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アフリカにおけるシンガポールを目指す国、ルワンダ(アフリカ出張報告 #3)

アフリカ出張報告をブログに書いている。
3回目は、ルワンダの話。

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フツ族とツチ族の大虐殺、それによって、人口が激減し、いびつなピラミッドになっている。
大虐殺、、、それを映画にした「ホテルルワンダ」。みなさまはこの映画を見ただろうか。涙なしではとても見れない。そして、そのフツ族の方々とツチ族の方々がいま普通に一緒に住んでいるわけである。ジェノサイド博物館にも立ち寄ったが。静かな空間で、写真や言葉しかないのに、胸を掴まれてしまうような、そして、しんどくて息苦しくなるような空間であった。

フツ族が、多くのツチ族を大虐殺したわけなのだが、目の前にいる親切な方々を見ている限り、正直全く信じられない。人は、ちょっとした行き違いで、きっと、ここまで、残虐になってしまうのだろう。人は、与えられた情報や、パニックな環境で、まともな頭でいられなくなってしまうのだろう。きっと僕もその場にいたら、きっと大虐殺を積極的にやっていたのだろうなぁと思う。過去に怖いことがあったと感じるのだが、それだけでなく、今の自分もきっとそういう怖いことをしてしまうと言うことが、さらに怖さを感じさせる。

ルワンダは、大虐殺の結果人口も少なく、加えて、内陸国で目立つような産業もなく、土地も小さく、資源があるわけでもなく、国として競争力を持つのが非常に難しい。
そのため、現大統領が強いリーダーシップを発揮して、IT立国を目指すべく、特色ある国づくりをされている。
あまりにも何もない国なので、まるで、東洋の奇跡の東南アジアにおけるシンガポールのように、それのアフリカ版になるべく、かなりアグレッシブな国家運営だ。

特色として、たとえばであるが、本当に安全な国である。夜中に平気で外国人の女性が道を歩ける。
本当か嘘かわからないが、警官が盗人を見つけたらその場で射殺できるらしい。野犬がいたら、その場で射殺できるらしい。

幹線道路には、椰子の木のような観葉樹が長々と植えられている。
本当か嘘かわからないが、ルワンダで大規模な国際会議があった際に、その準備として、多くの労働者が、朝から深夜まで、幹線道路沿いの観葉樹をタオルで磨いていたという。

たしかにあのシンガポールもすごい。ITや金融や医療が進んでいるということだけでなく、罰則の多さや罰の重さは半端ない。ガムを捨てたら罰金。麻薬を少しでも保持していれば、死刑とか。普通にすごい。まぁ同じ匂いがする。明るい北朝鮮というか。

皆さんは、よくルワンダにあるドローンの会社が、ユニコーンの価値をつけていると聞いたことがあるだろう。たしかに、ルワンダで現地の医療のために、毎時、何回も、新鮮な血液を飛ばしている。その現場も見てきたが、しっかりとオペレーションされている。
でも、実際は、ルワンダの起業家がユニコーンを作れたわけではない。
シリコンバレーの起業家がシリコンバレーで資金調達しつつ、世界中でもっともドローンの社会実験に乗ってくる国はどこか、自由にドローンを飛ばせるのはどこか、ということを、世界中と交渉して、いわば、いち早く政府として、ほぼ自由にドローンを国土中に飛ばしてもいいよ、と、決断したのが、このルワンダだった、という話なのである。

ルワンダもまた、アフリカにありながら、けっして、普通のアフリカではない。

でも、安全な環境で住みやすく、国のバックアップも含めていろいろな社会実験がしやすく、相対的にIT環境が進んでおり、アフリカのど真ん中にあるので当たり前だが地理的に他のアフリカの国々に非常に近い。
まず最初にサテライト的な意味での進出国としては、ありえるところだということは、重々理解できた。

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