ガイアックスの最初の仕事 – 芸者ショー責任者 環希の足取り-2

みーと芸者の責任者をしている西村です。

働き始めた時は当時、TABICA事業部に入ってたのですが、京都にオフィスがあったんですね、京都に私も住んでたので、最初は関西の京都での仕事をメインにやりつつ、リモートで東京にいる、インバウンドのメンバーとの会議に参加したり、という感じでしたね。
京都にはインバウンドの仕事をやっている人達は、いなかったんですか？
全くいなかったですね。

当時は10人くらいですね。 もう少し少なかったかもしれませんが。

ホストさん=体験を提供する人たちを とにかく増やそうということで、営業に行ってましたね。

文化体験、、例えばつまみ細工を作ってる人や、竹を切って、流しそうめんを流す体験や、田舎で竹林を持っている方のところに行って、TABICAの体験を体験してみませんかって？という、営業をしていましたね。

それは関西のTABICAでのお仕事ですね。
インバウンドの方はどんなお仕事していたかな、、（チームに）入れてもらう時も私がその時に、国際寮に住んでたことだったりとか、あと帰国子女の友達が多かったということで、 通訳（ガイド）を紹介しますよ、みたいな話をしていましたね。
後、日本語で面白そうな体験をピックアップして、英語にするにする、ということをしてました。

実際体験に予約が入るところまでは行かなかった ですけど（口頭とは異なり、体験作成はしてました）、でも、もっぱら会議への参加が多かったですね。
まずは全体像をつかみましょう、みたいなフェーズ。

会議の際に映っている後ろが当時 新しいGRiD（ガイアックスの本社ビル）で、めちゃくちゃかっこいいなと思いましたね。
綺麗なビルでざわざわしていて、 みんなも忙しそうにしていたのが、めちゃくちゃかっこいいなぁって。

京都はマンションの部屋でしたね。
ワンルームで。

結構いましたよ。全体で言うと、20人、30人いたんじゃないかな。
ミーティングにくる人、 仕事に来る人の数によりけりなのですが。
肩寄せあって。寒い！と思いながら。

部屋に対する物の数が少なかったのと、 エアコンもあんまりつけないし。

先輩に営業教えてもらったりしていて。
掛さんがいましたね、その時。
私、掛さんとずっと、関西の仕事をやれって言ってるのに、何でインバウンドの仕事をやるんだ、みたいな事で、バチバチしてた記憶があるんです。

そうです。

新卒1年目でしたね。

はい。後、みんなも多分、何やってるの？（インバウンドなの？TABICA関西 なの？）みたいな感じだったように思います。

もちろんです。
実際は、7割8割は関西の仕事でしたね。
インバウンドの方はほとんど会議だったので。

確かに。でもそこにもすごいなと思いました。
年も変わらない。2、3歳上の人達が、責任者やってるんだ、、という。
私なんて「インターンやってみよう」の 気持ちで来たのに。

やっぱり差は感じてましたよ。
実際に、そんなに実務でガツっと仕事を、どういった仕事の取り組み方をしているのかとか、そこまではわかってなかったですけど、やっぱり責任者に就いているのもすごいし、当時、原田さんと掛さんが ミーティングしてたんですけど、東京の責任者の人と話しててすごいなって。

私は参加してなかったですね。
関西のメンバーでは掛さんと、1人か2人の参加だったと思いますね。

当時は原田さんの事、怖そう、、と思ってました。

結構短かったと思いますよ。1ヶ月弱。

半分くらいは春休み。
学校行きながら、TABICAのインターンしながら、 バイトもしながら。

訪日旅行者がくるようなレストランで働いてて、「侍レストラン」っていうんですけど。
後、祇園のバーと、翻訳の仕事を友だちから受けたり。

割いいですよ。 友達からの直接の紹介なので(仲介料が低い)、

そうですけど、その時は 私自身もあまりコミットしてなかったです、

そうですね。

その後に、いきなり、祇園のバーのバイトが終わった後で、22時か23時ぐらいに、東京の責任者の日比さんから電話がかかってて、折り返したら、「明日、東京来れる？」って言われて。

23時なのに、、 で、明日何時ですか？って聞いたら、「9時に品川で」 えー！それ始発やん！って感じでした。
その時は、プロモーションビデオを撮影するから もし関西に帰った時に、関西の体験で撮影するのに参考になるから。
みたいな感じだったと思いますね。
その時に「上田さん同行の営業もあるから」って 言われたんですけど、私、「上田さんって誰ですか？」って。
「社長やで！！！」って。

社長の名前くらい知っておくべきでした、、

行きました。 私、新幹線も予約したことないし、東京も東京ディズニーランド（千葉ですが） しか行ったことないし、バイト先の芸者のお姉さんに、新幹線の取り方を教えてもらって。

明日東京行かなきゃいけないんですけど、新幹線取ったことなくて、って スマートEXで取ってもらいました。

その時は日比さんの営業回りに、一緒に連れて行ってもらったのと、メンバーと一緒に、仕事させてもらったんですけど。
すごいなと思ったんですよね、日比さんが。

その時は、市の観光課の人達と話をしたり、いくつか企業さんも回ったり。
そういう人達と話ができてる時点で すごいなって思ってましたね。

日比さんはインターンは1、2年してましたっけ。
で、新卒で入ってたので3年目？

上田さんにとってどういうイメージか というのも聞きたいですけど、関西の人って、「東京は好かない」といいつつ 憧れや恐怖を抱いてるじゃないですか。

はい。で、いつか東京に行かないと いけないとわかってるけど、そういうチャンスもなかなかないし、「東京にきた」という事自体が、自分の中で大きなインパクトだったと思いますね。

行きの新幹線は眠くて仕方がなくて、寝てた。

東京は4日間いて。 日比さんのお家に泊まらせてもらっていて。
いろんな話を聞いてましたね。そういえば、 オフィスに松坂颯士さんがいたの覚えてますね。
すごいお兄さんがいるなと。 その時もすごく差を感じました。

彼、まだ学生でしたね。大学4年生で。

営業から帰ってきた感じで、その後、原田さんと喋ってたのかな？

頼りになりそうな人だなって。
まだ学生か。すごいなって。
東京はレベルが違うなあと思って。

で、渡辺 景亮さんにも会いましたね。
みんなすごく見えましたね。

これは東京で経験しないとやばい！ とも感じましたね。
関西にいたらダメだ！っていう。

空気感が違いますね。スピードも。人も違う。

それから、関西に一旦戻るのですが、次は、いきなり石川潤さんから、ミーティングできますか？メッセージが来まして。

2週間だったら、2回だから大丈夫だと思って。 行きますよって。

そうです。

タイで潤さんが仲良くされている、「TakeMeTour」という、旅行系スタートアップがあって。
事業内容は（インバウンドTABICAと）似たような感じ、ツアーをタイに来る外国人の皆さんに提供する、みたいな事業をされていて、タイの会社さんの方が立ち上げも早かったので、ちょっと勉強しておいで、というか。
学べそうな事を持って帰ってきて。という感じ。

最初の提携の部分は入ってますし、それが終われば、もう私に任せるわ！ みたいな感じでしたね。
ほとんどタッチせず。

想像外でしたね。
最初は「インターナショナルな会社なのかな」、と、思ってました。

10人くらいでしたね。
エンジニア合わせるともうちょっといたかな。

そんな事もなかったですよ。 2部屋で、当時の京都オフィスと同じぐらいくらいで。
机並べて、パソコン並んでて、カタカタって感じ。

シンガポールのトップの大学を出ていて、Googleで働いてて、その後(今の会社を)立ち上げた。結構やり手らしい。

ないですね。ありがたかったですね。
タイで一番衝撃だったのが、その社長さんとの機会も良かったんですけど、潤さんからの話だったんですね。これ話していいのかな。

潤さんの英語すごいですよね。分かりやすい。 正直、日本語話してる時より分かりやすい。
ゼロから何かを作り上げるのがすごいです、潤さん。

「喋っておいてー」みたいな感じで タイでも放置されてました。
潤さんが空港に迎えに来てくださって、その後、タクシーで諸々の説明を受けた後に、プレゼンテーション一個作って欲しいと言われて。
人生のマイルストーンがもしあれば それを発表して欲しい。
タイの会社の皆に見てもらう。

ではなくて、 自己紹介代わりのプレゼンテーション。
その後に潤さん自身のマイルストーンについて 話してくださったんですが、フィリピンの立ち上げの話。
社員さんが全員いなくなってしまったこともある という話で。
すごい経験をされたな、と衝撃を受けましたし、それを(乗り越えて)淡々と話す潤さんと、そこから僕は変わったみたい話で。
たくさんの話を聞いて、そんな話を聞くのは私の人生で初めてだったから。
結構衝撃を受けましたね。

隠岐でしたっけ。

そうですね。

いや、全然です。
もうわちゃわちゃしていて、訳わからなくなってました。
訳も分からずタイにいるし。
その前もコミット量的には少なかったですし。
思い返すと、その頃はもう何も分からず、とりあえず目の前にある事をやろうという感じ。

そうです。

潤さんの動きとかを見てて、こういう風に話をまとめるんだ、とか アイデア出しするんだ、みたいな、フレームワーク的なところは 学びはあったかなと思いますね。
結構皆さんは就業時間にきっちり終わってたんですね。
働いてる人はずっと働いていたりするんですが。
仕事が私自身そんなに無かったですし、皆でご飯夜行った後は、結構フリータイムがあったので、なぜかその時、日比さんから貸していただいた、リーンスタートアップやDIPSのの本を読んでました。

必要最低限の服と本と。

言われましたね。
「環希やったらやりそう、よくわからないけど」 って感じ。

ありがとうございました。