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ガイアックスの投資先、Techpit社の紹介です。これからビジネスパーソンであればどなたでもプログラミングスキルが求められる時代、このTechpitのサービスでは、シェアリングエコノミーな形で、たくさんの方が教材をアップし、それをリーズナブルなお値段で学習教材としてご利用いただけるようになっています。この事業を立ち上げた代表の山田さんに、事業の背景や思いをお伺いします。

山田晃平

株式会社テックピット 代表取締役
株式会社テックピットCEO。 学生時代にインドのデリーで働いた後、新卒でGaiaxに入社。入社3ヶ月後にテックピットを創業。「作りながら学べる」プログラミング学習プラットフォーム「Techpit」を作っています。

公式サイト: https://www.techpit.jp/
Twitter: @kohe91

上田祐司

株式会社ガイアックス 代表執行役
ガイアックスでは、「人と人をつなげる」をミッションに、ソーシャルメディアとシェアリングエコノミー事業を展開。また起業家が集うスタートアップスタジオという側面も持ち、社会課題を解決するための事業づくりサポート、投資を行う。シェアリングエコノミー協会代表理事。

公式サイト: https://www.gaiax.co.jp/
Twitter: @yujiyuji

上田

皆さん、こんにちは。
今日はTechpitの山田さんに来てもらって、色々話をお伺いしたいと思います。
山田さん、こんにちは。

山田

こんにちは。

上田

ちなみに山田さんは Gaiaxとはどんな関係なのでしょうか?

山田

僕は、2018年に新卒でGaiaxに入りまして、

自己紹介

山田

スタートアップスタジオに配属されたのですが、そこで色々と、投資先の支援や 自分で事業の立ち上げを検証していて、入って3か月後にTechpit社を創業して、ちょうど1年後に外部から調達する形で、卒業していった者になります。

上田

ちなみに色々と支援をされていた ということなのですが、色々と支援していても大した会社がないから、自分でやった方が良いかなみたいな、 そんな感じですか?

山田

いえ、全くそういう訳ではないですが、 支援していく中でも、自分でもやりたいなという 気持ちが元からあったという感じですね。
全くそういう意図はないです。

上田

もともと学生時代は どんな活動をされていたのですか?

山田

学生時代は、 色々インターンをしていた学生でした。
僕の中の経験として大きかったのが、 大学を休学して、インドに半年、1年位行っていて、現地のインド人エンジニアとも 一緒に働いていたりしていました。

上田

なるほど。では、早速なのですが、いくつかトピックを聞いて行きたいなと思います。
最初に聞きたいのは、Techpitサービスの創業の背景。

Techpitの創業の背景

上田

これはどんな形で創業されたのでしょうか?

山田

創業の背景は、まさにGaiaxに入社してちょうど3か月後位に、このドメインで行こうと判断をしていたのですけど、もともと僕自身の背景としてあったのが、さっきお伝えしたインドに行っていた経験ですね。
日本とインドのテクノロジー教育に対する環境が、全然違うな、というのを感じていて、インドだと、三大エリート職業が 医者か政治家かエンジニアというくらい。
中学の授業選択で、進路のうちどれを選ぶかみたいな、そういうのを決めるみたいな環境で、エンジニアになって人生変えるぞ、 みたいな空気感がすごく強くて、当時、僕が居候していた家があったのですが、そこの小学6年生の少年が、学校から帰ってすぐ 500ページ位あるJavaの教科書を読んで、目を輝かせながら、 エンジニアになって人生成功させるんだ!
みたいなことを言っていて。
そういった環境を見た時に、 まだまだ日本のテクノロジー教育の環境が、盛り上がっていないな、 というのは感じていたのですけど。
そういったタイミングで、プログラミング学習環境のニーズが高まっていたのも すごく感じていて、創業したという形になります。

上田

小学何年生の子ですか?

山田

小学6年生ですね。

上田

ちなみに山田さんは、どれくらいから プログラミングをやっていたのですか?

山田

僕は、ちょうどそのタイミング辺りなので、大学2年生位からプログラミングを学び始めた感じです。

上田

小学6年生と並んで?

山田

そうです、小学6年生と並んでやっていました。 それで、僕のイメージだと、当たり前のようにパソコンでプログラムを打つのかな と思ったのですが、彼は鉛筆でプログラムを書いていて、これ動かしてどうなるの?みたいな世界でした。

上田

なるほど。僕も実は小4から プログラミングをしてるのですが、

山田

そうですか。

上田

何年か前で、インドで小学校6年生が、学校から帰ってきてプログラミングをやっているのは、かなり先進国ですよね? というか、日本はかなり後進国ですよね?

山田

そうですね。全然環境が違うなという感じです。

上田

分かりました。ではTechpitというのが

Techpitってどんなサービス

上田

どんなサービスなのか?というところを、簡単に説明していただきたいなと思います。

山田

僕らがやっているのが、プログラミング学習教材の マーケットプレイスの授業になっています。
今、テクノロジー学習環境というか テクノロジーの進化がすごく激しくて、

山田

これは、アメリカのデロイトの論文でも 出ているのですが、現代のソフトウェアエンジニアは、平均1年に1度 スキルを学び直さなければいけないと言う位、毎年毎年技術が移り変わっているような状況です。

山田

一方で、そういった学習環境に対して、これまでは既存の出版社が そこのマーケットになっていたのですが、本を出すスピード以上に どんどんテクノロジーが進化しているというところで、全然付いていけなくなっているということがあって、僕らはそこの課題を解決していくような サービスになっています。
実際のサービスの例ですが、 特徴としては100種類以上の教材が揃っていて、その中で自分に合った教材を選んで 学習できるようなサービスになっています。
実際に教材を作っている方で言うと、実務でその技術を使っているエンジニアの方で、メガベンチャーで働くエンジニアや、フリーランスで働くエンジニアの方が 教材を作ってくれています。
例えば、Ruby on RailsでInstagram風のSNSを作りながら、MVCのモデルを学ぼう、JavaScriptで決済機能を作りながら 決済システムを学ぼう、など、楽しく学べる教材が多数揃っている様な サービスになります。

山田

ビジネスモデルはすごく簡易的なのですが、基本的には教材作成者と学習者を マッチングするようなシステムで、間で僕らが教材の執筆のサポートをする という様なモデルになっています。
手数料の35%を僕らがもらって、65%を印税のような形で、執筆者さんに還元するようなサービスになっています。
概要としては、ざっくりと以上です。

上田

いわゆるシェアエコ領域でもあるわけですよね?

山田

そうですね。スキルをシェアする。

上田

スキルをシェアする。実際リプレイスするのは、スキルと言うよりも、書籍をリプレイスするぐらいの雰囲気なのですかね?

山田

そうですね。
紙の書籍が、今まで紙のコンテンツを 出していたのですけど、僕らは表面上はもっと eラーニングシステムのようなイメージで、オンラインで学習するシステムを 裏側では著者さんと一緒に作っているような感じです。

上田

なるほど。確かに、僕も小学校の頃は、雑誌を買ってきて、Oh BASICだったかな?
Oh FMだったかよく覚えていないですけど、本を見ながら書き写すという。
学校の授業中、ノートに手で書き、家に帰って打ち込むみたいな、 そういう生活をしていたのですけど、プログラミングをやっていく上では、 本はうざいですよね。

山田

今のお話なのですけど、とはいえ今どうなっているのかと言うと、電子書籍の有料の利用率は、まだ20%と言われていて、8割はまだ上田さんと同じように、左に本を置いて、カタカタとそれを打ち込むみたいな、そういった学習方法を取っていて。
なので、変わらず基本は書籍で、みんな学んでいるみたいな、 そういった状況ではあります。

上田

本がなぜそんなに根強いのですかね?

山田

裏側の出版社の仕組みがあったりします。
電子書籍は出したらいつ売れるかわからない ような状況なんですが、紙の本は一度出したら そこで1000冊まとめて売れるみたいな、ビジネスモデル上の構造があるので、そういった背景で出版社が紙を押しているので、電子コンテンツのクオリティがそこまで高くなくて、結局電子書籍では満足いく学習ができない、みたいな、そういった背景が裏側にはあるという感じですね。

上田

なるほど、分かりました。 それでは、これまでのTechpitと、今後のTechpitについて、という 2つの点で聞いて行きたいのですが、

これまでのTechpit

上田

まず最初は、これまでのTechpit、流れをお話頂ければなと思います。

山田

これまでで言うと、 ちょうどサービスを出して2年位ですね。
色々と検証をして来まして、これまでは基本、作りながら学べるというところを、ユーザー価値と置いていて、実際に手を動かしながら学べるというところを、すごく特化して教材を作ってきたのですが、今後としては、僕らも有難いことに今すごく、まさに紙の書籍を書いていたエンジニアの方や、そういった有名なエンジニアの方もどんどん Techpitで教材を作ってくれるようになってきていて、今までカバーしていた範囲は、手を動かしながら学ぶというところに 特化していたのですが、今後はもっとより広く、 エンジニアの生涯学習を支えるような、サービスとしてどんどん伸ばしていきたいな という感じです。

上田

今でこそサービスが 落ち着いてきていると思うのですが、サービスの立ち上げの時の様子や、スタートアップスタジオに属していらっしゃる、スタードアップスタジオマンだと思うのですけど、その人ならではの、事業立ち上げの仕方の特徴的だったところなどを、少しお話していただきたいのですが。

山田

僕らの立ち上げ方の特徴的な部分としては、サービスを出すタイミングで ユーザーが1000人集まっていたのですけど、その方法は・・・

上田

それはなぜなのですか?

山田

事前にTwitterでユーザーを集める という動きをしていて、ちょうどサービスリリースの1か月前位に、最初はこのサービスを出すという判断を していなかったのですが、そのタイミングで「こういったサービスがあったら 使いたいですか?」というのをTwitterでツイートして、そうしたら1日で1000リツイート 5000いいね位、すごくバズって。
ちょうどそこでGoogleフォームに、「サービスが出たら使いたいですか?」 というのをぶら下げていたのですが、そこに1000人位の会員登録があって、そのタイミングでこのサービス行けるな と判断して、そこから1ヶ月でサービスを作っていった という感じです。

上田

前半で、山田さんが学生時代からインドに行って、いろんな人生体験の結果、 このサービスが良いと思って立ち上げました、みたいな綺麗な話をしていましたけれど、実際はそうやって、サービスにするかどうか分からないようなつぶやきを 5回、10回して、初めて当たったからこれやったみたいな そんな感じなのですか?

山田

そうですね、もちろん両方あります。
最初はプログラミング学習領域で行こう というのは決めていて、一番最初に立ち上げたのは、 Techpitの前身みたいなサービスなのですが、現役のエンジニアにいつでも相談できるというサービスを 最初はやっていて、1時間オンライン通話で、分からないことがあったら質問できるなど、そういったサービスを最初やっていたのですけど、それをやっていく中で、自分でサービスを作りたいけれど、 その時にどうしたらいいか分からない、プログラミングの言語の本を読んで Pythonとはどういうものなのかは分かったけれど、そのPythonでどうやってステムを作ればいいか分からない という声がすごく大きかったので、そのサービスの延長線上で こういったサービスだったらいけるのでは?というのを、最初Twitterで投稿したというのが背景です。
そうしたら、結構反応が良かったので そのまま出して行こうという判断をしたという感じです。

上田

なるほど。カテゴリーは結構山田さんの人生を経て、このカテゴリーでというのは決めていたけれど、実際のソリューションは、ユーザーの反応を見て悪くないなと思って これにしたみたいな?

山田

そうですね。 背景としてやはりインドでの経験というか、インド人のエンジニアと僕も結構触れていたし、そんな人、日本ではあまりいないかなと思っていたので、それでこのドメインは僕がやる必要性はあるな とすごい感じてはいました。
ソリューションとしては どういった形でもいいかなと思いつつ、いろいろ試していたら、このモデルが一番はまりそうというのが見えてきた という感じです。

上田

ちなみに、事前に1000人のフォローが来た時の、当時の山田さんの気持ちはどんな感じだったのですか?

山田

当時は、スマホがアツいなと思って、通知が来ているので、その通知いつ止まるんだろう みたいな感じで見てたのですけど、そうしたら、なんか朝になっていたという感じです。
ボーっとしていたら朝になっていました。

上田

これ俺、天下取ったぞ!みたいな?

山田

そこまではいってないですけれど、 最初は50いいね位で終わるかなみたいな。
自分のフォロワーの中でもいいねが少し多めに付くかな 位の温度感でいたのですけど、そうしたら、すごく跳ねていた感じですね。
当時はフォロワーも300人位だったので、1日でフォロワー数も2000人位まで増えて、有難いなという感じでした。

上田

分かりました。 ちなみに今もTwitterはよくされてるのですか?

山田

今は、僕自身は そんなにツイートしているというよりは、ユーザーの声を拾ってという感じです。

上田

そこから、これはすごいぞと思って始めた結果、やはり凄かったのですか?
それともすごいと言えばすごいけれど、意外にお金払ってくれないじゃないかみたいな?

山田

そうですね、どちらかというと、後者に近いかなという感じですね。
最初は登録してくれたユーザーが、メルマガを出したタイミングで使ってくれたのですけど、そこから実際使ったものの、そのままリピートしてくれるかと言うと、そこのハードルが結構高かったですね。
そこからまた色々と検証をしていく中で、例えば、今サブスクのモデルを始めたのですが、やはりお金を毎回払うのは結構ハードルが高いので、そこの部分を定額で払ってもらって、そこにずっと価値提供するという モデルの検証を今進めていたり、というのは徐々にやっていく中で分かってきた ところであります。

上田

分かりました。
では今後についてお伺いできればと思うのですが、

今後のTechpit

上田

今後はどんなことを念頭に置いて、進めていかれるのですか?

山田

今後はまさに先ほどお伝えした、出版社がこれまでやっていた業務を、いかに僕らが効率化して ユーザー価値を上げらるかというところは、注力していきたいところですね。
実際に今社内にもともと技術評論社で 編集者をやっていた方もメンバーに入っていて、これまでの出版社が どういった業務プロセスを進めていたかというところと、僕らがそれをテクノロジーで、どこまで簡略化できるかというのを検証していたり、後は、ユーザーさん側への価値としても、実際ユーザ体験を上げるための機能を いくつかリリース予定で、そこの価値をさらに高めて行きたいという感じです。

上田

まずマーケット感からなのですが、

山田

はい。

上田

TAMと言うのですかね・・・
Total Addressable Marketですか?
どれぐらいのビジネスサイズ感だと思って やっているのですか?

山田

技術系の出版業界で言うと、だいたい2、300億位のマーケット感という感じです。
一方僕らが見ている範囲だとそこだけではなくて、法人の研修も最近使ってもらっていたりするのですが、そちら側のマーケットも広げていく予定で、そうなると大体1000億位の規模感です。

上田

対象としては、初心者からですか?
それとも初心者の次のフェーズ位から?

山田

今は初心者の次のフェーズを狙っています。
何故かと言うと、そこがより移り変わりの激しい領域というか、技術が凄く移り変わっている領域なので、そこは僕らがオンラインでやる価値が あるかなと思っていて、そこを最注力で今コンテンツを増やしているのですが、中長期的には、まさに出版社が、エンジニアになろうとしている人から、現役のエンジニアからも 愛される書籍を出しているように、僕らも全領域、一生学習し続けるようなところを狙っている、 という感じです。

上田

なるほど。
山田さんも、特に今遅れている日本で、インドなどを見てこの差を埋めるべく、ご自身もエンジニアだと思うのですけれども、エンジニア力を日本中で広めようと、そこにお役に立とうと思って 会社を運営されていると思うのですが、そのお役に立てる未来と、そこまでお役に立てない未来とが 想定できるのですが、

山田

はい。

上田

他のサービスなどがより使い勝手が良くて、利便性が良くてなど、そういうような観点で どこら辺にリスクを感じていますか?
どこら辺が戦いの場になりそうだな、こういうサービスは、正直我々のサービスを包み込んで来そうだなぁ、など。

山田

このマーケットにおける、一番提供すべき価値は、最新で高品質で、実践的な教材を作ることだと思っていて、特にプログラミング初心者向けの書籍や学習サービスは、すごくありふれているのですが、エンジニアとしてずっと活躍し続けるための 情報をキャッチアップする、学習し続けるサービスで言うと、常に新しいものを提供していく必要がありますし、その品質は、ネットで記事も結構あるので、そこの品質の担保もすごく重要ですし、後は、作っている人がすごく重要だと思うのですが、やはり活躍しているエンジニアが その知見を公開することが、一番日本全体のレベルアップに繋がるかな と思っているので、そこがこの事業の肝で、 僕らはそこに注力してやっているという感じです。

上田

ちなみに、シェアエコでもあると思うので、先ほどおっしゃっていましたけれど、現役のエンジニアの方が中心になって、勉強コンテンツを提供されている?

山田

はい、そうですね。

上田

そこが重要?

山田

そうですね。僕らが持っている情報としては、学習者がどういう学習を進めているかというデータや、検索のログも取っているので、学習者がどういったキーワードで検索して どういったニーズがあるのかというところであったり、あとは、どういったコンテンツや、過去、学習者の完了率が高かったのかの データを持っているので、そこを執筆者さんに展開して、執筆者さんはもう現場の知見と言うか、プロのエンジニアなので、その知見をどんどん執筆してもらうというところで、一緒に良いコンテンツを作っていくというところです。

上田

普通に聞けばその執筆者の方も 忙しそうな感じはするのですが、その方が忙しい最中でも、コンテンツが作れるということに関しては、どのようにされていらっしゃるのですか?

山田

そうですね。 カスタマーサクセスに力を入れていて、執筆者さんと綿密にやり取りをしながら、執筆状況を伺っていたりもしますし・・・

上田

その執筆者の方とのサポートチームのことを、カスタマーサポートと言っているのですか?

山田

そうですね。
執筆者さんと常にやり取りをしながらです。

上田

購入される方もカスタマーだけど 執筆してくださる方も、こちらからお金を払ってる立場だけどカスタマーだと、 そういう感じ?

山田

そうですね。 僕らのプラットフォームで書いていただけるだけでも、ありがとうございますという感じです。

上田

実際、そういった方々は、どんな声を発していらっしゃるのですか?

山田

編集のサポートをしてもらえるのは、すごく嬉しいという声は頂いていて、自分でQiitaの記事を書くのとは違って、やっぱり編集者が付いて 一緒にコンテンツを作るというところで、より各コンテンツの質も上がっていますし、そこをすごく価値として感じてくれています。

上田

執筆者の方の収入面はどんな感じなのですか?

山田

収入面は、どこまで公開できるかというところもあるのですが、副業としては結構いい値段になって、印税の値段になっている方もいます。

上田

本だとパーセンテージ小さいですもんね?

山田

そうですね、 紙の書籍より多い方も普通にいますね。

上田

書籍だと何パーセント位なんでしたっけ? 1桁パーセンテージ?

山田

そうですね、書籍だと大体5%位の印税です。
僕らは65%です。

上田

そこは全然違いますよね?

山田

全然違いますね。

上田

確かに、副業として、時間を割かなきゃならないとなると大変ですけど、これは一度時間を割いて物を上げたら、後は勝手にそれが稼いでくれる、 そういう話なんですよね?

山田

そうですね。
書く時も、通常の副業というか、エンジニアで言うと開発の副業だと、毎週固定で時間が使われるみたいな状況なのですが、僕らの場合は隙間時間で執筆することができるので、毎週、固定でシフトがあるというタイプではなくて、隙間時間、自分が気が向いたタイミング、 土日で頑張るなど、そういった進め方もできるのは、副業としてもひとつ、いい副業かなとは思っています。

上田

なるほど。僕は初心者を、少し超えてはいるつもりではあるんですけど、Gaiaxの創業初期は、5人のうち4人が、僕も含めて4人がプログラミングをして、みんなでやっていたのですけど、忙しくて最近触れていないのですが、最近のテクノロジーに、ついていっていないな感を感じる、ビジネスカテゴリーとしての意識はしてるのですが、実際自分が物を作るという感じでは ついていってない感じがあるのですが、そんな僕に「これやると面白いですよ」、「なかなか楽しいですよ」みたいな、 そういうお勧めはありますか?

山田

そうですね。

上田

残念ながら上田さんはレベルが低すぎて 対象外ですというのであればあれですけど・・・

山田

そうですね、 2パターン位あるのかな思っています。
シェアエコ観点で言うと、メルカリ風のCtoCマッチングサービスを作りながら、PHPのフレームワークのLaravelを学ぶ という教材があるので、これはお勧めです。
シェアエコとしてというか、あのCtoCサービスを上田さんも作れるようになるので、お勧めかと思います。

上田

僕は、フレームワークというものがない頃、Perlをかなり書いていたのですが、そんな僕からすると、 その教材は何時間位で終わる感じですか?

山田

大体20時間位やれば終わるかなとは思います。
且つ多分ちょうど相性はいいかなと思っていて、まさにフレームワークの恩恵や、なぜフレームワークが便利なのかみたいなところも、一緒に学べるのでとても良いかなと思います。

上田

僕もそれでTechpitの競合サービスなどを 立ち上げられるのですか?

山田

立ち上げられます。
その可能性はありそうですね。

上田

それがひとつ?

山田

はい、それがひとつです。 あと最近、まだ出ていないのですけれど、増やしていきたいコンテンツとしては、そもそも単純にコードを書くと言うだけではなくて、ビジネスをシステム要件に起こすというのが、やはりエンジニアの醍醐味かなと思っているので、そこの設計の教材や、ビジネスをモデリングしていくような教材も 出て行く予定なので、そのコンテンツはすごくお勧めかなと思っています。
実際に今NoCodeがすごく流行ってはいるのですが、NoCodeツールを使う為にも、そもそもシステムを設計して、それを実現するために、コードを書くかNoCodeで実行するか、みたいなところが一番重要なところなので、そういった設計を学べるような教材も、まだ出てないんですけど、今後お勧めです。

上田

なるほど、それはなかなか楽しそうですね。
最後に、企業Techpit社として、サービスの中身というか、 Techpit社として聞きたいのですが、山田さん自身が社長をやっているわけじゃないですか? 社長業はどうですか?

山田

楽しいです。

上田

事前の想像と違うところはありましたか?
もしくはやってみて初めて感じる事とか?

山田

そうですね・・・
事前の想像と違うところで言うと、単純に色々とやることがあるなというのは すごく感じますね。
最初の初期段階とか、プロダクトを作るというところに すごく専念していたのですが、最近は資金調達の部分であったり採用の部分など、単純にプロダクトを作るところ以外の、業務範囲も広がっているというところがあるので、そこは最初の想像、 最初もちろん想像はしていたのですけれど、意外とプロダクト作りに時間取れないな とすごく感じますね。

上田

楽しいと言っているのはどの辺ですか?

山田

何でも楽しいと言えば、何でも楽しいですね。
基本、未知なる領域・・・
自分がこれまでやって来なかった事は 基本未知の領域なので、そこはすごく何をやっても新しい発見があり、どう攻略していくのかみたいことを考えるのは すごく楽しいです。

上田

最後にビジネスのサービスでも良いですし、会社としてでも、個人としてでも良いですが、将来はこうなるぞみたいな、 そこら辺を最後ひと言頂ければなと。

山田

このTechpitが、エンジニアになる人も、 既にエンジニアの方もそうですし、そういった方を支えていき、インドに勝つ!ところです。

上田

いいですね。今何歳でしたっけ?

山田

26歳です。

上田

26歳、なるほど。Gaiaxも、その前後の年齢に、結構面白い人が多いですよね?

山田

そうですね。
ちょうど同居しているのですが、シェアグリの松坂さん。
同じ代で、今一緒に住んでいます。

上田

資金調達がどうだとか、 そういう話もしている感じ?

山田

そうですね。ちょっとヤバいなみたいな話や、 頑張ろうぜといった話はよくしています。

上田

なるほど、分かりました。
引き続き山田さんには、確かに使い勝手の悪い 書籍なエンジニアの勉強環境から、より使い勝手の良い、そして一線で戦っていらっしゃる、エンジニアの方々から情報を学べて、且つその方々も副収入になるような、そういったプラットフォーム作りを 頑張っていただきたいなと思います。
それでは今日は以上で終わりたいと思います。
どうもありがとうございました。

山田

ありがとうございました。

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