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アフリカ進出についての考察(アフリカ出張報告 #4)

アフリカ出張報告をブログに書いている。
4回目は、さまざまな国を実際に見てきて感じたこと。

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・アフリカに投資をすべきなのかそうでないのか。

今回のアフリカ出張で、南アフリカ、エチオピア、ルワンダと3ヶ国見て回り、そして、それ以外の国の話もいろいろ聞いてきた。
人口が多く、適度に発展途上国という観点で、進出対象の国としては、まぁスタンダードな感じでいけば、ケニア、ナイジェリアだろうということだった。確かにいろいろ話を聞くとそういう感じを受ける。
まぁともかく、国によって全然違うということを理解した、が、とはいえ、日本人としての一つの印象は、東南アジアや南アジアに似ているなぁということだ。
アジアも国によって全然違う。でも、発展しているところは発展している感じだということ、欧米や他の先進国からいろいろ進出してきているということ、でも、この混乱さや、ともかく人口が多いってこと。こんなことを言えば当たり前だが、発展途上国として、アフリカと東南アジアは、よく似ていると思う。

そうなると、日本企業の私たちは、無理にアフリカに進出する意味があるのか、と思ってしまう。これまで、ガイアックスのグループの歴史としては、東南アジアは何パターンかの形で進出し、その時々に活用してきた。
今後も、時差も距離もあるアフリカにわざわざいくのであれば、東南アジアで良いのではないだろうか。
アフリカは、ヨーロッパが地の利もあるし、そこに任せ、また、別の発展途上の地域である南アメリカは、USに任せるのが妥当だと言えよう。

まさか、この僕がアフリカ出張をして、東南アジアをもっと攻めるべきでは、という感想を持つようになるとは思わなかった。

もちろん、このような僕の考えは、間違っているかもしれない。
世界中のビジネス界から、アフリカは最後の楽園とも言われているので、東南アジアとアフリカでは、もっと発展に違いがあるのかもしれない。

まぁたしかにアフリカは、東南アジア以上に、なかなか整理整頓が進んでいない印象がある。言語だけでも、1000以上あるとかないとか。

実際、投資をしているのは、地の利があるヨーロッパの企業だけではなく、中国資本がかなり突っ込んできているし、また、アメリカ企業もある。

アフリカの黒人の方々のメンタリティも違う。
インターネット産業において、欧米のサービスやプラットフォームを、いまは、技術力が届かないので、使うは使うが、過去の植民地時代のことがあるので、絶対にいつか自分たちのもので取り返す、という思いがあったりするのだそうだ。
日本人のむやみやたらなUSサービスへの崇拝とはまた違う。

ここ10年、20年で見て、安定的に成長するのではなく、混乱は、引き続きありそうな匂いである。
私たち、まだ勝ち上がってないベンチャー企業としては、「混乱」は、悪いことではない。そういう意味では、やはりアフリカにはワンチャンあるのかもしれない。

 

・どういう産業に参入余地があるのか?

いろいろなレベルで事業の参入余地はある。
いろいろなサービスのレベルがボロボロすぎて。
どこの分野に参入しても、仕事のできるガイアックスのメンバーであれば、おそらくきっと勝てるだろうとおもう。

普通に仕事ができる若手日本人がいて、今、裸一貫で、もしもビジネスチャンスを探しているのであれば、行くことをオススメしそうだ。
だって普通にやれば、勝てそうだし。
もちろん、マーケットも違うし、勝ち筋も違うし、

もちろん、日本においても、
それなりに仕事ができる若手メンバーとして、東京を離れて、地方都市で、全身全霊で戦えば、地域ナンバーワンになるだろう。
でも、日本の地方都市で勝ったところで、アップサイドが小さい。

その点アフリカは違う。人口が大きい。
人口はパワーだ。
しかも若い人口が多いっていうのは、パワーだ。
中国やインドを見ていると、どうしてもそう感じてしまう。
アフリカのある国が、日本の地方と同じ勝ちやすさで、そして、もしも勝ったとしたら、その国全体が伸びてくるので、アップサイドのチャンスは大きい。
途中で立ち寄ったエチオピアも普通に1.3億人の人口がいて、しかも人口ピラミッドがかなり若者に寄っていて、これからまだまだ人口が増えていきそうだ。

もちろん、アフリカは、国際社会において、一周遅れなので、
まるで、アメリカ国内における「貧困家庭で生まれたら最後、貧困が遺伝し子供たちも貧困から抜けでれない。」かのごとく、もしかしたら、先進国に搾取される立場で、永続的に勝ち上がれないのかもしれない。
そういう悲観シナリオもある。

が、まぁそういうリスクに掛けてこそ、ベンチャーだろう。

 

・どういう事業での進出があり得るのか。

ガイアックスの事業領域は、ソーシャルメディアとシェアリングエコノミーを軸にしている。
一方で、別の側面で見ると、VC事業というか、スタートアップスタジオ事業をやっている。

しかも、アメリカや中国に比べて、2周も3周も劣っている日本というマーケットで、スタートアップスタジオという事業をやっている。

勝てるかもしれないとはいえ、なかなかリアルや現地事情に深く紐づくシェアリングエコノミーのサービスで入り込んで行って、自分たちの資本で事業を作っていけるとは思えない。

交通手段、、まだまだだなぁ、きっと余地はある。
食事環境、、、まだまだだなぁ、きっと余地はある。
がしかし、あまりにローカルすぎる。

でも、
スタートアップスタジオをやるのであれば、同じような周回遅れ気味で、先進国から上手に盗みながら、スキルアップをしていくということで言えば、非常に親和性が高いので、場合によれば、アメリカ勢よりも有利ではなかと思う。現地企業よりも有利ではないかと思う。

 

・人材レベルは高いとはいえない

一流ホテルに泊まっていたわけじゃないので、そのせいかもしれないが、もっと思考力を持ってくれって思う。
僕は、10日ぐらいの旅行であれば、荷物は、ナップサックぐらいにしちゃって、旅先のホテルで、自分の服を持参した石鹸で自分で洗うというタイプだ。

旅程の中で存在するホテルに連泊するタイミングは、貴重である。
1泊だけだと服を洗って乾かせないからである。

僕の泊まった連泊のアフリカのホテルには、幸いなことに扇風機が置いてあった。
朝に服を洗って、服の棚を開け、濡れた服をハンガーに掛けて、別の部屋から扇風機を持ってきて、その棚の中に風が入るようにした。
まぁそのままでも乾くだろうが、これだと完璧に乾くはずだ。

その日の夜、部屋に帰ると、棚の前にある扇風機が止められていた。まぁこれは許そう。
なぜ棚の扉を完全に閉める?
何をどう考えたら、扉を閉めるんだ?
案の定、扉を開けてみても、全く服が乾いていない。
いったい、このシチュエーションで、「扉を閉めておいてしんぜよう。」っていうのは、どんなサービスなんだ?

その他にも、アフリカでは、僕から見ると、すごく真面目に仕事をしてくれているのだが、結果として、仕事をしている風、が多い、と感じた。

ルワンダでイベント会場に入る時、バイクに乗せてもらって会場に着いたのだが、入り口から先にはバイクで入れない。会場の入り口で降ろしてもらって、そこから歩いて入った。歩いて入る際に、まるで空港のように一人ずつ荷物を別に保安検査機器を通し、また、全身スキャナーを通っていく。ちょっと面倒ではあるが、一方で、すごく安心だ。
翌日も同じイベントに参加したのだが、車で入ることになり、やはり車の入り口では、厳重なチェックが。車体の下に爆弾がないのか、ということを警備員が手に持ったミラーで確認したり、トランクルームをチェックしたり。

あれ?運転手や乗客の僕や僕の荷物はチェックしないの?
僕は降りなくていいの?
だとしたら、昨日の歩行客をチェックしているの意味なくない?
えっ、会場のセキュリティ、ゆるゆる?
まぁゆるゆるでもいんだけど、じゃぁあの歩行者のチェックに従事している人の仕事の意味は?
頼むから、車に乗っている僕の体のボディチェックや荷物のチェックをしてくれよ!とつい叫びそうになった。

個人的には、キツイ。本当に、キツイ。
こういうことが1つあるだけで、気になりすぎて、僕の思考力が全部飛んでしまう。

僕のクオリティ・オブ・ライフでもっとも重要なのは、もしかしたら、思考力とか対人感受性に優れている人や、高速にボール回しができる人とかに、囲まれていることなんだろうと思う。
仕事ができる人に囲まれている時の幸せは、何事にも変えられない。
仕事ができる人と話している時は、幸せすぎて、仮にどんな状況でも、笑いが止まらない。

その観点では、事業として、勝てる、勝てない、とか、ビジネスチャンスがある、ない、とか、また、ガイアックスグループとして、アフリカに進出する、しない、とか、ではなく、上田はアフリカには、きっとタッチしなさそう。

 

・ガイアックスの取り組み

ガイアックスグループには、過去フィリピン拠点を立ち上げ、100人規模の組織にしてきた潤さんというどこにでも切り込める天才と、なぜか地理的にも近いヨーロッパで活動している管さんというガイアックスの経営陣の一角がいる。

この二人が、ルワンダのアクセラレーターである250Startupsと交渉の上、今回、提携させていただき、いろいろな起業家を紹介いただけることになった。また、加えて、この二人が、このアクセラレーターに属する多種多様な起業家への定期的なレビューも担当してくれる。

インサイダーになることで、優先的に投資できるし、優先的に投資案件紹介もしてもらえる。加えて、もっと根本的なことであるが、アフリカの理解について、外から見ただけの理解ではなく、より深く理解できることになるだろう。

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