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りんかい線という、通勤ラッシュが、全く発生しない電車に乗って、通勤している。一度、あまりにも空いていて、で、帰宅時にあまりにくつろぎすぎて、イーモバイルのPocket Wifiをポケットから、車内に落としてしまい、深夜に、りんかい線の忘れ物センターに取りに行ったことがある。

 

で、今朝の話であるが、

大崎に到着した際に5~10人が降り始め、僕も降りようと思って席を立つと、電車内の目の前に、手袋が落ちていた。まぁ外は寒いし、車内は温かいので、忘れるのも無理は無い。すかさず、拾って、すぐ目の前のOL風の女性に、手袋を見せつつ「忘れ物では?」と声を掛けた。彼女は、いきなり声を掛けられびっくりされていたが、結論的には、彼女のではない、と。

ということは、きっと、その女性の前の女性のものか、その前の前の女性のものか、そのあたりだろう、と思いつつ。

どうしろと言うのだろう。

多くの人に聞こえるように、「これお忘れになった方いませんか?」と声を張り上げるべきか?

 

そっと拾った手袋を車内に戻しておいた。この電車は、りんかい線と言えど、埼京線接続便で、埼玉の大宮まで行ってしまう。

悲しい。人と人がつながれば、こんなことは発生しないのに。

 

大きな声で独り言のように、「あれ?この手袋、誰か忘れてる!」って言えばいいのだが。やっぱり他人の中に居る、という事が、その声を出せない雰囲気にして僕を囲んでいるのだと思う。

そういえば、過去、電車の中で、そうそう他人と話したことがない。なぜ、ここまで人に囲まれているのに、話すことが無いのだろうか。なぜ誰もが誰もと話をすることがありえないのだろうか。ちなみにタクシーに乗った際には、半分ぐらいの確率で運転手さんと会話をしている。まぁ「僕がお客様だし」という立場を感じて、あまりプレッシャーを感じず話し掛けることができるのだ。

携帯型ゲーム機のCMで、通勤電車の中で、いつも同じ電車に乗っている他人同士で麻雀ゲームか何かをしているシーンがあったが、あのような雰囲気がいいなぁ。

隣に座った人に、「今日は誕生日なのですね、おめでとうございます」と、声を掛けたい。

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