ビジョンの必要条件

会社というのは、ステークホルダーのために存在するのではなく、ビジョン達成のために存在するものだと思う。
そのビジョン達成というプロジェクトにステークホルダーが集まってきているのだろう。

そしてビジョンを掲げるにあたっては、どのようなビジョンでも良いのか?というとそうではないと思う。
もちろん、だめだ、ということではないが、僕個人として、このビジョンと心中できると思うものには条件がある。
つまりビジョンにも必要条件があると思っている。

ひとつは、まだ達成されていないこと。
もうひとつは、現時点の価値観で理解できないこと。つまり理解できないこと。

たとえば、「東京<>大阪を3時間で結べる社会を作る」というのはすでに実現しているので、前者の条件から考えると残念ながらあるべきビジョンとしては非適格である。

また「東京<>大阪を2時間で結べる社会を作る」というのも、夢のある話なので悪くはないが、後者の条件から考えて、理解ができるので、僕の求めるビジョンではない。

当時の坂本龍馬の掲げた「カンパニー」という概念や、
当時の松下幸之助が掲げた「水道理論:水のようにただ同然で家電製品を行き渡らせる」という概念が、
その時代において理解されたか?というと難しかったのではないかと思う。

そういう訳の分からないビジョンはまずもって正しいかどうか分からない。
「そういう社会こそがもしかしたら幸せな社会なのでは?」という大きな仮説なだけなのである。
にも関わらず、それをビジョンに掲げるということは、それを実現させてみよう、と思うというわけである。
実現させたところで、単に意味のない社会とか不幸せな社会を作るだけに終わるかもしれないのに、である。
だからこそ面白いことだと思う。やってみようではないかと思える。

脳と脳をつなげる。

今の社会は自分や知り合いを優先している。
赤の他人を自分や知り合いと同等に考えれる社会を作る。
人の脳と脳をつなげて、そもそも自分と他人との違いを分からなくさせる。
自分自身は自分のものではなく、社会の所有物であることを感じれるようにする。