SHARE SUMMITで発表した「SHARING NEIGHBORS」制度

先日、シェアリングエコノミー協会の方で、無事、SHARE SUMMITとSHARING DAY SHIBUYAの2つのイベントを開催することができた。
スポンサーさんの多くのご協力、みなさまのご来場を多数いただき(数週間前には完売御礼!)、3回目として、盛大にできたことは、すごく嬉しく思う。

ただ、運営上での不手際や、いろいろ手が回らないところも多く、また、ご迷惑をお掛けすることもあった。いろいろ申し訳ない。
メンバーのマルチタスクが多すぎる現状を改善しなければならないだろう。
また、現状の協会のチームの構造だと、おそらくストレングスファインダー的にいうと、「未来志向」「着想」「コミュニケーション」とかに寄っていて、まさにそれが強みになっているが、もうちょっと、「慎重さ」「個別化」「規律性」「責任感」「調和性」とかに強いタイプの人に、組織自体の強化をしていかなければならないんだと思う。
がんばっていこう。みなさまからもいろいろご協力ばかり頂いているが、引き続き、お願いしたい。

 

●SHARE SUMMIT 2018

今年のSHARE SUMMITは、「シェアから生まれる新しい社会」というテーマで、Nagatacho GRiDで開催した。時代を先ゆく多くの方に登壇頂いた。
世耕大臣と小泉進次郎さんにも来ていただくということでみなさまにも告知をしていたが、急遽、北海道の地震のご対応とのことで、ご来場頂くのが難しくなった。とはいえ、今後もご支援いただけるとのことで、ありがたいことである。

世の中では民泊などで、シェアリングエコノミーとしていろいろ摩擦が発生している。

今年のSHARE SUMMITの紹介にも記載しているが、
「新たなムーブメントの周りには摩擦が生じるものです。しかし、その摩擦熱の大きさは、未来を動かす影響力の大きさに比例しています。」
というのも事実である。

なので、もっともっと摩擦が大きくないと。
もっともっと摩擦が大きくなるような活動をしていかないと。

サミットに集まってくれている登壇者の方、スポンサーの方、ご来場の方、みなさまきっとシェアリングエコノミーの応援団だと思っている。
もっともっと応援団を大きくしていかなければならない。

シェアリングエコノミー協会では、これまでプラットフォーマーの企業さんを会員さんとして、規模を拡大してきた。もう300社に届く勢いだ。
しかし、今年のサミットでのプレスカンファレンスで発表したことであるが、これからは法人会員だけではなく、シェアリングエコノミーを愛してくださるコンシューマーの方、ホストをされている方、シェアリングエコノミーでいろいろなサービスを提供されている方、こういう個人さん向けの会員制度、「SHARING NEIGHBORS」を開始することにしたのだ。

1万人とか、100万人とか、1億人とか、そういう規模でムーブメントを起こしていかなければならない。

アメリカでは、労働人口の半分は、被雇用者じゃなくて、フリーランス的に仕事をしている。
フリーランスと言っても、ご自身の好きな時間にシェアリングエコノミー、ライドシェアなどで短時間に業務を受けて生計を立てられている方が激増している。
こういう世界観のことを、ギグ・エコノミーと言う。ギグ、、ライブでの短いセッションのことなどを言うが、まさにそういう短期間な、偶然の出会いの組み合わせで、社会が成り立つような時代なのである。
日本にも、そういうような働き方をする個人が増えていくだろう。そういった個人の方々を増やす活動、そういった個人の方々が幸せを感じる社会づくり、そういった個人の方々にお困りごとが発生しないような仕組みづくりをしていかなければならない。

がっつりがっつり攻めながら、ちゃんと守りを高めていく、、、難しい!
でも、こういう仕事に取り組むことこそ、まさにこの世に生まれてきて、やるべきことだ。

 

●SHARING DAY SHIBUYA 2018

SHARE SUMMITでも発表させてもらったが、協会としても、これからは、コンシューマーを巻き込んで行く、という方針。
そのような中で、例年サミット自体は2日間開催させてもらっていたが、今年は1日に短縮し、そして1日はコンシューマー向けのイベントを開催することにした。
それが、SHARING DAY SHIBUYA。
SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2018のプログラムの中に組み込んでもらい、アンジュさんも住んでいる、渋谷CASTの広場で開催した。
シェアリングエコノミー関連の会社さんに、ブースをいくつも出店してもらい、家族連れで、楽しんでもらえるように。立ち寄ってもらえるように。

よしもと芸人さんにも参加いただきつつ、いくつかのパネルディスカッションを開催したが、その中で一番印象に残ったのは、僕自身がファシリテーターをさせていただいたセッション。
まずは、Airbnbの公共部門を担当されていて、協会の幹事も務めてくれてくださっている山本さん。すごく素敵な女性で、幹事さんもやってくれているので安心の存在。
そして、渋谷区の長谷部区長。あのゴミ拾いのNPOグリーンバードを立ち上げられた方である!
加えて、あのラッパーで有名なZEEBRAさん。渋谷区のナイトアンバサダーをされていらっしゃる。
まさに、渋谷区の表のドンと裏のドンの揃い踏み!
それのファシリテーター、、ちょっと胃が痛くなる。

いつもファシリテーターをする時、実際のところ、パネラーの皆様が知り合いの社長さんのケースが多く、あまり準備をしないほうなのだが、今日は、そういう訳にはいかない。
机で、パソコンを広げて、事前に準備を。音楽を聞きながら。
もちろん、聞く音楽は、ZEEBRAさんと、ACOも出ている Dragon AshのGrateful Days。
このPV、ACOがめちゃくちゃかわいい。ACOとか、椎名林檎とか、CHARAとか、Love TambourinesのEllieとか、本当、大好き。まさに僕の信じる神々。
Grateful Days、ACOのメガネ姿でのPV、本当に、僕に幸せを与えてくれる!このPVは、この人生で何度見ただろう。50回ぐらい?100回ぐらい?見ていると、体全部が踊らざるを得なくなる。準備もできず音楽に熱中していく。

ファシリテーターの進め方を考えるにあたって、音楽に熱中している訳にもいかないので、協会事務局の佐別当さんと石山アンジュさんに相談しにいった。
歌って踊れるシェアガール、石山アンジュ。今日も陽気に歌を歌っている。今日は、彼女もGrateful Daysのリズムに乗って、替え歌を歌ってる。
「俺は東京生まれ、HIP HOP育ち、【シェア】してる奴は大体、ともだち。」

アンジュからは、ファシリテーターとして、パネルディスカッションの中で、この歌詞をZEEBRAさんに歌ってもらうように、とのこと。で、「シェアしてる奴は大体、ともだち。」これを流行らせたい、とのこと。
司会がアンジュなら、彼女の力量でノリで持っていけそうだが、僕には無理だ!会場が寒々しい空気になるのが目に見えている。ZEEBRAさんに冷たい目で見られるのが目に見えている。
だいたい、いつもアンジュの指示どおりに動いているのが、今回ばかりは、敬愛するアンジュの指示だとしても、この指示は、受けられない。

そして、結局、全然、ファシリテーターとしての進め方の中身が詰まっていかない。。

そして、実際、はじまってしまったパネルディスカッション。
ZEEBRAさんのナイトアンバサダーとしての活動、Airbnbの渋谷という都会での「ローカルを感じれる体験」、いろいろと興味深いお話をしてくださって、パネル自体は、良い感じになっていく。来場者のみなさんも引き込まれながら聞いてくださっている。

でも、僕の中で一番、面白かったお話は、長谷部区長。
シェアリングエコノミーのパネルなのに、長谷部区長が話し始めたのは、「おとなりサンデー」。
おとなりサンデーとは、毎年6月のある日曜日に、渋谷区で行われるイベントだ。そこら辺がホコ天になったり、道に机とかが設置されて、あとは、近所の人が食べ物を持ってきたり、お酒を持ってきたり、ギターを持ってきて歌ったり、BBQしたり、みんなで大縄跳びしたり、ゴミ拾いをしたり。
もともと、パリの「隣人まつり:La Fete des Voisins」、パリのある小さなアパートで起きた高齢者の孤独死をきっかけに、住人たちが隣人同士の顔の見える関係性をつくろうと、中庭で集まって交流のための食事会を行ったことから始まったものから、ヒントを得ているイベントだそう。
お金のやりとりとかは発生せず、お隣さんたちが集まってきて、ご飯をシェアしたりして、一緒に日曜日を過ごすということ。なんと渋谷区内外で100箇所で開催されたとのこと。

これ、ぜんぜん、シェアリングエコノミーじゃない。プラットフォーマーもいないし、手数料もないし、ビジネスモデルでもないし。
でも、SHARE SUMMITと、SHARING DAY SHIBUYAを通じて気がつけば、「このシェアリングエコノミーではないもの」が、一番、僕の中に印象に残っている。

これこそが、私達が、目指す姿なのだと思う。
交流のない、いつも誰が隣に住んでいるのかわからないような中で、つまり、知り合いではない人たちが集って、一緒にご飯をシェアして食べたり、演奏をしてそれを聞いたり、一緒に遊んだり、みんなで楽しくお酒を飲んだり。
そういう世界観を作らなければならない。
もしかしたら、隣で食べてる人は、元大手企業の社長さんとか、お偉いさんかもしれない。それこそ長谷部区長もそのあたりに住んでいて、一緒に音楽を聞いていることになったりするのかもしれない。
そして、「おとなりサンデー」が、「おとなりエブリディ」になったら、この世の中は、どういう世界になるんだろう。

街中が、きっともっともっと暖かくなるような気がする。
他人と知り合いの区別もつかなくなってくるんだろうな。
偉い人も、有名な人も、日頃接したことの無い人も、みんな、ともだち。
シェアしてる奴は大体、ともだち。

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