。

(上田)社内の世界観はもっとブログで発信していったほうがいいと思う。やりがい詐欺の件とか、ADDressの経営を、外部のプロフェッショナルが手伝ってくれている件とか。この世界観を全社員に知って貰うためには、この世界観を日本全国に発信して行くような活動をするのがいい。

(岡田)多分、税制改革で、社員じゃなくてもストックオプションを発行できるようになって行くと思う。それにいち早く取り組んだ方がいいと思う。

(上田)ガイアックスコミュニティで、そのプロジェクトを手伝ってくれる人の募集を出しても面白いと思う。

(岡田)そのプロジェクト自体のメンバーを募集してしまうということか?

(上田)例えば、ガイアックスからも社員が出るから一緒にやりましょうと。

(佐々木)たしかに、これは本部長会議に上程したい。

(野澤)今の話は、やったほうがいいと思う。

(上田)声かけとか質問が重要だと思う。ガイアックスコミュニティに半ば強引に入ってもらっている中で、今の読むだけのメルマガだけでは面白くないと思う。このような手伝って欲しいというようなお願いが、ガイアックスコミュニティでたくさん流れて行くと面白いと思う。

(野澤)「ガイアックスは株式会社ではなくコミュニティである」という方向に向かわせるのはいいと思う。これは壮大な社会実験。

(上田)あとはこういう環境に全社員が晒されることで、社内から上がってくる事業プランが時流に乗る可能性が高い。佐別当さんのADDressも、佐別当さんが多種多様な人の交差点や最前線に身を置いて受け取っている日頃の刺激ありきだと思う。
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こんまりさん、、手に持った時に心がときめくかどうか。
堀江さん、、有料制のオンラインサロン。

やっぱり、 先達者に学ぶことは多い!

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働き方改革の末路

【A】裁量労働制になっている。
【B】リモートワークを自由にしていい。

この【A】と【B】が、両方、整っている場合は、非常に危険である。
簡単に言うと、出勤が自由なのである。

ガイアックスでは、裁量労働制をできる限り導入している。そして、リモートワークもOKである。会議に始まる瞬間まで、オフィスにいるのかいないのかも分からない。
東京にいる面接中の大学生とも、なぜかよくオンライン会議となる。間違えてオフィスにいらっしゃった大学生が1人でオフィスから、ガイアックスのメンバーにオンライン会議していた。シュールである。

もはや、まったく管理できないし、組織の手触りがなくなってくる。
年一回とかのチームごとの合宿やオフサイトミーティングで、「はじめまして」という挨拶が連発するようになる。

 

【A】裁量労働制になっている。
【B】リモートワークを自由にしていい。
【C】クラウドソーシングを自由に使っていい。活用しまくっている。

クラウドソーシングを使っていい。いいように聞こえるが、実は、従業員としての立場が脅かされる第一歩である。
まぁクラウドソーシングと略しているが、シェアリングエコノミーの各種プラットフォームを使えば、ありとあらゆる業務をソーシングできるのである。

ガイアックスでは、新人でも、ともかくクラウドソーシングもしくは何かしらのシェアリングエコノミーのプラットフォームを利用するように勧めている。誰であっても5万円までの発注は、稟議なしでの発注を可能とした。
「えっ!そんなに自由にクラウドソーシングを使っていいの?細かいお仕事全部頼んじゃお!」
喜ぶのは早い。

もはや、事業運営をしている立場からすると、出社してこない社員も、クラウドソーサーも、もはや違いがなくなってくるのである。
ランサーズでいうところの「#採用やめよう」の世界観である。
もはや、社員の給料のベンチマークとして、クラウドソーサーと比較され、その上で給料が決められていくのである。
働き方改革という名の元に、自由な働き方を社員さんのために、と思わせておいて、真に危機が迫ってくるのは、社員さんの方かもしれないのだ!

 

【A】裁量労働制になっている。
【B】リモートワークを自由にしていい。
【C】クラウドソーシングを自由に使っていい。活用しまくっている。
【D】副業解禁。

普通、副業の解禁を段階的に行っていく会社が多い。たしかにどういう影響が発生するかわからないから、慎重に様子を見ながら解禁していく、というのは、ある意味、正しい動きなのかもしれない。
ただ、もはや、少しでも副業を解禁しはじめた時点で、「賽は投げられた」のである。また、もはや「50歩100歩」なのである。全部、自由に解禁せざるをえなくなるし、もはや、しちゃってもしょうがないかと思うしか無いのだと思う。

ガイアックスはどうなのか?自由である。自由にした、のではなく、もともと、自由。みんな意識してなかった。僕も気がつけば、過去何回か、他の上場企業の社外取締役とかやってたし。昔のCFOの小高さんが、当時、Tokyo Otaku Modeの創業メンバーに入ってマスコミを賑わしていたし。今も、ADDressを起業した佐別当さん、一応、ガイアックス正社員との兼業状態だし。兼業起業家だ!

僕の秘書さんも、気がつけば、ガイアックスの人事と、ガイアックスのグループ会社の管理部と、どこか外の会社の新規事業と3つを兼任している。結果的に、僕の秘書業は抜けつつある状態で、秘書さんではなく、元秘書さんな感じ。

Nagatacho GRiDでイベントとかをしていると、終了確認に、別の部署の若手営業マンがやってきたりする。
「あれ?なんで、君が終了確認してるの?」
「これ、副業で、一回あたりGRiD事業部から5000円もらえるので!」
グループ内にも、副業が飛び交っているのだ。
もはや、1人に対して、1つの部署からお金を支払う、という感じではない。

 

この【A】【B】【C】が揃っているところに、副業を解禁する、ってことは、本当にヤバイ。
もしも僕が社員の立場だとすると、個人として、会社が副業を解禁してくれるのであれば、単純にすごく喜んでしまうのかもしれない。
しかし、それは、会社全体としての深い闇への第一歩なのかもしれないのである。本来、副業解禁日というのは、会社の滅亡カウントダウン開始日として、線香の1つでも上げるべき日だったのかもしれない。
あなたが副業をするかどうかは関係ない。組織が崩壊しはじめるという深い闇への第一歩である。

ある事業の責任者がこう言い出した。
「この開発案件、ひとりで1人月ぐらいだから、ガイアックスグループの仕事出来るエンジニアさん誰か作ってくれないかな。」
「開発事業部に発注するってこと?」
「いや。事業部じゃなくて個人に発注したい。」
「えっ。それマズくない?個人に直接?事業部を通さず?」
「でも、きっとガイアックスグループのエンジニアさんも副業しているかもしれないよ。僕らも日頃からクラウドソーシングというか、副業として受けている人に発注しているかもしれないよ。だったら、もはや、最初から副業でどう?って尋ねるのでいいんじゃない?」
「それって、社内で、『そっちの事業部でこの開発請けたらいくらかかるの?で、君個人で請けたらいくらなの?』って会話をするってこと?」
「そうだね。」
そのうち、客先でも、これ会社で受けるといくらですが、個人で受けるといくらです。とかって言い出しそう。怖い怖い。

ガイアックスグループとして、決して、儲けどころを逸するわけにはいかない。

早く、ガイアックスの周りで個人で仕事を受けている人が、もっと楽に仕事を受けれるように、請求書代行サービスとか、決済代行サービスを始めて手数料を稼いだ方がいいだろう。
それに、個人とかで受けちゃうと、万一、病気とかなったら、クライアントさんに迷惑が掛かっちゃうから、万一用の保険のサービスというか、代理メンバーアサインサービスとかも必要かもしれない。これで儲けるのも手だろう。
周りのメンバーの良し悪しが、すぐに見て分かるように、レビューをまとめて、星4つとかって、HPでアップしていってもいいかもしれない。
より個人が仕事を受注できるように、個人をピックアップして、HPで紹介していったほうがいいのかもしれない。

なるほど、働き方改革って、簡単にいうと、シェアリングエコノミーのことだったんだー。
あー。会社の外と中からシェアリングエコノミーになっていく。
こうやって、世界はシェアリングエコノミーになっていく。

 

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2017年もっとコミュニティじみたモノに

ガイアックスは、創業以来「Empowering the people to connect.」、つまり「脳と脳をつなげる」「人と人をつなげる」を掲げている。インターネットの登場により、テクノロジーの可能性と、僕がやりたかったこと・人生でやるべきことがリンクして生まれたミッションだ。

以来、このミッションに基づき、ソーシャルメディアとシェアリングエコノミー関連の事業を中心に拡大させてきた。

創業当初は、この事業分野の説明として「脳と脳をつなげる」「人と人をつなげる」事業なのです!とだけ言っても誰にも伝わらず、「ソーシャルメディア」や「シェアリングエコノミー」などの便利な単語も、もちろん存在しなかった。
そのため事業を説明するときは、まず、インターネットに2つの機能があることを伝えていた。

ひとつは、インターネットはコミュニケーションツールであるということ。電話や手紙やFAXなどと同じく、1人と1人が個別のメッセージを送り合うことが可能になる。
もうひとつは、メディアであるということ。新聞や雑誌、テレビやラジオなどのように、広く多くの方にメッセージを伝えることができる。

これら2つの機能(コミュニケーションとメディア)が重なり合うのがインターネットのスゴイところです、インターネットを通じて人と人を、脳と脳をつなげていきます、という話をしていた。ガイアックスのやっている事業分野の説明は、本当に難しかった!

当時、無理やり使っていたのは、まだ世に出てきていない「ソーシャルメディア」でも「シェアリングエコノミー」でもなく、「オンラインコミュニティ」という単語であった。人が集まるしなぁ、だから、コミュニティ?みたいな感じで使っていた。

「コミュニティ」というと、ちょっとした田舎でご年配の方々がリアルに集まるというイメージを持たれ、誤解を招きがちだったが、とはいえ、代替案はなかった。

ともかく、創業時からガイアックスはその分野に取り組んでいたのだ。

 

みなさまのご支援のおかげで、現在のガイアックスは、売上50億円を超え、関わってくださるスタッフの方は、1000人規模の会社に育ってきている。
社内SNSや、学校裏サイト対策、企業のSNS活用やコンサルティング、最近ではシェアリングエコノミーなど、ミッションに沿った事業を拡大中である。

そして、事業を拡大していくにつれ改めて思うのが「私たちは、コミュニティ作りをしているのだ」ということである。

昨晩も、「私たちの取り組んでいるシェアリングエコノミーは、マーケットプレイスなのか?コミュニティなのか?」をテーマに深夜まで議論をしていた。

まぁ外からみたら、明らかにマーケットプレイス、つまりサービスの販売なのだが、理念としては「コミュニティ」の方が当てはまる。「サービスの販売」がゴールではなく、ホストもゲストも含めた大きな人間関係を作るのがゴールなのである。長時間に及んだ議論も、「やはりコミュニティだろう」という結論に落ち着き、改めて皆でそのことを確認したのだった。

 

2017年、ガイアックスはオフィスを移転し、働く環境・組織の環境を新しく作り直すというプロジェクトに取り組んでいく。
パソコンや周辺機器などのファシリティ、空調や日差し、空間の広さや座り心地、たしかにこういうのも重要だろう。
しかし、働く環境についてとことん考えていくと、必ずと言っていいほど湧いてくる疑問が「そもそも、なぜ出社しなければならないのか」である。下手をすると、自宅の方が、作業をするには良い環境だったりする。
それでも出社する理由、それは「人は人を求めているから」だと僕は考える。

社内はもちろん、一緒に仕事をするパートナーなども含めた関係者、もっと言えば、これから関係者になるかもしれない潜在的な関係者(つまり、今日の時点でまったく会社や事業に関係のない人)と出会い、いかに交流を深めていくか、が、組織の環境作りとしても重要なテーマだ。

赤の他人も含めた、より多くの人たちと繋がっていくことで、強烈な方向性を共有したゆるやかなグループがうまれ、議論や作業に深みが増していく。そんな「コミュニティ作り」こそが、組織の環境作りなのだと、僕は確信するようになった。

 

2017年、僕は、ガイアックスは、事業としても組織の環境としても、よりコミュニティじみたモノを目指していく。