日々を効率的に過ごさなければならない。効率的なスタイルを築き上げなければならない。
しかしながら、世の中には、日々、新しいテクノロジが出てきている。
僕は、いつも、僕の回りの最先端の優れた人達から、そういった新しいテクノロジを教えてもらえる。
いかにこれまでの慣れ親しんだやり方や習慣と違っていたとしても、新しいテクノロジが効率的なのであれば、自分のスタイルを変えなければならない。
この厳しい社会で生き残るためには、本気で仕事をするなら、その心構えは必要だ。
もちろん、これまでの自分の慣れ親しんだやり方や習慣を変更するのは、本当に難しい。
それが小さな習慣であっても、変更するのは難しい。大きな苦痛を感じることになる。
個人であっても、会社であっても同様だ。つい、現状維持を選択してしまう。
そんなのではダメだ。そんなのでは衰退するばかりだ。僕たちは乗り越えなければならない。
僕は苦痛を感じながらも、いつも、それを乗り越えて、自分を変えていっている。
ちょっと古い話だし、皆さんも同じだと思うが、ガラケーとかもそうだ。
Appbankの村井代表から、嫌というほど、数年前にiPhoneの良さを説いてもらった。
当時、僕はガラケーをフル活用していた。
家で携帯のワンセグを掃除機を掛ける時やお風呂の中で見たり、4~5種類の電子マネーを活用したり。
しかもNTTドコモのガラケーを、もう十数年使っていた。
いろいろな特典もあるし、解約をすることなど考えたくはなかった。
しかし、それらを捨てて、当時、iPhoneに乗り越えた。
会社や事業もそうだ。
これまでの事業モデルを捨てて、新しい事業モデルに変えるのは非常に難しい。
たとえば料金プラン一つ取ってもそうだ。
過去のお客様に受け入れられている料金プランを捨てて、これからの増加してくるお客様向けの料金プランにするのは、会社にとって痛みを伴うし、それを進めるメンバーにとっても非常にきつい。
ついつい現状維持を選択してしまう。それでも、それを乗り越える必要がある。
新しいスタイルが明らかに効率的であれば、これまでのスタイルに対して、いかに慣れ親しんでいたとしても、コダワリがあったとしても、それを乗り越えて、移って行かなければならない。
先日、当社の中でも特に仕事ができるメンバーと飲んでいる際に、聞きたくなかった嫌な話を聞いた。
「移動時にキックボード使っているんだけど、かなりいいよ。キックボード。
歩くのって、遅いじゃん。なにしろキックボードは速い。ほぼ自転車ぐらい速い。
時々、自転車に乗っている小学生を抜かしたりすると、ムキになって追いかけてきたりするけど。
まぁ負けないね。渋谷とか坂が多いから、下り坂とか、ビジネスマンが歩いているところ、あっと言う間に抜かしちゃうよ。
しかもたたむとカバンに入るし。時間を有効活用するならマストだね。」
嫌だー。
僕は移動時にキックボードは使いたくないー。
キックボードに乗っている時に知り合いに会ったらとかって、想像もしたくないー。
「とはいえ、実は自分でもまだまだ甘いなって思うことがあって。
さすがにスーツで出勤している時は、キックボードを使っていないんだよね。
いやぁ、でも、良くないな。良くない良くない。こんなんじゃ良くない。ちゃんと変わらなきゃ。
これからは、スーツだからって恥ずかしがらず、そういう時でも、使うことにしよう。」
大変失礼いたしました。嘘つきました。
僕には、効率的だからと言って、慣れ親しんだスタイルを変えるなんてことは無理かもです。